《妹は兄をする》1―放課後の屋上―『彼達の』
それはある日の放課後だった――。
私は親友の繭に連れられて、學校の屋上に2人で向かった。
繭はの相談があると、屋上で私に
話す子だった。
だから屋上で話がしたいと言う時は、
それが彼の合図だった。
私は彼に連れられるままに2人で屋上にあがると、そこで話を始めた。
「梨乃、あのね」
「あたし蓮と昨夜…」
繭は私に話す前から、モジモジして照れていた。
私は彼の話に興味津々になって、
聞き返した。
「蓮一さんと、どうしたの?」
「あの…その…」
「何?」
繭は顔を真っ赤にさせながら私に話した。
「梨乃、誰にも言わないでね!」
「あたしと梨乃の2人だけのだよ!?」
「うん、言わないよ」
「繭は私の一番の親友だよ」
「本當に…?」
「うん」
私は彼と約束をわすと、
話の続きを聞いた。
「昨夜、あたし蓮とキスしたの!」 
「え!?」
「ほ、本當に…!?」
「うん!」
繭は私にその事を話すと、し照れた顔で笑顔をみせた。
「よかったね繭!」
「もしかして、蓮一さんからなの?」
「うん、そうだよ」
「なんか今でも夢見てるみたい!」
彼は嬉しそうにそう答えた。
私は興味津々になりながら、続きを聞いた。 
「ねえ、どうやってキスしたの?」
「えっと…よくわからない」
「蓮がね、いきなりあたしにキスしたいって言ってきたの」
「はじめは冗談だとおもってたんだけど、そしたら蓮があたしに…」
彼は昨夜の出來事を思い出しているのか、顔を真っ赤にさせながら私に話した。
「そうなんだぁ…」
「確かに蓮一さんてカッコいいよね?」
「うん、凄くカッコいいよ!」
彼は私にそう話すと、自分の瞳を
キラキラさせていた。
私は彼のその話を隣で聞きながら、
ちょっと羨ましくじた。
だって私には、絶対手が屆かないモノを
彼は最初に手にしたからだ…――。 
私はそれが羨ましくて仕方なかった。
直ぐに出來る事は、私にとっては
別世界に見えた。
私のは、まるでガラス越しのような
そんなだった。
いつも見えない壁に阻まれて、
先に進めないでいる。 
だから私はガラス越しで兄のことを想って、見つめることしか出來ない。 
簡単に出來ることは、私にとっては
勇気がいることだ。 
兄とキスだなんて、夢の夢でしかない。
私はそんな彼に嫉妬さえもじたのかも知れない…――。 
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