《學校一のオタクは死神でした。》第29話 會長さん事件
*第29話 會長さん事件*
* 數分前 *
うぅ…ん〜?…
この覚は…
俺は目を瞑ったまま悟った…
"まだ"、この夢の中なのか?
俺はまだ、いつもの夢の中にいた…
いつもだったらすぐに目がさめるはずなのに…
夢の中で"寢る"という覚は初めてだ…
そして、重い瞼を開けると俺を覗き込む様に笑顔を向ける白くる一人のがいた…
うん?…何で逆さま?
何故かそのの顔は逆さまに見えた…
あれ…?枕なんか敷いて寢たっけ?
頭の下に何か溫かいものが…
ん?…あれ?…これってもしかして?
ええっと…の顔が逆さまに見えて?見に覚えの無い枕?
この組み合わせって…まさか⁉︎
陸に打ち上げられた魚の様に跳ねる様に飛び起きて、頭の下にあったを確認する…
白くるの"膝"だった…ってええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎
どゆことぉおおおおお⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎
と慌てふためいていると
『そんなに驚かなくてもいいのに。』
驚くよ‼︎普通驚くから‼︎‼︎ってあれ?今"誰か喋った"?
周りを見渡しても見えたのは目の前にいる白くるだけだ…
ん?てことは?
『うん‼︎喋ったよ。』
喋れるのかよ‼︎‼︎
『えへへ〜』
えへへじゃないよ‼︎びっくりするだろうが‼︎‼︎俺の頭の中ではない喋れないものとして扱われていたよ‼︎‼︎
『え〜酷いな〜私は一度も喋れないなんて言ったこと無いよ?新。』
いや、ずっと喋ってなかったらそういう解釈されるって‼︎‼︎ってあれ?何で俺の名前…
『新の名前くらい知ってるよ〜?だって、新って名前つけたの私だも〜ん』
…え?どういうことだよ?新って名前は……あれ?…新って…"誰がつけてくれた"名前だたっけ…?
『だから〜私だよ〜』
お前は俺の夢の中に出てくる登場人だろうが…
じゃあ聞くけど、お前の名前は何だ?
『私?私の名前はね〜新が一番よく知ってるよ?』
だから、知らないから聞いてるんだろ?お前はだれだって
すると、は俯き殘念そうに…
『そっか…やっぱり新の中から私は消えちゃったんだね…』
え?今なんて?聲が小さくて聞こえなかったんだけど
『気にしなくていいよ。それよりさ〜』
おい、お前、まだ名前なのって無いだろう?
『そろそろ、目覚めたほうがいいよ。新。」
は?お前何言ってるんだよ?
『今、またビートル君が出現したよ。』
………。何でそんなことがわかる?
『えへへ〜。それは今、新は私で、私は新だからだよ。』
意味がわからん…
『早く目を覚まさないと…希里君と桜姫ちゃん、それに、武蔵君が"死んじゃう"よ?』
ーッ⁉︎それはどういうことだ‼︎‼︎‼︎説明しろ‼︎‼︎‼︎‼︎
『目を覚ませばわかるよ。で、質問なんだけど新〜』
おい、急げって言ったのはお前だろ?
『じゃあ質問するね〜。』
聞いてないし…
『新はどうして"強く"なりたいの?』
は?
『ただ単にのため?それともの子にモテたいとか?それとも、自分が一番だと表したいから?』
………違う…そんなことのために強くなりたく無い…そんなための力…いらない…
『じゃあ何のため?』
………守るためだ…家族を守るため…友達を守るため…親戚を守るため…もう…2度とあんな思いなんてしない様に…何も失わない様に…
『う〜ん…なるほどなるほど…』
は近づいてきて俺の頭の上に手を乗せ…
『合格‼︎』
と、ただそれだけ言った…
は?何の話だ?
『合格だよ‼︎おめでとう‼︎‼︎新‼︎‼︎‼︎』
だから何が合格なんだよ⁉︎
『新に協力してあげる。』
は?何が?え?何を協力するって?
『何でも協力する。だから、もし助けが必要ならいつでも呼んで‼︎』
いや、さっきも言ったけど、お前は俺の夢の中の…
『今の新にとって私の存在はその程度の存在かもしれない、でも私にとっての新はとても大切な存在なんだよ。』
………?
