俺達は家に著くなり、すぐに玄関で寢てしまった。睡眠設定のおかげで、眠いが、疲れは取れているようだ。

「すいません...昨日は玄関で寢てしまったようで...」

「あ、おはようございます。大丈夫ですよ。お客さんなんて滅多に來ませんし、來るといえば村の人だけなので。そう言えば、昨日の発とかはなんだったのでしょうか？」

「それはですね...」

俺は昨日あった出來事を全て話した。

「おぉ！まさか倒していただけるなんて...どうも...ありがとうございます。」

村長が泣いている。

「どういたしまして！」

「あ、そうそう、魔が落とした。真珠ありませんか？」

泣き止むのはや！

「ええっと、ちょっと待ってくださいね。」

俺はアイテムボックスからアングラウスのドロップ品を全て出した。因みに、稱號もゲットしており、【魔人殺し】だった。ドロップ品の詳細はこれだ。

アングラウスの角・・・とても固く、変形させるのがこんなんだが、武にすると強そうだ。

アングラウスの心臓・・・ある村の呪いを解く時に使う。とても丸い。

アングラウスの剣・・・アングラウスが使っていた剣。特別強い訳では無い。

「これですかね？」

俺はアングラウスの心臓を差し出した。

「おぉ！多分これです！村の中心にある祭壇に付ければ、この霧が晴れ、村から出られるようになるはずです。」

「それは良かった！これで外の街とも貿易が出來ますね！でも、この呪いを解いたら、また魔神が來るんじゃないんですか？」

「それなら安心してください。今、魔神は深い眠りについていて、あと20年は起きないと言われています。」

「そうなんですか！？安心しました。では、俺はこれで帰りますね。ギルドの方には、この村の事を言っておきますので。」

「何から何までありがとうね。これは些細な気持ち程度だけど、どうぞ。」

リュウは【幻の村の寶・神の言霊】と稱號【幻の村の英雄】を手にれた。

「あ、ありがとうございます。では、また會いましょう。」

俺は、使い道がわからないものを頂いて、し困ってしまった。そして俺は、グレイスに乗って、【プレトリア】に帰った。真っ先に、ギルドへ向かい村の事を説明した。

「そうなんですか！？ありがとうございます！」

ギルド員の人がとても嬉しそうだ。この人はなんと、あの幻の村出だったそうだ。

「どういたしまして。」

「それで、ギルドマスターにそのお話をして貰えますか？」

「分かりました。」

俺はまさかの、ギルマスの部屋に行った。