《天界での僕は神様の旦那?》第七話 約束の場所
「著きましたね!」
「なにから手伝おうか」
「今日は、屋臺の番をしてと言われてるので」
「何の屋臺の番なんだ?」
「焼きそばの屋臺ですね」
「これまた、大変なのを頼まれたな」
そう、このクソ暑い日に鉄板を使う焼きそばは本當にキツイのである。まぁ、そのあとはビールと焼きそばをもらえるので今回はいい方だ。
「いらっしゃい!」
「先輩3人分です!」
「了解!」
俺が來た時は、いつもこんなじで屋臺をやり、大人が片付いたら店の店主のおっちゃんを呼んできてそれでおしまい。そんなじで俺たちの祭り仕事は終わった。
「俺らだけで焼きぞばだいぶ売ったな」
「そうですね大30個くらいは売れてましたね」
「まぁ、店の位置的には売れた方だろう」
「周りは人気なものばかりでしたしね」
「これからどうしようか」
「私、実はしたいことがあって」
「何をしたいんだ?」
「実は、この後の花火を観たくて」
「確かにここ、花火だけはすごいしな」
ここの祭りは店はさほどだが、なぜか花火だけはとてもすごい。なんせ、三大花火を四大花火祭りにしたのはなんせここだからな。まぁ、たまたま花火職人がこの街に多くいて、ここの祭りを気にって最近からこうなったんだけど。でも、めちゃくちゃ評判が良くて人がたくさん來るようになった。
「でも、もう場所取りは終わってしまって、座るところ無いから立ち見になるけど大丈夫?」
「いや〜実は、のスポット知ってるんですよ」
「えっ!それって?」
「そうです、あの神社なんですよ」
「でも、あそこからだと神社がまるかぶりじゃ」
「裏側に回っちゃえば問題ありませんよ」
「あっ、そうか」
「わかったなら行きますよ」
俺は、倉瀬の言われるがままに神社の裏へ回ってそこに腰かけた。
「もうすぐですよ」
ドーーン!
花火が始まった、俺は家がこの辺なのもありベランダからこの祭りの花火だけは見ていた。でも、今日の花火は何かいつもとは違う気がした。いつもより綺麗でいつもよりドキドキした、こんなのはいつぶりだろう。
「先輩」
「ん?どうした」
「一度しか言わないからちゃんと聞いてくださいね」
「改まってどうした」
「私…先輩のことが好きです」
「えっ?聞き間違いかな」
「本気です。本當に好きなんです」
「一応、なんでか聞いてもいい?」
「先輩は覚えているかわかりませんが、まだ私が會社にったばかりの頃…」
思い出した、そう言えば確かにこの子の上司は普段はいい人なのだからお酒がるとどうも歯止めが効かなくなる、典型的なアルハラアルコールハラスメント)だったのだ。たしかその時も、倉瀬が絡まれて困ってたから俺が家までなんとか送り屆けたっけ。
「もちろん、それだけじゃありませんが。でも先輩のそういう誰にでも分け隔てなく優しいとこが好きです」
「ほ、ほ、本當に俺でいいのか?」
「もちろんです!」
「えっと。じゃあこれからよろしくね」
「よ、よかったー」
「よかったって、君が俺みたいなのに告白したら斷るわけないだろ?初めてじゃあるまいいし  ハハッ」
「その、実は付き合うのも告白するのも初めてで」
「ほ、本當かい?」
「確かに高校の時は、なぜか男の人から告白されましたけど、好きとかわかんなかったから斷ってたんですよ」
「実は、俺も初めてでどうしようと思ってたんだけど2人共で頑張って行こうか」
「はい!」
その後、俺と恵は初めてながらも、なんとか付き合っていけているという狀況が続いた。
「先輩そろそろ下の名前で呼んでくれないんですか」
「えっ?倉瀬じゃダメか?」
「ダメってわけじゃ無いんですけど、やっぱり下の名前で呼ばれたいです。」
「わかった、ならこうしようお互いに名前で呼び合うようにしよう」
「大賛です!」
「じゃあこれからもよろしくね恵ちゃん」
