《妹は兄をする》9―渇き―『に飢えた獣』

「さあ、リラックスして。ほら私にっていいのよ?」

「っ…」

恭香はそう言って挑発すると、彼の前でブラジャーを外してきた。その瞬間、白いになった。

したを彼の前で見せると、恭香は彼の右手をとって自分のらせた。

白くてやわらかいに、蓮一は息を飲んだ。恭香は彼に自分のらせることで、満足な笑みを浮かべた。

「ウフフッ。どう、私としたくなった?」

「貴方が今っているのは、私のであり。沙織里のでもあるのよ。ここからさきを知りたいと思わない?」

「私が教えてあげるわよ。その先をね――」

そう言って彼は怪しくってきた。

そのは、彼の心とを一層煽った。

蓮一は彼されると、そのまま

黙って口を閉ざした。

恭香は彼のつけている眼鏡を外すと、その顔を覗いてきた。

に瞳を覗かれると、蓮一は瞳を伏せた。

 

「罪悪なんてじなくてもいいのよ。私は貴方を救いたいだけ。そして貴方も救われたいと願ってる。違うかしら?」

「俺は…――」

「ねえ、知ってる?」

における救済は、一番何か?」

「貴方には解るわよね――?」

のその言葉に、蓮一は反らした瞳を見つめ返した。ただ真っ直ぐジッと彼を見つめた。

「ああ、そうれくらいわかってるさ。だから貴が俺を…――」

「ええ、そうよ。貴方を救えるのは私だけ。そして貴方の苦しみを救えるのもね……」

「私を抱いて楽になるの。貴方の中に閉じ込めている獣を解き放つのよ……」

恭香はそう言ってした。蓮一は頭の中でプツリと糸が切れると、一言言い返した。

「――…たが、貴がいけないんだ。もうどうなっても知りませんよ」

そう言って言い返すと恭香は怪しく笑った。その余裕な表に煽られると、の奧がジリジリと燃え出した。

勢いに任せて彼を貪ると、そのまま床に押し倒して2人はそこでを重ねたのだった――。

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