『じゃあ、そろそろさよならだね。また後で會おうか。』
いや、また後でって、俺が寢ないとお前は會うことができないだろうが…
『確かに、"今までは"そうだったね。でも、"今は"違う…ほらほら、早く目を覚まして』
急かすなって…ってかお前は結局だれなんだよ…
『私の名前は…コレは新に思い出してしいかなぁ〜』
意味がわからん…
『じゃあまた後で…新…』
こうして俺は長い長い夢から覚めた……
* * *
「うぅ…んん…やっと夢から覚めたか…ってうん?」
腹部の辺りに何かが乗っている?
自分にかけられている布団を持ち上げ、中を見てみると
………
………………
………………………………は?
赤い髪のがそこで眠っていた…
「ええっと…嵐?そこで何やってるの?」
その 嵐に聲をかける…
「んん…うぅ…うん?」
あ、起きた…
「うぇ?"マスター"?ここは?どこでしゅか?」
寢ぼけて"すか"が"しゅか"になっていた…
「俺が寢ていた布団の中だけども…」
「布団の中…?……………はっ‼︎」
「うん?どうしたの?」
「い、いや、これは違うんですマスター‼︎これは引きこもる場所がなかったので、ええっとま、マスターに迷をかけるつもりわなかったんです‼︎」
「いや、別にいいんだけどさ…そろそろ起きるよ俺?ってかいつもと喋り方違くない?」
「そ、そうですよね‼︎おきますよね‼︎じゃあ、降りますね……………………。」
「うん?何で降りないの?」
「だ、だってここから降りたら引きこもる場所が無いじゃ無いですか…」
「いや、お前の部屋に行けよ…」
「ここが私の部屋なんですよマスター…」
「は?え?どゆこと?」
「あれ?マスターが目を覚ました…ということは?…ま、マスター‼︎もう起きて大丈夫なんですか‼︎‼︎」
「い、いや、起きるけれども…そがどうかしたの?」
「マスターが"一週間以上"も目を覚まさないから心配だったんですよ‼︎‼︎」
「え?待て、一週間以上?本當に?…そういえば、何で俺、寢てたんだ?」
「マスターが大怪我をして運ばれてきたんですよ‼︎‼︎」
「大怪我…?何で大怪我をしたんだっけ…?」
「何でって‼︎それはビートルにやられたからに決まってるじゃ無いですか‼︎‼︎」
「ビートル…?ビートル…ビートル…あ、思い出した…俺が希里と姉さんに"transmit injury"を使ったんだったけ?」
「そ、そんなものを使ったんですか⁉︎だからあんな大怪我を…」
「で?希里たちはどこに居るんだ?」
「は、はい。先ほどまではこの部屋にいたのですが、また同じ山にビートルが出現したことを武神が察知したそうで、そこに向かわれました。」
「…………。"all life"‼︎」
いつものように頭に魔力が送られ目がほんのり熱くなった…
「………これはヤバイな…俺も行ってくるわ」
「は、はい。お気おつけて‼︎」
そして、嵐に満面の笑みでこういった…
「…だから、そろそろどいて☆」
* * *
とりあえず、部屋から出て、リビングに向かった
親父と、會長さん?が居るな…
まぁ、目が覚めたから報告だけ行くか…
「おーす、お久〜親父に會長さん」
「新⁉︎もう大丈夫なの⁉︎」
「大丈夫大丈夫‼︎完全復…ってわぁ‼︎」
完全復活っていう途中で會長さんが飛びついてきた
「もぉ〜‼︎本當に心配したんだよ‼︎目が覚めないんじゃないかって‼︎‼︎」
會長さんは泣いていた…
「…………。すまない會長さん…心配かけたな」
「本當だよ、まったく…」
「…親父は何でニヤニヤしてんだよ…」
「ああ、すまん。お邪魔だったかな?」
「いや、邪魔じゃないから…あと、今からビートルのところ行ってくるわ。」
「もう、戦えるのか?」
「ああ、ちょっとかな過ぎてがなまってるけど…多分、大丈夫だ。」
「次は負けるなよ。念のためそちらに直ぐにける者を向かわせている。くれぐれも気おつけてくれ。」
「了解。ほら、俺行くから會長さんはここで待っててくれ。」
「絶対に怪我しないでよ…」
「ああ…」
「絶対に負けないでよ…」
「ああ…」
「帰ってきたら…私の言うこと一つ聞いてもらうからね…」
