《天才の天災》差
続いてのレンの試合はと言うと...
「...おいおい、わざわざ起きて出てきたってのに...」
なんと対戦相手が辭退したようだ。
「なんとぉ!!披戦始まって以來、初めての辭退者が現れたぁぁぁ!!!」
「相手の方、どうかしたのでしょうか?
調が悪かったとか...?」
「いや、ボスの戦いを見た後で戦うやつなんて、あたしやシズクみたいな戦闘狂か、自分に自信があるか、バカぐらいなもんだよ。」
「桜花さんも戦闘狂なんでしょうか?」
「あいつは戦闘狂とバカの両方だろ。」
「そ、そうなんですね...」
ココの後ろからぬっと手がびてきて、
ミネアの腕を摑む。
「誰が馬鹿じゃ!誰が!!」
「なんだ、あんたもいたのかい?」
「今來たところじゃ!ったく、
人がおらん間に好き勝手言ってくれたのぅ!」
「當たってるだろ?」
「バカ。」
「なんじゃ、お前ら2人して!
レンに勝って上がってきたらボコボコにしちゃる!!!」
「...」「...無理。」
「?なんやお前ら、急に弱気やないか。
対策たてとるんじゃろ?」
「対策なんて、役に立つのかねぇ...」
「必死こいて考えた対策やったら、
役に立つに決まっとるじゃろ?」
「はぁ...あんたは何も分かってないね。」
「?レンが強いのは知っとるつもりじゃけど...」
「そーゆー問題じゃないさ。
あんたは神と戦う時、1日や2日考えた策で勝てると思うのかい?」
「神?」
「ますたーは、神。」
「あいつが強いっちゅうのは分かる。
オーラみたいなんがはっきりと見えとるわ。多分じゃが、わしが今までに會うた中でもトップクラスじゃろうな。
じゃが、強いっちゅうならお前らも差はないように思うんじゃが...」
「「????」」
ミネアとシズクは2人して首を傾げる。
(あ、あれ?あたしにとってボスはずっとずっと前を歩いていて、背中を見ることも出來ないほど強いと思うけど...
どういうことだい?)
「ミネア、私がお答えしますね。」
「リズ!ビックリさせないでおくれよ...」
「すみません。マスターがお眠りになったので、話を聞かせて貰ってました。」
リズの言葉を聞き、フィールドを見る。
するとさっきまでいたレンの姿が無くなっていた。
「あ、ほんとだ。もうボスは部屋に戻ったんだ...」
「桜花さんは強いです。ですが、それはあくまで『人』としての強さ、とでも言いましょうか。シズクや私、ミネアよりも遙かに弱いです。
『剣を降り始めた剣士、ココのように戦闘はしない者が1段階』
『剣技をにつけ始めた剣士を2段階』
『剣技と魔法の両方を取得し、扱える者が3段階』
『ミネアやシズク、私が4段階』
そして、『マスターが5段階』といった形で考えてください。
剣をふりはじめて習得するまでは容易なことですが、私達がマスターに追いつくのは決して出來ることの無い神の所業と言わざるを得ない事です。
同じ1段階上がるのにも、差はこれだけあります。
新人が剣士を見て強いと思うのと同様、
下の者は自分より1段階上でも2段階上でも強さに差を見つけることなど出來ません。それは逆も同じです。
マスターは私達に期待してくださっていますが、3段階以下は全て等しく弱者という括りにってしまいます。」
「なるほど。桜花と私達は差がありすぎて、ボスもあたしらも同じくらいにじているってことかい。」
「そういうことです。」
「不敬。」
「まぁ、そういうなって。シズク。
弱いって言われてるわけじゃないんだしさ。」
「でも、ますたーと私達が同じくらいって言うのは、不服。」
「そりゃああたしもだけどさ。
次の試合でハッキリすることさ。」
「ん。」
「さぁーーて!!思わぬ辭退者が出てしまいましたが、いよいよ披戦も終盤戦に差し掛かりました!ではここで、
もう一度次の対戦相手を発表しましょう。
次の第3回戦1試合目は、長い槍、いや、大剣とも取れる見慣れぬ武を用にり1回戦から順調に勝ち進んできた新生、
桜花元帥選手!!!
お相手は、皆様が予想されていたであろうこのお人、前回の披戦の優勝者であり、
第4試合でアリシア選手に打ち勝った男、ロイズ選手!!!
そしてお次は第4試合から全て圧勝、
後ろにさげている大きな大剣で男さながらの力を持って相手をなぎ倒してきた新生、ミネア選手!!!
そして最後はこの選手、
2試合ともどこからともなく呼び出した召喚獣をり、フィールドで快適そうに眠っていた謎の男!その姿、寢顔はしく、
私が男でなければ直ぐに告白してしまうほどの超イケメン男子、ディーオ選手!!!
ロイズ選手以外、3人が新生という
前代未聞のこの狀況、果たして勝利は誰の手に!!!!!!!
それでは10分のインターバルです!
桜花選手とロイズ選手は10分後にはフィールド上にて待機お願いします!では!」
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