＊第28話 決戦 ビートル＊

＊ ＊ ＊

「ハァアアアアア‼︎‼︎」

『グオォオ"オ"オオオオオオ‼︎‼︎‼︎』

武神のびとともに巨大な化は両斷された

「まずは、化仕留めたり…次はお前だぞ兜…さぁ、始めようか」

『………。』

武神、兜が共に刀を構え、お互い向き合った

辺りは風が吹き荒れてた…

そして、風が止んだ瞬間

「てやあ"ぁああ‼︎‼︎」

『グオォオ"オ"‼︎‼︎』

お互い走り出し、刀を振った

「ぬおおおお‼︎」

『グオォオ"オ‼︎』

刀と刀がぶつかり合い、辺りにキィーン‼︎と音が鳴り響いた…

互いに正面からの斬り合いが始まった…

だが…

「ークッ‼︎やはり儂より早いな‼︎」

しずつ…しずつ武神のに傷が増えていった…

「これならどうだ‼︎‼︎強化魔法‼︎ "風林火山"‼︎‼︎」

武神のびとともに武神のが緑のオーラに包まれた

「ハァアアアァアア"ァアアア"アアア‼︎‼︎」

『グオォオ"オ"ォオォオ"オオオ"オオ‼︎‼︎』

武士の刀を振る速さが兜の刀を振る速さを徐々に上回っていく…

「ハァッ‼︎‼︎」

武神が兜の刀を薙ぎ払い、兜が吹き飛んだ…

「これならいける‼︎」

兜が立ち上がったその時、兜の腰にもう"一本の刀"が現れた…

「何っ⁉︎」

兜がその刀を引き抜き、日本の刀をの右側に二本平行になる様に構えた…

『グオォオ"オ"オオオォオオ"オオ"オオ‼︎‼︎』

びとともにぶつかってきた…

左手に握られた刀のみを橫に振ってきた…

これを武神は難なく刀でけ止めた…

だが…

「ーッグハッ‼︎⁉︎」

右手に握られていた刀が武神の腹部を貫いた…

そして、突き刺さった刀をそのまま切り裂く様に右に薙ぎ払った…

「ーグッ‼︎⁉︎⁉︎」

辺りにが舞い、武神は膝間付き、倒れた…

魔力で再生されるとはいえども、急所を抉られれば痛みは悶絶するほど襲ってくる…

儂が見ない間に刀を二本同時に振る様になっていたとは…

兜が倒れている武神に刀を立て、突き刺そうとした瞬間…

「鬼神流 "鬼雷 斬撃砲"‼︎‼︎‼︎」

兜めがけて紅い雷を纏った斬撃が飛んできた…

だが、兜はそれを難なく躱した…

そして、躱した先に著地する瞬間…

「伝 "舞桜"‼︎‼︎」

桜姫が雙剣を渦を巻く様に振りながら飛び込んできた…

兜は片方の刀を地面に刺し、地面を押す様に刀を引き抜きながらを持ち上げ、空を舞った…

そして、空で飛んだまま停止した…

「武神さん‼︎大丈夫ですか‼︎」

「……クッ‼︎なんとかな…‼︎」

「一人で行くなんて無茶するね〜」

「桜姫姉さんはそれを止められなかったんでしょうが…」

「そうでした〜♪」

「まったく…で？なんで一人で行ったりしたんですか？」

「………儂がやらねばならんのだ…」

「…それは、ビートルさんが武神さんの弟子だからですか？」

「…それもある…」

「それも？他の理由は？」

「…儂は死神殿がどんな狀況かも知らずに怒鳴りつけてしまった…それの罪滅ぼしだ…」

「………。」

「…だが…こんな無様な姿を見せてしまった…ハハハ…笑うなら笑ってくれ…」

「………水臭いではないですか。武神さん。僕たちも兄上の助けになるために戦いについて行ったにもかかわらず、逆に兄上の足を引っ張ってしまったんですよ？僕たちにも罪滅ぼしさせてくださいよ。一緒に。」

「………ハハハ…こりゃ一本取られたな…」

「まだけますか？」

「…當然だ‼︎まだ働き足りない‼︎」

「流石です。武神さん。あと、もうすぐ援軍が來るそうなのでそこまで持ち堪えましょう。」

「いや…その必要は無い…何故なら…ここで儂たちが兜をセフィラ化させるからだ‼︎」

「………目標が高いですね…」

「ハッハハハ。目標は高く作らんでどうするんだ‼︎さらなる高みを目指す‼︎それが目標だろ？」

「武神さんらしいですね…確かにその通りですね。まぁ、やれるだけやってみましょうか。ね、桜姫姉さん？」

「いいよ。私もやれるだけやってみる‼︎」

「では、やりますか？」

「ああ‼︎」「ええ‼︎」

その瞬間…

何が山に落下した…

「何だ⁉︎」

「今いいところだったのに‼︎」

すると、砂埃の中から一つの人影が見えた…

「いや〜今まで迷をかけたね〜希里に姉さん、それに"武蔵"。」

「その聲は⁉︎」

「新‼︎‼︎」

「兄上‼︎‼︎」

砂埃の中から現れた男、新はニッと笑い

「完全復活‼︎死神こと神藤 新‼︎ただいま參上‼︎‼︎あとは俺に任せろ‼︎‼︎」