「………………。ハァ〜…分かったよ…」
それを聞いた會長さんは抱きつくのをやめし離れて
「じゃあ、いってらっしゃい。」
「ああ、いってきます。………親父はいつまでニヤニヤしてんだよ…」
「いや〜…新婚夫婦みたいだな〜ってw」
「は?」
「新婚夫婦だったらそこでキスするよ?」
「いや何でだよ⁉︎會長さんと俺は結婚なんてして…⁉︎」
してないって言おうとした…だけど口に何かが塞がって言えなかった…
見えたのは目を瞑った會長さんの顔と、そしてに伝わるらかな…え?これってまさか⁉︎
ししてから會長さんが離れ、それと同時にに伝わるも消えた…
「いってらっしゃい」
と會長さんが口元を押さえながら言った…
「え?ああ…い、いってきます…ってええええええええええええええええええええええええええええええええ⁉︎what⁉︎え⁉︎どゆこと⁉︎か、會長さん今!え⁉︎」
俺が混しているのをよそに親父が凄く驚いていた
親父にも予想外だったのだろう…
「は、早く行きなさいよバカ」
「會長さんはマジでどうした‼︎‼︎な、なんでいきなり、き、キスしたんだよ⁉︎⁉︎」
「い、いいから早く行きなさい‼︎恥ずかしいんだから‼︎‼︎」
「俺は凄く混しているんですけど⁉︎⁉︎え⁉︎この狀態で戦えと⁉︎⁉︎」
「か、帰ってきてから言うから‼︎早く行きなさい‼︎」
「いや今言えよ‼︎‼︎」
「いいから早く‼︎‼︎武士さん達が危険な目にあっていても知らないよ‼︎」
「わ、分かってるけどさ‼︎ああ‼︎もう‼︎‼︎帰ってきてから絶対に説明しろよ‼︎」
そんなこんなで山に向かった…
本當にどうしたんだよ會長さん…
* * *
「もう戦っても大丈夫なんですか?」
「ああ、問題ない。それよりも俺は早く決著つけたいんだ。」
「はぁ?というと?」
「家に帰って用事があるんだよ。」
「なるほど…ではお手伝いします。」
「いや、俺一人でやる。」
「無茶ですよ‼︎武士さんがあんなに手こずっているんですよ‼︎」
「問題無い」
「問題あります‼︎」
「それと、今日はちょっと本気出す。だから、巻き込まれないように離れてろ‼︎‼︎デスサイズ‼︎‼︎」
手のひらに魔力が送られ、黒い雷とともにデスサイズが現れた。
「覚悟しろや‼︎ビートル‼︎‼︎」
【書籍化】隻眼・隻腕・隻腳の魔術師~森の小屋に籠っていたら早2000年。気づけば魔神と呼ばれていた。僕はただ魔術の探求をしたいだけなのに~
---------- 書籍化決定!第1巻【10月8日(土)】発売! TOブックス公式HP他にて予約受付中です。 詳しくは作者マイページから『活動報告』をご確認下さい。 ---------- 【あらすじ】 剣術や弓術が重要視されるシルベ村に住む主人公エインズは、ただ一人魔法の可能性に心を惹かれていた。しかしシルベ村には魔法に関する豊富な知識や文化がなく、「こんな魔法があったらいいのに」と想像する毎日だった。 そんな中、シルベ村を襲撃される。その時に初めて見た敵の『魔法』は、自らの上に崩れ落ちる瓦礫の中でエインズを魅了し、心を奪った。焼野原にされたシルベ村から、隣のタス村の住民にただ一人の生き殘りとして救い出された。瓦礫から引き上げられたエインズは右腕に左腳を失い、加えて右目も失明してしまっていた。しかし身體欠陥を持ったエインズの興味関心は魔法だけだった。 タス村で2年過ごした時、村である事件が起き魔獣が跋扈する森に入ることとなった。そんな森の中でエインズの知らない魔術的要素を多く含んだ小屋を見つける。事件を無事解決し、小屋で魔術の探求を初めて2000年。魔術の探求に行き詰まり、外の世界に觸れるため森を出ると、魔神として崇められる存在になっていた。そんなことに気づかずエインズは自分の好きなままに外の世界で魔術の探求に勤しむのであった。 2021.12.22現在 月間総合ランキング2位 2021.12.24現在 月間総合ランキング1位
8 111虐げられた奴隷、敵地の天使なお嬢様に拾われる ~奴隷として命令に従っていただけなのに、知らないうちに最強の魔術師になっていたようです~【書籍化決定】
