《double personality》episode1
十六歳、このは便利だ。顔をし隠して繁華街に出れば、正直どんな男でも釣れる。
二年前まではこのが怖かった。発期が近付くのと同時に、自分じゃない自分がの奧から出てくるのだ。
でも今は活かしてやっている。弱者のハンコを押された自分でも有利な立場でいられる。
「ねぇ、オジサン僕と遊ばない?」
突っ立っているだけでいい。近付いてきた奴に聲を掛けると、大の奴は値踏みでもする様にを見て、首に巻き付くチョーカーを見つける。
『DPか...?うつりはしないだろうな?』
グッと眉を寄せたスーツ姿の男に満面の笑みを浮かべる。
「そんなの無いから。オジサンがイヤならあっちのおにーさんうし...」
じゃあ、と言って男から離れようとすると、腕を摑まれて引っ張られた。
『いや、いい。いくらだ?』
「んーオジサン次第じゃない?」
にっこり笑ってそう答えると、向かいのホテルに目を向けた。
「僕、いベッドとか無理だから、高いところ連れてってよ、ね?」
元々、此処らはラブホテルが並ぶ通りで、そう言うつもりの奴しかいない。
目の前の男も例外ではないはずだ。
『ふん、贅沢な奴だな...』
鼻を鳴らして先を歩き出した男の橫に並んで、細い腕を男のゴツゴツとした腕に絡ませた。
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俺達が普通に何気無く生活していた時、突然俺達の世界に謎の建造物が現れた! その名は魔王城! そこには人ではない魔物が住んでいて、その魔物達が人間達を襲い混沌とした日常が訪れる……なんて事にはならずに俺達は何気無く普通の生活を送る。 なにもしてこないなら良いか、俺を含めた皆が安心していた時、俺の身にあんな事が起きるなんて想いもしなかった……。 この物語は俺が魔王に拐われ魔王城や色んな所でドタバタする、そんな話である。 ※ なろう、の作者、麥茶ライスさんがイラストを描いてくれました! 2話にあります、ありがとうございます。 ※表紙は、小説家になろう、の作者、麥茶ライスさんのイラストを使わせて頂いております。 ※この小説は、小説家になろうにも投稿しています。
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俺の隣の席の女子は何故か毎日違う人がくる。 青髪ポニーテール、緋色ショート、金髪ロング×2黒髪の本人 そして月曜になったらまた最初に戻るを繰り返している。なのに誰にも気がつかれていない彼女達 これはそんな彼女達と俺との日常
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