其奴は両腕が魔力で作られた紫の巨大な腕になっており、髪が足先まで長く、と背中、両手の甲に赤い紋章が浮かび、背中から手のようなが六本生え、に赤い雷をまとっていた…

そして目は…赤い…のように赤く染まった瞳…

口から紫の炎と赤い雷がれ出していた…

しかし、その顔は…

「死神殿…？」

すると、ソレは武神の方を向き…

『キィユアア"ア"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"‼︎‼︎』

んだ…まるで"暴走した化のような聲"を…

『「ーッ⁉︎」』

武神、ビートル共にんだ衝撃波により吹き飛ばされた…

「死神殿⁈死神殿なのですか⁈」

『キィユアア"ア"ァ"アァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"アア"ア"ア"ア"アァアァアァアァア‼︎‼︎』

「ーッ‼︎」

びながらソレはビートルの目の前に"現れた"

「何ッ⁉︎」

そして、いつの間にか振り上げていた右腕をビートルに向かって振り下ろした…その瞬間…

『…ーッ‼︎…』

ビートルの左肩が"消えた"…

『グオォオ"オ"ォォォ‼︎‼︎』

ビートルが初めてんだ…涙を流し、左肩を抱えもがきながら…

『………れ…』

ソレは何か呟いた…

『ここから去れーーーーーーーーーー‼︎‼︎‼︎』

『グオォオ"オ"ォォォ‼︎‼︎』

ここから去れ…確かにそうんだ…

だが、ビートルは気づいていない…

突然、ビートルの背後にgateが開いた…その中から無數の腕が飛び出し、ビートルを摑んで引きずり込まれていった

「待て‼︎待つのだ兜‼︎」

武神がgateに引きずり込まれていくビートルを追うが、gateは完全にビートルを飲み込み、閉じた…

「兜ーーーーーーーーーー‼︎‼︎」

＊ ＊ ＊

「死神殿‼︎‼︎あそこまでする必要は無かったであろう‼︎‼︎何故‼︎あんな真似をした‼︎‼︎説明するでござる‼︎‼︎」

『……。』

「答えろ‼︎答えろ‼︎‼︎死神殿‼︎‼︎何故‼︎‼︎」

武神が其奴に近づきぐらを摑もうとした瞬間…

其奴の武裝が解け…"落下"した…

「ーなっ⁉︎」

「兄上‼︎」

「…ーッ⁈…」

落下した其奴を地面に衝突する寸前にさっきまで上の空だった桜姫が走り出し、け止めた

「痛たた…はっ‼︎新‼︎新‼︎しっかりして‼︎新‼︎」

武裝が解けた其奴は、間違いなく新だった…

「桜姫殿‼︎そこを退け‼︎儂はまだ気が済んでおらん‼︎‼︎そこを退け‼︎‼︎」

「やめてください武神さん‼︎いまそんなことしてる場合じゃないでしょう‼︎」

「そんなこと⁈否‼︎‼︎儂は何故あんな真似をしたか問うだけだ‼︎‼︎儂の怒りを買ったのは死神殿でわないか‼︎‼︎」

「それでも‼︎1度落ち著いてください‼︎」

「落ち著いている場合ではないわ‼︎‼︎」

「………てる…」

「…え？」

「死神殿‼︎‼︎死神殿‼︎‼︎何故だ‼︎」

「ちょっと武神さんし靜かにしてください‼︎‼︎」

「話をそらそうとするな‼︎」

「違います‼︎兄上が‼︎‼︎」

「あ"あん⁉︎死神殿がーッ⁉︎」

「…落ちてくる直前…ビートルと戦っていたとき…新は…泣いていた…」

「…どういうことですか桜姫姉さん？」

「………。」

「分からない……でも、泣いていた…」

「「………。」」

「武神…それに、今新は気絶してるみたいです…しかも、かなり危ない狀況です…一度家に帰って傷の手當をしましょう…怒るのは…そのあとにしてください…」

「………分かった…」

「ありがとう…希里君…新を運ぶの手伝って…」

「分かりました」

そうして、新は希里と桜姫に抱えられ、そして新の家へと飛んだ…

「………クソッ‼︎…どうなっておるんだ…」

そして、武神も新の家へと向かった…