※おかげさまで書籍化決定しました! ありがとうございます! アメツはクラビル伯爵の奴隷として日々を過ごしていた。 主人はアメツに対し、無理難題な命令を下しては、できなければ契約魔術による激痛を與えていた。 そんな激痛から逃れようと、どんな命令でもこなせるようにアメツは魔術の開発に費やしていた。 そんなある日、主人から「隣國のある貴族を暗殺しろ」という命令を下させる。 アメツは忠実に命令をこなそうと屋敷に忍び込み、暗殺対象のティルミを殺そうとした。 けれど、ティルミによってアメツの運命は大きく変わることになる。 「決めた。あなた、私の物になりなさい!」という言葉によって。 その日から、アメツとティルミお嬢様の甘々な生活が始まることになった。
8 128【書籍化&】冤罪で死刑にされた男は【略奪】のスキルを得て蘇り復讐を謳歌する【コミカライズ決定】
※書籍&コミカライズ決定しました!書籍第1巻は8/10発売、コミカライズ第1巻は10/15発売です! ※ニコニコ靜畫でお気に入り登録數が16000を突破しました(10/10時點)! ※キミラノ注目新文蕓ランキングで週間5位(8/17時點)、月間15位(8/19時點)に入りました! ある日、月坂秋人が帰宅すると、そこには三人の死體が転がっていた。秋人には全く身に覚えがなかったが、検察官の悪質な取り調べにより三人を殺した犯人にされてしまい、死刑となった。 その後、秋人は“支配人”を名乗る女の子の力によって“仮転生”という形で蘇り、転生杯と呼ばれる100人によるバトルロイヤルの參加者の1人に選ばれる。その転生杯で最後まで勝ち殘った者は、完全な形で転生できる“転生権”を獲得できるという。 そして參加者にはそれぞれスキルが與えられる。秋人に與えられたスキルは【略奪】。それは“相手のスキルを奪う”という強力なスキルであった。 秋人は転生権を獲得するため、そして検察官と真犯人に復讐するため、転生杯への參加を決意した。
8 151妹はこの世界でただ一人の味方
小學六年生のとき霧崎 學の父が病気で他界する。その時の再婚相手である女は子供を置いて失蹤した。義理の妹である霧崎 結衣と父が殘した莫大な遺産で生活を送っていたはずだった。 お互いの考えを知った時二人の生活は180度変わる。 文章は下手くそです。長い目で見てくれると助かります(長い目で見てもらったところで何も成長しなかった男) ちゃんと両立出來てる人もいますが學生なので更新頻度は不定期です。ごめんなさい。 コメントを頂ければ基本的に返信します。どんどん送ってください。あ、コメント數見れば分かると思いますがちょっと異常な數字です。見つけるのに時間がかかる場合もあるので人によっては時間がかかってしまうかもしれません。 キャラぶれぶれ・・・。
8 187シスコン&ブラコンの天才兄妹は異世界でもその天賦の才を振るいます
───とある兄妹は世界に絶望していた。 天才であるが故に誰にも理解されえない。 他者より秀でるだけで乖離される、そんな世界は一類の希望すらも皆無に等しい夢幻泡影であった。 天才の思考は凡人には理解されえない。 故に天才の思想は同列の天才にしか紐解くことは不可能である。 新人類に最も近き存在の思想は現在の人間にはその深淵の欠片すらも把握出來ない、共鳴に至るには程遠いものであった。 異なる次元が重なり合う事は決して葉わない夢物語である。 比類なき存在だと心が、本能が、魂が理解してしまうのだ。 天才と稱される人間は人々の象徴、羨望に包まれ──次第にその感情は畏怖へと変貌する。 才無き存在は自身の力不足を天才を化け物──理外の存在だと自己暗示させる事で保身へと逃げ、精神の安定化を図る。 人の理の範疇を凌駕し、人間でありながら人の領域を超越し才能に、生物としての本能が萎縮するのだ。 才能という名の個性を、有象無象らは數の暴力で正當化しようとするのだ。 何と愚かで身勝手なのだろうか。 故に我らは世界に求めよう。 ───Welt kniet vor mir nieder…
8 80Umbrella
大丈夫、大丈夫。 僕らはみんな、ひとりじゃない。
8 187