《に転生した俺の保護者が神な件。》6話 特別生徒の扱い
「そろそろ行こ〜」
「そんなに焦らなくてもいいのに」
朝食を食べ終えてすぐに學校に向かう準備を済ませた俺は、早く戦い方を覚えたいのでずっとソワソワしている。
「學園のどこで教えてくれるんだ?」
「中庭に訓練場があるんだけど、そこって一般の生徒も來るからシンシアちゃんは苦手かも」
確かに他の人がいる場所だとどうしても気にしてしまう。なるべく俺とサラの2人だけで行いたいものだが。
「じゃあどうする?」
「學園長にお願いして屋上借りてみる。よしっ、それじゃあ行こっか!」
準備を終えたサラは、ニコニコと俺を抱き上げると魔法で學園に転移した。
「あっ、サラ先生〜……と、シンシアちゃん。お人形さんみたいだね」
教室に居たアイリが抱き抱えられた俺を見て微笑ましく笑った。
「次からは許可が無いと抱き上げるの止な」
「そんなぁ〜!」
他の生徒に見られる前にサラの腕から逃れて、自分の席に荷を置く。
「シンシアちゃん今日は気合ってるね」
「ん? そうか?」
「だって昨日は眠そうだったけど、今日はキリッとしてて可いよ」
隣に座っているアイリにそう言われて、自分の目付きを手鏡で確認する。
「ん〜? 自分では分からないけど」
「何かあるの?」
「あぁ、今日サラに戦い方を教えてもらうんだよ」
そういうとアイリが急に俺の手を握ってきた。
「な、何?」
「私もその教えてもらってるシンシアちゃん見ていい?」
「まあアイリだけならいいかな」
するとアイリは嬉しそうに笑って教室を出ていった。
そしてすぐ、アイリとれ替わるように眠そうな男アデルと背の小さなシェフィが教室にってきた。
アデルは昨日も話したのだが、シェフィとは話したことがない。の子のような見た目をしているがそれでも男。基本的にアデルと共に行をしているようだ。
「アイリーンの奴、珍しく笑ってたけど何かあったのか?」
「サラに戦い方を教えてもらうって言ったら見學したいって言うからOKしただけだよ」
するとアデルまでもが俺の機の前にやってきて、ドンと両手を置いた。
新手の脅しだろうか……。
「俺も行っていいか? お前がどれだけ凄いかこの目で確認する必要がある」
「アデルが行くなら僕も見に行きたいな〜」
不味い……なるべく人數で訓練したかったのにどんどんと人が増えている。
「シェフィは駄目だ」
「そんなぁ」
アデルがシェフィの同行を斷ると、シェフィは殘念そうな顔をした。
「……いいよ。アデルもシェフィも見に來ていいけど、これ以上人は増やさないで」
「分かった。じゃあ行く時は行ってくれ!」
はぁ……知り合いなんて作るもんじゃないな。こうして話しかけてくれるのは嬉しい事だけど……。
◆◇◆◇◆
特別クラスの生徒全員が集まってから、サラによる朝の挨拶が始まった。
「皆おはよ〜! 今日も授業とか無いけど、勉強とかで教えてほしいところがあったら言ってね〜! といっても、皆もう前世で勉強してるよね。
ということで! 今日もシンシアちゃんと楽しく1日を過ごしましょう!」
何故1日のメインが俺になっているのかは分からないが、訓練が始まる前までアイリと學園のお散歩でもするか。他の生徒達や先生にも挨拶に行かないとだし。
「アイリ、今から先生達に挨拶に行くんだけど案してくれない?」
「いいわよ。あ、そうそう、今グラウンドで一般生徒全員參加の剣訓練があるんだけど見學しにいく? そこに先生全員いるし」
一般生徒全員參加か。そうだな、サラに教えてもらう前に基本的なきを目で盜んだ方が良さそうだな。
「行こうっ!」
俺は張り切ってアイリより先に教室の外に出たのだが、やはりグラウンドまでの生き方が分からない。
「グラウンドまで案お願い」
「じゃあ手を繋ぎましょう」
はぁ、こうしてまた俺は子供扱いされるんだな。
◆◇◆◇◆
この世界は屋も屋外も基本的に靴を履いている。その為靴を忘れるという事はない。
アイリに手を引かれてグラウンドにやってきて、その一般生徒の數に驚いてしまった。
「何人いんの……」
「800人以上は居るわ」
特別生徒は7人なのに、一般生徒が800人となるとそれだけ特別生徒というのは希なんだな。
「皆! 特別クラスの生徒方が來たから気合れろ!」
「「はいっ!!」」
1人の筋質の育會系の先生が俺とアイリに気づくと、生徒達に気合をれるようにと大聲をあげた。
「私達って先生より強いから上下関係がおかしいのよね」
「そ、そうなのか」
とりあえずあの先生に挨拶するとしよう。
「初めまして、昨日編してきたシンシアです」
「っ!? は、初めまして! まさか挨拶しにきてくれるとは嬉しい限りです!」
まるで部活中の生徒のように頭をペコペコ下げて挨拶を返してきた。それに一般生徒達を俺を興味津々に見てきている。
凄く気まずい。やはり特別生徒はこんなところに顔を出すべきではないのかもしれない。
「ここの先生って皆こんなじなのか?」
「ええ、特別生徒は皆の憧れでもあるからね。それにもしも學園に魔達が攻めてきた時なんかは特別生徒が守るなんて校則もあるもの」
アイリに聞いたらそれは當然の事のようだ。やはり慣れるまで時間がかかりそうだな。
と、し考えていた時だった。
──コツッ
「痛っ……くはないけど、何だ?」
突然どこからか石が飛んできて、頭に當たった。
「だ、大丈夫!?」
「大丈夫だけどどっから飛んできた?」
「おい誰だ特別生徒に石を投げたヤツはぁっ!! 出てこい!!!」
飛んできた石を拾い上げると、先生が激怒しているようで生徒達に説教を始めた。
「なんか迷になりそうだし離れた方が良いか」
「迷じゃないよ! でも離れた場所で見てた方が良さそうだね。大丈夫?」
「うん、怪我もないし」
しかし石を投げてくるという事は、なからず特別生徒に不快をじる生徒がいるという事か。そりゃそうだよな。一般生徒は努力して勉強してるのに、いくら頑張っても特別生徒には勝てないのだから。
前世での部活を思い出すなぁ……。
「なんか石を投げてきた奴の気持ちも分かる気がする」
「私は分からないね。シンシアちゃんに石を投げるなんて、もし犯人が分かったら半殺しじゃ済まさないわ」
アイリが珍しく怒っている。
「まあまあ。俺達は邪魔にならないような場所で見ていよう」
「シンシアが良いならいいけど……分かった」
アイリはまだ納得がいかないようだが、この事に対してこれ以上考えていても仕方のないことだ。俺達は手出しせずに遠くから見ているだけで平和に収まる。
日に座って木製の剣で素振りをする生徒達をボーッと眺めていると、ふと橫から視線をじてアイリの方を見る。
「うん?」
「なっ、何でもないよ。ただちょっと見惚れてただけっていうか……き、気にしないでっ!」
見惚れてたって……レズじゃあるまいし。変な事言うなよな。
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