《ロリっ娘子高生の癖は直せるのか》【堂庭家の日常】ロリっ娘ロリコンJK × ロリっ娘無表JK
誰よりもをし、そして誰よりも自分のロリボディに誇りを持っている私、堂庭どうにわ瑛えみはリビングのソファーに落ち著かない様子で座っていた。
今日は私の家にお友達が遊びに來る。それだけなら別に張する事は無いけど、今日來る友達は初めて私の家を訪れるのだ。あと凄く可いから會うだけでもドキドキしちゃうんだよね……。
名前は沖倉おきくら桜雪さゆきっていう子で、二週間くらい前にショッピングモールで初めて會った。そしてひょんな事からお互いに意気投合して仲良くなったのだ。
そわそわしながら待っていると、口の門からの呼び出し音が鳴った。約束の時間の數分前に桜雪ちゃんはやって來た。
今はこの家に私しかいないから急いで迎えに行かなくちゃ。インターホンを作して門を開けてから私は家の外に飛び出した。
◆
「やっほー、サユちゃん!」
口で待っているに聲を掛ける。
桜雪ちゃん――私はサユちゃんって呼んでるけど、彼の見た目はなんと小學生のようにいのだ。でも年齢はあたしより一つ年下なだけ。つまり私と同じロリっ娘ちゃんって事。
まあそれが仲良くなったきっかけになるんだけど、他にも驚くほど真っ白なや銀髪のボブカット、深紅の瞳が可くて……。彼に興味を持ってしまったのだ。もちろん大好きな晴流には負けるけどね。
「こんにちは、瑛」
「うん、こんにちは! どう? ここまで迷わず來れた?」
私の質問にサユちゃんは無言で縦に頷いた。
彼はとにかく落ち著いている。きっとそういう格なのだろうけど表は顔に出てこないし、あたしが見る限りだとほとんど真顔なのだ。まるでクールビューティってじ。に興する私とは正反対だ。
そんなサユちゃんは辺りをぐるりと見回した後、口を開いた。
「……瑛って本當にお金持ちだったんだね」
「え? うん…………まさか疑ってたの!?」
またしても無言で頷くサユちゃん。でもそれもそうか。家が洋館だとか専屬メイドがいるとかリムジンで通學したこともあるとか言われても普通は信じないよね。
「全然お嬢様っぽく見えなかったから噓だと思ってた」
「あはは……。やっぱあたしには気品が無いのかな」
別にお金持ちに見えなくても構わないけど。寧ろ皆と同じ庶民に見えた方が気まずい垣も無くなるし、私としては嬉しいんだよね。
「サユちゃん、今日は一杯遊ぼうね!」
「うん」
今までの遊び相手はいつも晴流だったから、たまにはこういう日があってもいいよね。
自分で自分を納得させながら、私はサユちゃんを連れて家の中にった。
◆
「凄い広い……」
私の部屋を見たサユちゃんは驚きの聲をらしていた。
「そんな事ないよ。妹の部屋の方が広いし」
「瑛、妹いたんだ」
「うん、歳はサユちゃんと同じだよ。でも長はあたし達より高いからいつも姉と妹を間違えられちゃうんだよね」
く見えるのは嬉しいけど、桜の妹って思われるのは嫌だったりするのだ。やっぱり私の方がお姉ちゃんだし、なんというか……プライドが許さないのである。
「若く見えるのは良い事。あまり気にしない方がいいと思う」
「うん、その辺は全然気にしてないから大丈夫。それに、ロリについて々勉強してるし」
「勉強……?」
きょとんと首を傾げるサユちゃん。
勉強と言っても専門書とか論文の……とかそんな堅苦しいモノでは無い。私の勉強道は自分の部屋にだけ保管してあるのだ。
「サユちゃん、ゲームが好きって言ってたよね?」
「うん。大得意」
サユちゃんはしだけ誇らしげな表を浮かべた。
聞いた話によると彼はただのゲーム好きな子では無く『オールランドゲーマーズ』と呼ばれるゲーム大會の上位選手として活躍しているらしい。界隈で通じる二つ名も持っているらしく、とにかく凄い実力を持っているとのこと。
だから……私は一緒に遊んでみたいと思ったのだ。
「あたしのお気にりのゲームをサユちゃんにやってもらいたいんだけど、いいかな?」
「もちろん!」
よし、快諾してくれたね。
私はクローゼットを開けて綺麗に整頓されているパッケージの中から一つを取り出す。
サユちゃんはゲームが得意。でもきっと全てのゲームが得意ではないはずだ。
もっとも、あたしの好きな(ロリ)シミュレーション系なんて……。
「はいこれ!『その葉っぱにくちづけを』って作品なんだけど、所謂おねロリ系なんだよね。あ、でもこれは全年齢版だから大丈夫だよ」
「うん……」
想定外のジャンルに驚いたのか、サユちゃんは若干困しているように見えた。引かれては……いないと思う。