「ふ〜ん、ちゃんは付けるんですね」
「流石にちゃんづけ無くすと恥ずかしくて読めない気がして」
「まぁいいですけど」
「あれでも待てよ?俺お前に名前教えことないよな」
「はい!苗字は知ってるんですけどね ふふっ」
「そっか、じゃあ改めて! 白弓 浩一です。よろしく」
「こ、浩一…先輩///」
「せ、先輩って」
「いきなりは流石に恥ずかしいですよ」
「ははっ、お互いよろしくな」
そんな會話を社食堂でランチをしながらしていると。
「今日は、祭り參加日です!しっかりいきましょう!」
「あっ!この放送久々に聞いた」
「確かに2年ぶりかな」
「去年と一昨年はたしか、雨でお祭りが無くなってしまったんでしたっけ」
「久しぶりに行ってみるか」
「あ、でも今日は仕事があって遅くなるかもしれません」
「全然いいよ、待ってるから」
「待っててくれるんですか?じゃあ、なるべく早く終わらせます」
「そっかぁ、久しぶりに楽しくなってきたな」
「ですね」
その會話を最後にランチを食べ終わった二人が、自分のデスクに向かって仕事を始めた。
「今日は、とびきり可くしていかなくちゃ///」
「なんか言ったか?」
「いえ何も〜」
「そうか」
この時の、俺はまだ想像できていなかった今年の祭りは自分にとって最悪の祭りになると。
噓つきは戀人のはじまり。
宮內玲(27)は大手老舗菓子メーカー シュクレでコンサルティングを請け負っている。 戀人のロバートとオーストラリアに住んでいたが、一年限定で仕事をするために日本に帰國していた。 そんな時、偶々シュクレと取引のある會社の代表である九條梓に聲をかけられる。 「やっと見つけた」 実は梓と玲は五年前に出逢っていた。 公園で倒れていた梓を、玲が救急車を呼んで病院に付き添った。 だが、翌日病院に電話をした玲は彼が亡くなったことを知る。 「まさか偽名を名乗られるとは」 玲にとって梓は忘れもしない、忘れられるわけがない人だった。 當時のことをひどく後悔していた玲は、梓から事の真相を聞き、生きていたことに喜んだのも束の間。 __________俺がもらってやるよ _________薔薇の花束、持ってきてくれるなら 「約束通りきみを貰いにきた。忘れたとは言わせないから」 かつての約束を反故にされて現在進行形で戀人がいる玲に梓は迫る。
8 90同期の御曹司様は浮気がお嫌い
付き合っている戀人がいきなり他の女と結婚して、相手が妊娠したと告げられた。 真面目に付き合っていたはずなのに不倫扱いされて會社に居場所がなくなり、ボロボロになった私を助けてくれたのは同期入社の御曹司様。 「君が辛そうなのは見ていられない。俺が守るから、そばで笑ってほしい」 強引に同居が始まって甘やかされています。 ◇◆人生ボロボロOL × 財閥御曹司◆◇ 甘い生活に突然元カレ不倫男が現れて心が亂される生活に逆戻り。 「俺と浮気して。二番目の男でもいいから君が欲しい」
8 165Waving Life ~波瀾萬丈の日常~
※題名を変更しました。 主人公、蔭山 剣也(かげやま けんや)が多くのヒロインと引き起こす、波亂萬丈の青春ラブコメディー。 岸川 蘭華(きしかわ らんか)は、いつも一緒に遊んでいた幼馴染。 皆田 絵里(みなだ えり)は、実は小學校時代に不良の自分を救ってくれた恩人。 そんな2人から入學して僅かの間に告白される。 そして更に、蘭華は留學することになり更なる問題に直面する。 その他沢山の問題にぶつかっても挫けずに頑張る主人公やヒロイン達に注目! 多くのヒロインと関わることで、主人公の感情は変化していく! 戀愛もの好き必見‼︎ ジャンル別日間最高19位、週間65位の作品です。
8 197この美少女達俺の妻らしいけど記憶に無いんだが⋯⋯
