カーテンから覗くので、目が開く。

あれほど熱くて重かったは元に戻っていてむしろ軽い方だった。

ベットから起き上がりぐーっとをばす。

トンっと足元に何かが降りる。それはしなやかなのノアだ。

｢おはよう｣

｢おはよう。はどう？｣

｢大丈夫、調子がいいわね｣

スルッと足に甘えてくる。頭を軽くでてお風呂に向かった。

服をぎシャワーを浴びる。するとノアもってくる。

｢ノアはお風呂嫌いじゃないの？｣

｢うん、リアとるのが好き｣

｢…そう｣

を洗ってあげる。洗い終わって自分のを洗おうとしたら後ろから私のでは無い手がびてきた。

｢きゃっ…ノアか｣

いつの間にか人間の姿になった彼は私の背中にひっついている。

ふと、考えた。

(あれ？これってアリなの？だって5歳…とは言え霊だし。いやでも私は貴族…あれ？昨日一緒にっちゃったし…ていうか子供同士ならアリ？セーフか？これはセーフか？？いやでも別違うし…もちろんノアは男の子。だからね？ほら、あのね？んー。まぁ、いっか。)

悩んだがバレなきゃいいでしょ論で行こうと思う。見た目5歳くらいの子供同士、あるいは兄妹ぽいのが一緒にお風呂にっている仲睦まじい景だ。

｢を洗ってくれるの？｣

｢うん、お返し｣

そう言って優しい手つきでゴシゴシする。その後石鹸を落として湯船にった。

じんわり暖かくて気持ちがいい。

ノアはというと人間の姿のまま私の後ろに座ってる。私は彼の足の間にり彼に持たれている形。

いやー子供って小さくていいわぁ。

そんなことしか思わず危機がまるでない。

｢これは、本當に守らないと。襲われてもしょうがない…｣

そんなノアの獨り言は私の耳には屆かなかった。

私の肩に顔を乗せてくる。

｢いつもリアは何してるの？｣

｢そうね、朝は起きたらこうやってお風呂にるのが最近の日課よ。この後、支度して朝食を食べて家庭教師の先生が來るから授業と今日はダンスレッスンかしら。そのあと晝食で、済んだらピアノよ。｣

｢ぴあの？｣

｢えっと…私の趣味ね。｣

説明できない。なんというか…音楽というもの自知ってるか分からないし、楽とかも…

見せて説明した方が早いだろう。

すると、ノアは肩に乗せていた顔をグリグリとりつけてくる。

｢ふふ、どうしたの？｣

｢……俺との時間がない｣

拗ねたように告げる彼に、思わずキュンとしてしまった。

｢ピアノの時間はあなたと一緒よ。まぁ、構うのはピアノだけれど。その後なら空いてるわ｣

｢…わかった。それまで我慢して待ってる｣

｢うん、いい子に待っててね｣