《五つの世界の神になる!?》1章ー10.二龍討伐と魔王…(後)
ツンツン…ツンツン……ゲシッ!
「…っう!いってぇ…誰だよ」
「主!やっと起きてくれまちたね!」
「ブラッデか…主を蹴るなよ…」
「だってあれから起きてくれなくて土竜と青龍のワイバーンがわんさか向かってきたんでちゅよ…」
周りを見てみると周りにはワイバーンの死がゴロゴロ転がっていた…
「どんぐらい倒れた?」
「そうでちゅね…三時間くらいでちゅかね…」
「そうか…技の反で倒れたんだと思うごめんな…よし、ルルも心配してるだろうしそろそろ戻るか」
「そうでちゅね…」
僕はブラッデにそう言い、ワイバーンをステラボックスに全てれた…
「ふぅ…本當にわんさかだったんだね…」
「はい…クタクタです」
「僕も同…」
僕がそう言うとブラッデは大きくなり手を僕の前に下げた…
「乗ってください主」
「乗せていってくれるの?」
「はい、主も起きたばっかですから気になさらずに」
「じゃあ乗せてもらうよ…」
ズシッズシッズシッ…
「ブラッデ後どのくらいでつく?」
「はい、あとそうですね…1、2時間くらいですね」
「やっぱり俺以外攜帯とか連絡手段ないと不便だな…」
「そのケイタイとかいうものは知りませんが連絡手段はある事にはあります」
「本當!どんなやつなの?」
「チャカルという植の葉っぱです」
「葉っぱなんかで話せるの?」
「はい、正解にはその葉っぱを溶して念話するのです…主と私の念話できるのも主と私の間でこの腕の魔法陣が溶になっているからですから」
「念話ってそんなじで出來てたんだ…」
「はい…」
「まぁ分かったけどそのチャカルっていう植は何処に生えているの?」
「それが…海を渡った大陸のノーランという國の山に生えています」
「じゃあこのあと行ってみよっか!」
「どうやって行くんです?」
「あ…」
「しかもチャカルが生えている山にはケンタウルフと石や鉱石で出來た魔が出るって噂ですし…」
(石や鉱石で出來た魔…僕の予想が合ってるならゴーレムだな…ゴーレムなんてくて手強いイメージだからルルのバトルコーラックとか言う奴にはには持ってこいじゃないか?)
「まぁすぐ行くわけじゃないしでもなるべく早くだな…」
「そうですか…さ、もう見えてきましたよ?」
「あぁ…もうそんなに経ったのか…そろそろ大きさ戻して」
「わかりました」
ボン!
そう言うとブラッデは僕を下ろしていつもの大きさに戻った
「さぁ行きまちょう」
「うん」
僕らは歩き、10分かけシーシェンの前まで著いた
「ブラッデ…眷屬使ってルルのこと探せないか?」
「余裕でちゅ!」
そして、ブラッデが手を地面につけると風から大地から木からいろんな所から妖や小人などが出てきてブラッデが命令するとシーシェンの街へ去っていった
「これで見つかったら私に念話が屆きまちゅ。」
「そうか…ありがとうねブラッデ」
「いえいえ、主の命令でちゅので…」
「ルル見つかるまで街の復興に手を貸さないとな」
「はい!」
街を見渡すと建は原型をとどめているものはなく人々の目からは絶のしかじられないとても街と呼べる場所ではなかった…
「あんたら旅のものかい?」
「いや龍の討伐に來た冒険者だよ、まぁもう倒したけど」
「それはそれはじゃああんたはサツキとか言う奴かね?」
「おばあさん何で俺の名前知ってるの」
「えーっと私を助けてくれたの子…はて名はなんて言ってたかの?」
「ブラッデ…」
「多分ルル様かと…」
「そうそう、その子だよ。」
「おばあさんその子何処にいるか分かる?」
「あそこのなかじゃ…」
「ブラッデ眷屬に探させて…」
「主…あそこは…」
おばあさんが指したのは教會…いや死の山だった…
