《妹は兄をする》5―妹―『兄達の悩み』

屋上でぼんやりと空を見上げながら、

一人で考え込んでいた。

お晝休みだというのに、食さえもわかなかった。ただ食べかけのパンを片手に、ぼんやりと妹のことを考えた。

パンを一口かじってジュースを飲んで流し込んだ。でも何故かパンがを通らない。それに食もない。

昨日の出來事が原因か……。

そう思うと自然にため息がれた。

最悪だ。

自分は最低だ。

まさか自分の妹に…するなんて――。

昨日の出來事とは、お風呂場での

出來事だった。

お風呂にろうとドアを開けたら、そこに妹がいた。

そして俺は妹の姿を見てしまった。

あれは事故だと片付ければ楽だった。でも、そんな簡単な話ではなかった。

俺は不覚にもあの時、妹のりたいと思った。

それはけしていけないことなのに…俺はあの時、梨乃のれてしまった。

無意識だったから余計に

自分の行に驚いた。

俺はあの時、目の前にいる妹にみとれた。

そして梨乃のりたいと思った途端、気がついたらっていた。

最悪だ。

あんな顔をさせるなんて……。

梨乃は俺にとって大事な妹なのにどうかしている――。

 

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