《妹は兄をする》7―放課後の屋上―『彼達の』
私は繭の気持ちに共した。
私達にとって、初めて好きになった人がたまたま「兄」だった。
もし、初めて好きになった人が
お兄ちゃんじゃなかったら
今頃どんな人を好きにいたかはわからない。
それにどんなをしてたかもわからない。
私も繭も初めて好きになったその気持ちを純粋に守りたかったのかも知れない…――。
私と繭は同じ空を見上げながら、自分達の兄のこと思った。
「きっといつか屆くとおもうよ」
「繭…?」
「私がそう言ってるんだから信じなよ!」
「うん…」 
「ありがとう繭」
「たしかに梨乃のお兄ちゃんは、ちょっと鈍だけどね」
「これでおもいが屆かなかったら、あたしが代わりに梨乃のお兄ちゃんをなぐっちゃうかもしれないけど!」
繭はそう話すと悪戯に笑った。
「繭それ、ダメだよ」
「でもちょっとおもいろいかも…」
「でしょ?」
「うん!」
私達はお互いに顔を合わすと、
可笑しそうにそこで笑いあった。
そして、気がつけば夕は夜に変わろうとしていた。
「帰ろうか?」
「うん、そうだね繭」
私達はそこから立ち上がると、一緒に手を繋いで屋上から出て行った。
私はなんでも話せる繭のことを
一番大切な親友だとじていた。
友達は何人作っても、本當に心から話せる親友は一人でいい。
きっと繭も私と同じことをじてるのかも知れない…――。
 
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