「ブラッデ…早く!!」
「は、はい!!早く探ちてくるでちゅ!」
ブラッデの眷屬達は逃げるように探しに行った…
ドサッ…
「…っん…あいたたた、皐月さんここにいましたか」
「「え?」」
「ルル…え?死んだんじゃ…もしかして幽霊かなにかか」
「まだ死んでませんよ!」
「でもあのおばあさん…っていねぇーー!」
「?まぁどうでもいいですけどめっちゃ疲れました」
「いやいやいやどうでも良くないから!めっちゃピンピンしてるじゃん!さっきまでの絶と悲しみを返せ!」
「主…勝手に勘違いちてたのは私達でちゅ」
「そうですよ!逃げ遅れた人々の救助で死ぬなんてことしませんよ?」
「まぁそうだけど…」
「もう終わりです!さ、報告に行きましょう」
「何処に居たのかとか聞かないの?」
「皐月さんが生きてるんです何も聞くことなんてですよ」
「そっか」
ピキーン…
(なんだこのじ…中が拒絶するこの気分…)
「主…」
「ブラッデもか?」
「はい」
「なんだこのじ…」
「何の話をしてるんですか?」
「ルルはじないの?この嫌なじ」
「嫌なじって言われても…私はそんなのじませんよ?」
「…メディ…ガイン…アーモス、行け」
サッ…
ピキーン!
「なにか…來る!」
「え?來るって何がです?」
「ブラッデ!巨大化!」
「はい!」
ドゥン!
「主…東、西、南から何が向かっております!」
「皐月さん何が起こってるんですか?」
「僕達は殺されちゃうらしいよ」
スタッ…スタッ…スタッ…
「主來ちゃいましたね…どうします?」
「どうするって僕が聞きたいくらいだよ…」
「皐月さん私にもわかるように説明を…」
「僕もほとんど何もわからない…けど一つだけ言えるのはこいつら半端なく強い、俺たちじゃ必ずまける」
「…ガイン…アーモス…1人1人ずつな」
「チッ…遅かったら橫取りするかもしれねぇーや」
「私もです…無駄なく一瞬で葬り去る…そしてより多く狩る」
「アーモス、お前なんだから一番怖えーこと言うなよ!」
「あんたらなんだ?」
「ん?俺たちは…なんだっけガイン」
「あ?そりゃ…なんだアーモス」
「ん?それは…わからない…なんだっけリッキ」
「あなた達四天魔王の自覚を持ちなさいな」
「「「ローグ!」」」
「…四天魔王?なんだそれは」
「なんだそれはってあなたこそなんです?その鬼」
「ローグありゃあれだよあれ…な、リッキ」
「あの弱そうな男かの幻獣でしょう?」
「弱そうって主を侮辱するなこのバカ魔王共が!」
ピクピクピクピクッ!
「あなた今なんて?」
「ブラッデ、バカとかいうなよ!あー言うやつはほっとけば満足してすぐどっか行くんだから!」
「そうですよブラッデちゃん!魔王がこんなところにいるわけないですよ!」
「それもそーでした…」
「お前ら!俺たちはちゃんとした魔王だ!」
「魔王が4人ってどういうこと?」
「4人じゃない…本當は5人だ」
「でも四天魔王って言ってたじゃん!」
「それは…まぁとにかく5人なんだ!」
「それで1人はお休みですか?」
「そうだ…今インフロとか言う病でな寢込んでおる…」
(あーれ?なんだか聞いたことある気が…いやいやこっちはインフロらしいじゃないか!こっちはインフルだぞ?違うと思いたい…)
「まぁそれで今は邪魔なやつを消す仕事を4人でやってるってわけだ」
「そちらも大変ですね…」
「はい…」
「ん?主この魔王達は邪魔なやつを消すって…もしかして我らも標的なのでは?」
「…マジで?」
「多分…いやきっと!」
「そいつの言う通りお前らを殺しに來たんだけど…」
「ルル…僕さ、こいつらと戦えば死ぬと思うんだよねー」
「私もです…どうしますか?」
「決まってるでしょ!」
ゲート!
