《學校一のオタクは死神でした。》鬼神の日常ーその1ー

*鬼神の日常ーその1ー*

僕は一學園中等部2年2組の神藤しんどうの希里きりと言います。

鬼神といういわゆる神様です。まぁ、神って言っても名前の通り鬼の神なんですがね…

ええっと…このコーナーではこの僕の日常生活をお見せしちゃうというコーナーですぅうええ⁉︎

え⁉︎コレ本當にやるんですか作者さん⁉︎この語の主人公って兄上ですよね⁉︎え?書けって誰々さんから言われた⁉︎そんなの斷ればいいじゃないですか‼︎え?とりあえず頑張れってちょっと⁉︎なんか凄い無茶振り振られてるんですが⁉︎え?アレ⁉︎ちょっと作者さん⁉︎どこに逃げるつもりですか⁉︎え?ナンクルナイサー?いやいやウチナーヤマトグチでどうにかなるさって言われても困るんですけど⁉︎って居ない⁉︎ちょッ⁉︎戻ってきてくださいよーー‼︎

………………。

………………………………。

では、『鬼神の日常』のをどうぞお楽しみください…

* * *

「………………。」

しづつ暖かくなってきた4月の朝、一學園中等部昇降口前で鬼神…神藤 希里は自分のスリッパがっているはずのローカーの前で立ち盡くしていた…

「………………………。」

コレ…本當にどうすればいいんでしょうか…?

目の前にあるのは一足のスリッパとその上にあるハートのシールで封を閉じられた真っ白の封筒……いわゆる“ラブレター”……

「はぁ………」

ため息をつくのも無理はない…何故か?

男だったら靴箱の中にラブレターなどがっていればそのままグラウンド一周を全速力で走ってしまうくらい喜び、天にも昇る心地になるだろう…“だが”…もし、それが“毎日のように起こっていたら”?日によっては“二、三通っていたら”どうだろう?

