《妹は兄をする》1―溫―『れあう』
兄は私をお風呂場に連れ込んだ。 
私はバスタオル一枚だった。
兄は咄嗟に私の口を手で塞ぐと、私に
「靜かに」と耳元で小聲で囁いた。
室された空間が私を余計に煽らせた。
兄は私を抱き締めると、心臓の鼓を
高鳴らせていた。
きっと兄は母に、私達が不自然だった所を見せたくなかったのかもしれない。
兄が張しているのが近くでじた。
兄は私の口をおさえると、仕切りに扉の方を伺っていた。
母はそんな私達に気がつかずに室にってくると、その中から聲をかけてきた。
私と兄はその時、張がピークに達した。 
母はお風呂場の扉の前で私に話かけた。
私は兄に口をおさえられていて、
返事をする事が出來なかった。
兄は私の顔を見ると、かなり気が転している様子だった。
私は兄にを抱き締められると、急にがパンクしそうだった。
バスタオル一枚の上から兄の溫をじた。
が著すると、もうどうしたらいいのかわからなくなってきた。
私の目の前には大好きなお兄ちゃんがいる。
兄とキスしたい
兄にもっとをれてしい
私は自分の中で沸き上がるが
抑えられず、兄に瞳を潤ませて見つめた。
本當だったらこんなこと思ったらいけないのに、私はそんな事を思ってしまう。
母はお風呂場の扉の前で、私に再び話しかけてきた。
兄はハッとして我に返ると、私に耳元で話しかけてきた。
「梨乃、お母さんに返事をしろ!」
「なんでもいいから早く返事をするんだ!」
兄は相當焦っているのか。私に焦った様な態度で、その事を話してきた。
私は首を頷かせると、兄は私の口から手を離したのだった。 
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