「逃がすな!」
僕は足元にゲートを開きジャーパンの城に繋いだ…
ドサッ…
「イテテ…何で天井に繋がってんの」
「「皐月さん(主)どいて下さ…」」
ドスッ!ドゴッ!
「うっ!…二人とも…ダメージが…」
ガク…
「「皐月さん(主)!」」
ビシッバシッビシッバシッビシッバシッ…
「痛いよ!!たとえ死んでてもひどい仕打ちだよこれ!」
「…でここはどこです?」
「ここはジャーパンの城の一室でしょうか主」
「俺の話はスルーかよ…あぁ、ここはジャーパンだよ」
ドンッ!
「うわぁ!なんだよ兵士達か…」
「ドタバタして不審者かと思ったら皐月殿達でしたか…」
そう言い兵士達の間から出てきたのは…
「凜さん!すいません突然來てしまい…」
「しばかり驚きましたが大丈夫ですよ、しかしどうされたのですか?」
「まぁ用件は二つあって、1つは龍の討伐の完了の報告…2つ目はシーシェンに四天魔王とか言う奴らが來たという報告です」
「そうですか…まずは殿のところに」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし!大の事は分かったけどその四天魔王とか言う奴らは気になるわね…帝國相手になると下手にけないしな…まぁこっちでも調べてみるよ」
「うん、真琴こっちで帝國はどのくらい強いんだ?」
「國の序列でいうと1位だね」
「國の序列?」
「うん」
真琴から聞くにはこの世界は力が國の上下を付けるらしくこういう順番らしい
 1   位 ・・・チャーラム帝國
 2   位・・・パオランディ
 3   位・・・アメリスト
 4   位・・・ジャーパン
 5   位・・・キャイリー
 6   位・・・シーシェン
 7   位・・・シャロウ
 8   位・・・ガルーラ
 9   位・・・二アトス
10  位・・・バオキュール
12  位・・・マジョール
まず二アトスやガルーラがこんなに低いとは思わなかったし、そもそも國がこんなにあると思わず驚いていた…
コンコンッ
「誰だ!」
「柚です!その四天魔王とか言う者らが殿に會いたいと」
「あの方達私たちを追って來たんでしょうか?」
「いや、僕達はゲートで來たんだ追う事なんて出來ないだろう?」
「ま、とりあえず二アトスにゲートで逃げるんがええよ」
「でもあいつらどうすんだよ」
「それはうちがどうにかごまかす。なーに心配らんよこれでも1國の王だからの」
「……分かった、何かあったらブラッデに言えば念話で繋がるから、ブラッデもいいよな?」
「はい…主がそう言うなら」
「じゃあルル行くぞ」
「はい」
ゲート!
「行きはったな〜よし、頑張りましょうねブラッデちゃん」
「はい…」
(うちかて1國の王やこんなん朝飯前や)
コンコン
「殿お客様です」
「通せ」
ガラッ…
「よぉ、ジャーパンの王様よ、ちっと聞きたいんだがこの國に男とが逃げ込んでこなかったか?」
「そのようなものは來ておらんし、お主ら仮にも1國の王に対してそのような態度どうかと思うぞ?名前ぐらい教えたらどうだ?」
「あ"ぁ?」
「…ガイン、禮儀ぐらいちゃんとすればいい…だからモテない」
「うるせーよ!」
「…殿様ごめんなさい…私はアーモス、このうるさい禮儀知らずがガイン…こっちの二人ががリッキとローグ…みんな魔王…」
「それはそれは、魔王が4人もいてその二人すら見つけられんとは帝國もたかが知れる」
「…それは、帝國への侮辱…それはみんな怒る」
「では戦爭でもしますか?」
「…ん、私だけじゃ決められない4人で決める…」
「俺はいいと思うぜ?」
「私はやめた方がいいかと」
「リッキと同じく…お互いの被害を考えるとその方がいいだろう」
「殿様…こちらとしてはやらないと決まったけど?」
「おいおい俺の意見は!?」
「…ガインは黙って」
「チッ…やってらんね」
「そーゆうことで殿様今回はお暇する…次來るとしたら倒しに來る時」
「そうか…そん時が來ればいいなハハッ」
ガラッ…