「はぁ………」

完全にうな垂れていた…

スリッパだけ取って見なかったことにしようか…

いやいや、それは相手に流石に失禮か…

一様、封筒を手に取りポケットの中にれた…

そして、スリッパを足元に落とし、教室に向かう…

* * *

教室にり、カバンの中を機の中にれ、空っぽになったカバンを膝の上に置き、ポケットの中から先ほどの封筒を取り出し、カバンの中で開けてみる…

『今日の放課後、大事なお話があります育館裏で待っています。絶対に來てください❤︎』

………………。

やっぱりラブレターだった…

これが果たし狀だったらどんなに楽だったことか…

鬼神…それが希里の正であるため、力は人間に負けるわけがない…

しかし、いつも下駄箱にっているのはラブレターばかり…

良いのか悪いのかよく分からない…

「はぁ…僕にも好きな人はいるのにな…」

誰にも聞こえない聲でそう呟いた…

そう、希 里にはずっと好きな人がいた…

その好きは、間違いなくのある好きだった…

「はぁ…この際、好きな人がいるって公開しようかな…はぁ…」

ふと顔を上げると何やら複數の視線をじた…

その視線の元は……

おや…?コレはもしかして…

* * *

その日の放課後…

手紙に書いてあった通り、育館裏に向かってみる…

目の前の角を曲がれば手紙の相手とご対面という訳だ…

そして、角を曲がった瞬間…

ーヒュッ‼︎

自分の頭めがけて何かが飛んできた…

それを軽く手でけ止め握り上げる…

「イタタタタダダダダダダタタタタタタ‼︎‼︎」

その聲は明らかに可らしいの子の聲ではなく、もっと低かった…

手につかんでいたのは拳だった…

そして前を見やると、一年から三年の數人の男子たちが勢ぞろいしていた…

やっぱり、ラブレターに見せかけた果たし狀か…

男の中には自分と同じクラスの者もいた…

「何か僕に用でしょうか?先輩?後輩?」

「はぁ⁉︎何か用でしょうかじゃねえだろ‼︎テメェ何しやがる‼︎‼︎」

男の中の一際ひときわデカイ男がそう答えた…

「お言葉を返すようですが、先に手を出したのは貴方方あなたがたですよね?正當防衛ですよ?正當防衛。」

「ぬッ‼︎そのん中とは関係ねえ‼︎‼︎テメェ二年のクセに毎日のようにラブレターや告白ざんまいで隨分ずいぶんと羨ま…調子に乗ってるそうじゃないか‼︎あぁん‼︎」

「いや、好きでもらっている訳じゃないんですけど…正直、そろそろやめてしいんですけど…」

「ハァア⁉︎何言ってんだテメェ‼︎」

「調子に乗るな‼︎」

「そうだそうだ‼︎」

「いや、乗っていませんけど…それで、結局何の用なんですか?」

「ふざけんじゃねぇよ‼︎今日はたっぷりと可がってやりにきたんだよ‼︎じっくり、みっちりとな‼︎‼︎」

「そうですか………」

「やっちまえ、大將‼︎」

「ギッタンギッタンにしてやれ‼︎」

「まずはどこから狙おうか…まずはその憎たらしい顔からだ‼︎‼︎」

そして、男は拳を振り上げた瞬間…

「最初に言って置きましょう先輩…」

希里が聲を発した瞬間…空気が変わった…

な何かがにまとわりつくような覚を覚える…

男のが一瞬直した…

「調子に乗っているのは先輩の方ですよ…?」

「ち調子に乗りやがってぇええ‼︎‼︎‼︎」

そして、男は高くあげた拳を拳を振り下ろした…

「まったく…止めとけば良いのに…」

片手につかんでいた男の拳を放り投げ、振り下ろされた男の拳を力軽く避け、その勢いを利用するように、腕を両手で摑み校舎へと投げつけた…

バッシーンっと音を立て男が壁に張り付いた…

そしてゆっくりと地面に落ち、倒れた…

「「「「「なっ⁉︎⁉︎」」」」」

「ふぅ…まだやりますか?帰った方がのためですよ?やりたい方は殘ってくださいいくらでも相手します。」

「くっ…ひひ怯むな…“明香様あすか”のためだ‼︎‼︎行けー‼︎‼︎」

「「「「おおー‼︎‼︎‼︎」」」」

「ん?明香様?」

男が一斉に飛びかかってきた…

* 3分後 *

「「「「「(チーーーーーーーーーーン)」」」」」

待ち伏せしていた男たち全員が希里によってコテンパンにされ、地面に張り付いていた…

「それで…明香様って誰なんです…?」

張り付いている男の一人に聞いてみると…

「私のことですわよ」

後ろに誰かが立っていた…

振り向くと長く黒い綺麗な髪に、キリリとした目、口に高価そうな扇子おうぎを當てているがいた…

制服の見た目からして、三年生でしょうか…?