「勝ち負けは無いゲームだけど良いお話だし、あたしは好きなんだ〜。でもつまんないと思ったらすぐに止めていいからね?」
「分かった。とりあえずやってみる」
彼の返事を聞いてから、私は手馴れた作でパッケージからディスクを取り出し準備を始めた。
結果としてはサユちゃんは楽しんでくれていたようだった。
選択肢でルート分岐する所では橫髪をいじりながら悩んでいたけれど、彼の集中力は凄まじいと思った。
私も一つの事に対してそれだけ集中できたら……。もっと早く晴流と近付けたのかもしれない。
◆
「次は私のターン」
一頻りロリゲームを堪能した後。
サユちゃんは待ってましたと言わんばかりにバッグからあるモノを取り出していた。
「トランプ……?」
「うん。これなら瑛も出來るはず」
ゲーマーだから格闘系やシューティングゲームで遊ぶのだろうと予想付けていたが、まさかのド定番が出てきた。でもトランプなら誰でも楽しめると思うしサユちゃんなりの配慮もあったのかもしれない。
しかし……。私はトランプで遊んだ事がほとんど無かった。多くの人は修學旅行等で友達とワイワイ遊ぶと思うけれど、小學校、中學校と通ってきた鶴岡學園には「ごきげんよう」と挨拶する本のお嬢様しか居なかったしカードゲームの存在自を知らないような連中ばかりだったから遊ぶ機會なんて全く無かったのだ。
「ごめんサユちゃん……。あたしトランプの遊び方全然知らないけど……」
「じゃあ……ポーカーは知らない?」
「カジノでお父さんが遊んでたのは知ってるけど……ルールは知らないな」
「流石お金持ち。ならブラックジャックは?」
「知らない」
「大富豪は?」
「分からない……」
「七並べ」
「ごめん、分からない」
ここまで自分の無知ぶりを曬すと流石に落ち込みそうになるな。大丈夫だと思っていたけれど、まだまだ庶民にはりきれていないみたい。
「……ばば抜き」
「あ、それなら分かるかも」
ところが最後にサユちゃんが捻り出した言葉は私の記憶に存在するモノだった。
確か相手のカードを引いて二枚揃えば場に捨てて、最後までジョーカーが殘った人が負けなんだよね。かなり昔に桜と遊んだ事があるから、ルールは微かに覚えている。
「じゃあ早速やってみよう」
「うん!」
サユちゃんが手に持っているトランプを切り始める。そして二等分にカードが配られ、対戦は始まった。
◆
「ぐぬぬぅ……」
數分後。手元のカードは私が一枚、サユちゃんは二枚となっていた。
何回かジョーカーがお互いを行き來していたけれど、今はサユちゃんの手の中にある。
つまりこの狀況。私が二枚の中からジョーカーではない方を引けば勝ちということだ。
立場的には有利だけど、ここでミスをしてしまうと形勢は逆転してしまう。
――さあ、どっちがジョーカーだ!?
左右に並べられたカードを見比べる。しかしサユちゃんの表は微だにしない。これじゃあどっちか分からないよ……。
結局、手掛かりとなるヒントは得られなかったので私は直で右のカードを選んだ。
引いたのは――――ジョーカーだった。
「あぁもう、なんでなの!」
「ふふ、瑛は読みが足りない」
ニコリと口だけで笑うサユちゃん。実に楽しそう。私は必死なのに……。
「むぅ……。じゃあサユちゃん、選んでね」
「ふふふ。ハズレはどっちだろう」
そう言いつつもサユちゃんの表に焦りは見られない。恐らく勝利を確信しているのだろう。ちょっぴりムカつく。
「……」
「…………」
無言でお互いの読み合いが始まった。サユちゃんは私が持つ二枚のカードと私の顔を互に見比べている。
――そっちはジョーカーだ。……あ、そっちは引かないで……!
「こっち」
「あぁ!」
サユちゃんは見事數字が描かれたカードを引いた。そして手持ちのカードはゼロ枚となり試合終了。私の完敗だった。
「瑛、気持ちが顔に出すぎてる。ばば抜きは相手に悟られないような顔をしてないと駄目」
「そ、それくらい分かってるわよぉ!」
私は言うまでもなくポーカーフェイスが苦手だ。何を考えているかさっぱり分からないサユちゃんが羨ましいよ。
「……でも瑛のそういう素直な所は良いと思う。別に欠點じゃないと思うし」
「え、本當?」
何故か褒められている。でも確かに素直なのも良いのかも。ロリっぽさもあるもんね!
「噓は言ってない。だからもう一戦してみよう。瑛の素直さをまた見たい」
「ちょっ、それ軽く馬鹿にしてない!?」
結局それから三戦したけど、私が勝つことは無かった。
無表のサユちゃん、強すぎ。
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