「ふぅ…終わった」
「あの、何であんな事を?」
「あんな事って戦爭吹っ掛けたこと?」
「それ以外ありませんよ…無謀でちゅ」
「フッ、ハハハッ!そんなの向こうがしないって分かってたからよ」
「と言うと?」
「皐月さんの話だと今向こうは1人魔王が病気やろ?ならそこに付ける隙があるんよ、しかも今うちの國は二アトスとガルーラよ二國の援助がけられるや負けるわけないんよ」
「考えての発言だったんでちゅね…」
「まぁ1國の主やから當然よ」
「そうでちゅか…」
(主終わりました)
(分かった、今から行くって伝えて)
(はい…)
「主が今から來るそうです」
「分かったんよ、じゃあ凜!あれを用意!」
「はっ!」
「真琴殿あれとは?」
「お禮よ、まぁ來たら見せてあげるからちょいと待っててや」
「やぁ、來たよ」
「來ました」
「噂をすればでちゅ」
「皐月はん、とりあえず四天魔王とか言う奴らはもう出て行きはったよ」
「今回はごめんな、迷かけちまって」
「こんくらい気にせいでええよ」
「それよりも今はあいつらと次會う時に太刀打ちできるようにしないとやね」
「あぁ、今回は本能的に逃げたけど次は逃げるわけには行かない…」
「うちらもうかうかしてられん…あんなんと今、戦爭なったら負けてまうしな…まぁ今日はここに泊まって生きんよ」
「うん、ルルもいいよな」
「はい」
(今、二アトスに戻ってもあいつらのスピードなら今日中に來てもおかしくない、ここに居た方がリスクはない…今までの龍とかと違って対人戦は勝手が分からないがあいつらには足元にも及ばない…経験や人數、ステータスの差でこっちは完全にアウェーだ、さてどうするかな…)
「皐月はんちょっとええか?」
「あ、うん」
「これ討伐完了のお禮のお金と二アトスに書類送る依頼金合わせて1000金貨、け取ってぇな」
「ちょっと多くないか?」
「大丈夫!大丈夫!書類の返事でそれ以上の価値にもなるんやから」
「まぁならありがたく…」
「あとな、こっちに來て良かった?」
「僕は…まだ分からない、向こうではあったものがこっちには無くて、向こうに無かったものがこっちにはあって、対応してるのがやっとで…でも、僕が言えることは《楽しい》ただそれだけだよ」
「楽しい…か、また聞く時があるかもしれんけどそん時は答えが出てるとええな」
「あぁ…」
僕は暗闇を照らすこの月に強くなることを誓った…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい!仁龍と夜影です!
えーと更新遅れてすいません…インフルで調
悪かったんです!あと験勉強とかもろもろ…
まぁこれからちゃんとしていくんでまたよろし
くです!
【書籍化】解雇された寫本係は、記憶したスクロールで魔術師を凌駕する ~ユニークスキル〈セーブアンドロード〉~【web版】
※書籍化決定しました!! 詳細は活動報告をご覧ください! ※1巻発売中です。2巻 9/25(土)に発売です。 ※第三章開始しました。 魔法は詠唱するか、スクロールと呼ばれる羊皮紙の巻物を使って発動するしかない。 ギルドにはスクロールを生産する寫本係がある。スティーヴンも寫本係の一人だ。 マップしか生産させてもらえない彼はいつかスクロール係になることを夢見て毎夜遅く、スクロールを盜み見てユニークスキル〈記録と読み取り〉を使い記憶していった。 5年マップを作らされた。 あるとき突然、貴族出身の新しいマップ係が現れ、スティーヴンは無能としてギルド『グーニー』を解雇される。 しかし、『グーニー』の人間は知らなかった。 スティーヴンのマップが異常なほど正確なことを。 それがどれだけ『グーニー』に影響を與えていたかということを。 さらに長年ユニークスキルで記憶してきたスクロールが目覚め、主人公と周囲の人々を救っていく。
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