「師匠! エルと結婚してください!」 「湊君⋯⋯わ、わわ私を! つつ妻にしてくれない⋯⋯か?」 「湊⋯⋯私は貴方が好き。私と結婚してください」 入學して二週間、高等部一年C組己龍 湊は三人の少女から強烈なアプローチを受けていた。 左の少女は、シルクのような滑らかな黒髪を背中の真ん中ほどまで下げ、前髪を眉毛の上辺りで切り揃えた幼さの殘る無邪気そうな顔、つぶらな瞳をこちらに向けている。 右の少女は、水面に少しの紫を垂らしたかのように淡く儚い淡藤色の髪を肩程の長さに揃え、普段はあまり変化のない整った顔も他の二人の様に真っ赤に染まっている。 真ん中の少女は、太陽の光で煌めく黃金色の髪には全體的に緩やかなウェーブがかかり幻想的で、キリッとした表情も今は何処と無く不安げで可愛らしい。 そんな世の中の男性諸君が聞いたら飛んで庭駆け回るであろう程に幸せな筈なのだが──。 (なんでこんな事になってんだよ⋯⋯) 湊は高鳴ってしまう胸を押さえ、選ぶ事の出來ない難問にため息を一つつくのであった。 十年前、世界各地に突如現れた神からの挑戦狀、浮遊塔の攻略、それを目標に創立された第二空中塔アムラト育成機関、シャガルト學園。 塔を攻略するには、結婚する事での様々な能力の解放、強化が基本である。 そんな學園に高等部から入學した湊はどんな生活を送っていくのか。 強力な異能に、少し殘念なデメリットを兼ね備えた選ばれたアムラト達、そんな彼らはアムラトの、いや人類の目標とも言える塔攻略を目指す。 一癖も二癖もある美少女達に振り回されっぱなしの主人公の物語。
8 103自稱空気の読める令嬢は義兄の溺愛を全力で受け流す(電子書籍化進行中)
ただいま、電子書籍化進行中です。 加筆修正をして、ラストや途中エピソードなど、少し違う話になっていきます。 なろう版はなろう版で完結まで走りぬきますので、どうぞよろしくお願い致します。 「空気を読める女になりなさい」という祖母の教えを守って生きる令嬢チェルシー。祖母も両親も亡くなり天涯孤獨となった途端、遠い親戚だという男爵一家が現れて家を乗っ取られ、名前さえ奪われてしまう。孤児院に逃げたチェルシーの前に現れたのは、真の親戚だった。 優しい義両親につれられて向かった伯爵家で待っていたのは思春期を迎えた義兄。最初に冷たくされて空気を読んだチェルシーは、彼とはなるべくかかわらないように頑張ろうとするが、何故か婚約してしまい……? 「怪我をしたのか? 治療を……」 「あ、大丈夫です!」 「學園で苛められていると聞いた。俺がなんとかして……」 「大丈夫ですよ~」 「男共に付け狙われているようだな、俺が……」 「大・丈・夫、ですよーーーっ!!」 「聞けよ!兄の話を!!」 「大丈夫です!安心してください!ご迷惑はかけませんので!」 思春期を終えた義兄の溺愛をぶっちぎって、空気を読む令嬢は強かに生きていく! いつものコメディです。 軽い気持ちでお読みください。
8 161戀した魔法少女~生まれ変わった魔法少女が、15年ぶりに仲間と再會する~
「あの時死んだ魔法使い、佐倉町子は私だよ!」 二〇世紀も殘り僅かとなった時代。 大魔女から力を授かり、魔法使いになった五人の少年少女が居た。 最初こそテレビのヒーローのように、敵を倒して意気揚々としていたが、楽しいことばかりは続かない。 ある日、魔法少女の一人・町子は、不可解な行動をする仲間を追って戦闘になり、この世を去る。その魂が蘇った15年後の世界で、彼女は仲間だった魔法使い達に再會して-ー。 仲間との年齢差・約16歳の、記憶と戀が求める未來は? ※過去に新人賞用で書いていたものです。以前カクヨムにアップしていました。 完結済み作品なので、毎日更新していけたらと思っています。 よろしくお願いします。
8 57