「……?貴が明香さん…?ですか?」

「そのとうりですわ。いかにも私が早瀬はやせ 明香あすかですわ。」

何というか…THE OJOUSAMAみたいな人が出てきた…

「ええっと…早瀬先輩?」

「明香で結構ですのよ?神藤 希里」

「………。ええっと…じゃあ…明香先輩…?」

「“明香”で結構ですのよ?」

「ええっと…?」

「明香で結構ですのよ?」

「………。」

「明香で結構ですのよ?」

「………あ明香……先輩…」

「明香で結構ですのよ‼︎」

「………えと…明香…さん…」

「………。まぁ、今日はそれで良しとしてあげましょう。いずれ嫌でも明香と呼ぶようになるのですから…」

「…?それはどういう意味ですか…?」

「いけません明香様‼︎‼︎」

「そうです‼︎‼︎そのような男などと一緒になられては‼︎‼︎」

「我らASUKA様ファンクラブの存在の意味が…‼︎‼︎」

「お黙り‼︎ブタども‼︎」

明香さんが一番近くにいた男を蹴り飛ばした…

何故か蹴り飛ばされた男は「ブヒー」と満足げな笑みでんでいたような気がした…

「んん。話が逸れましたわね。神藤 希里…いや希里…さん?」

「え?あ、はい」

「貴方は、今日から“私のブタ”ですわ。」

「え?は、ハァアア⁉︎⁉︎」

「あ、言い間違えましたわ。失禮…」

「あ、ですよね。ビックリさせないでくださいよ〜」

「ええ、まったくですわ。おほほほ」

「それで?本當は何て言おうとしたんですか?」

「はい。“私の男”になりなさい。」

「そんなに変わってない‼︎‼︎」

「言い換えましょうか?私の“彼氏”になりなさい。」

「何で命令形なんですか⁉︎ってか、手紙の文と隨分とイメージが違いますね⁉︎⁉︎」

「手紙を書くと正直になってしまうのよ。」

「………いらないこと聞いてすいません…」

「いえいえ、良いのですよ。今日から希里は私のものなんですから。」

「いやなりませんよ⁉︎貴のものにいつなると言ったんですか⁉︎」

「ならないんですの?」

「なりません‼︎」

「絶対ですの?」

「絶対になりません‼︎」

「………。」

「いやそんなあからさまに殘念そうな顔しないでください‼︎‼︎貴は十分に魅力的ななのは分かりましたから‼︎‼︎」

「本當ですの‼︎‼︎ではー」

そして、本當の気持ちをんだ。

「僕には好きな人がいるんですよーーーーーーーーー‼︎‼︎‼︎」

これで諦めてくれるだろうと思った瞬間…

「構いませんわ」

「ハァ⁉︎」

「そんな私などに勝てるわけないですわ」

「いや、僕は好きな人がいる限り絶対に貴を好きになることはありません‼︎」

「じゃあ聞きますけど、その方のの名前、聞いてもよろしくて?」

「聞いてどうするんですか?」

「そうですわね…とりあえず探し出して私に逆らえないようにしますかね。うふふふ…」

と不敵な笑みを浮かべた…

「………。」

「どうしたんですの?貴方の好きな方が私の下僕になるのよ?もしかして、諦めて私のものになる気になった?」

「いや…貴じゃ絶対に下僕などにできませんよ…」

「ほぉ〜?その拠は何ですの?」

「絶対に僕が阻止するからです。」

「………………ぷっ、ハハハハハ、ハハハ」

「何がおかしいのですか?」

「ハハハハ…貴が私を止める?笑わせないでくれまし。どうせ貴方は私のものになって、貴方が好きな子は、私に服従するに決まっているもの。」

「………………。一ついいですか?」

「何ですの?私の…ッヒ」

僕は兄上のようにうまく殺気が使えない…

だけど、なくとも人間よりは強い殺気が出せる…

「もし、貴が彼に手を出そうものならば…容赦はしませんよ?」

「ッヒ…」

殺気をより一層強め、明香さんは腰を抜かし、地面にへたり込んだ…

「では、失禮します…」

そして、スタスタと歩き、明香の姿を目で追いながら、ふと足を止めた…

「怖い思いをさせてすいませんでした…」

「…へ…?」

そして、再び歩き出した…

その後、學校中にこんな噂が流れた…

神藤 希里には好きな人がいる…

そしてもう一つ…

早瀬 明香先輩は神藤 希里に告白したもののフラれた……

“が”…

* 數日後 *

「希里ー‼︎希里はいるー?希里ー‼︎」

どうしてこうなる…

確かに僕は明香さんをフったはず…

なのに何故“好度が上がった”⁉︎

「あ‼︎希里みーつけた‼︎ってアレ?どうして逃げるの⁉︎ちょっと待ってよーー‼︎」

兄上…しだけ、兄上が桜姫姉さんを苦手としている気持ちがわかったような気がします…

「待ってよーーーーーー‼︎希里ーーーー‼︎」

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