《學校一のオタクは死神でした。》第37話 コードネーム『death』

*第37話 コードネーム『death』*

「やっと終わった…」

予想はしていたが、凄く気まずかった…

“三つの意味で”…

一つ目は察しの通り、會長さんと昨日の邪神のミッション…

二つ目は、學校きてからすぐ、俺がキレた相手が同じクラスだった…クラスのメンツは未だに覚えてないしな…全く気づかなかった…めっちゃ見られてたし…

三つ目…まさかとは思ったが、いじめられていた方がうちのクラスの“委員長”だった…

そう考えると、いじめてた方はめちゃくちゃ度あるよな…最初のターゲットが會長さん、要するに生徒會長…代わりになった中谷(?)は委員長…

普通この二人には喧嘩売らんだろ…

まぁ、それはいいとして…とりあえず急いで帰るか…

姉さんには先に帰るって言っておいたし…

実は今日、學校が終わってから久しぶりの“仕事”に行くと決めていたのだ。

仕事というのは大分前に話した通り、指名手配犯の捕獲…ブラ○クキャ○トでは掃○屋っていうんだっけ?

ええっと今日行こうと思っているのは…アメリカとフランス、中國に、ブラジル…くらいかな?合計“四カ國”でターゲットの數は…“6人”かな…?あ、これで全員じゃん…まあいっか、早めに終わらせといて損は無いし…

そして新はスタスタと家に帰った…

* * *

というわけで、著きましたアメリカ〜

いや〜いつで“國審査無しで”來れるのっていいな〜

“大統領”に電話一本れるだけでいいしw

さてと、著いた所で問題です。

俺は“どうやって1日で6人もの逃亡者を捕獲するのでしょうか?”

シンキングタイムスタート‼︎終了‼︎早い‼︎答えall life使えば一発OKです‼︎

…………。

………………………………。

自分でやっといてなんだけど…何やってんだろな俺…

………はい、というわけでall lifeを使って指名手配犯を探し當てたいと思います…はい、今チートだと思った奴…これが俺のやり方です…はい、チートですが何か?

まぁ、all life以外にも重要なものもあるけどね…

俺が、指名手配犯を速攻で捕まえる方法…

それは……異常な量の“殺気”だ…

* * *

アメリカ、とある町の人影のない通路…

一人の音が息を荒くしながら走っていた…

その姿は、ランニングに沒頭しているようなものではなく、“何か”に追いかけられ、死にものぐるいで“逃げている”ようだった…

「(ハァ…ハァ…彼奴マジでヤベーよ‼︎なんなんだよ彼奴‼︎)」

逃げて、逃げて、逃げまくって約30分が立つ…

男は力には自信があった…だが、恐らく彼奴は自分を超える程の力を持っている…

そろそろ、自分の力も限界に近い…

そもそも、何故男は逃げているのか…

何故、自分のに隠し持っている拳銃で撃とうとしないのか…

何故、これほどまでに冷や汗をかき、“怯えている”のか…

全くわからないのだ…

ただ、怖すぎるのだ…

気をぬくと命を落としてしまうくらいの恐怖が全に襲ってくるのだ…

この恐怖の正は知っていた…

だが、あり得ないのだ…

男は、アメリカで五本指に數えられるほど有名な“殺人鬼”であった…

そのため、相手からの視線、敵意、“殺気”は敏じるように訓練していたのだ…

殺人鬼というのは恨みを買う仕事だ…

いつ命を狙われてもおかしくはない…それが日常だった…

そして、男に向けて殺気のをじると、その殺気を向けた本人を即座に殺す…それが男のやり方だった…

だが、今は違う…初めてこの殺気を向けられたとき…

一瞬にしての気が引き、額から冷や汗がブワッと流れ出て、辺りが真っ白になった…

そして、普段では考えられないような言葉が頭をよぎった…

……"殺される”…………

そして、その瞬間勢いよく走り出した…

だが、彼奴は、男と一定間隔を保つように間を取り、姿が男から見えないように走ってきた…

見えないというのは、恐怖を引き立てる…

それを“知っていて”彼奴は“わざと”やっていると…

そうじたのだ…

そして、さらに數分走り続け、ふと気づくと彼奴の殺気が消えていた…

追ってきている様子もない…

男はホッと息を吐き、その瞬間、なんとも言えない“達”が訪れた、やったぞと、俺は逃げ切ったぞと、そんな達が…

そして、次の瞬間…

『ゾクッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』

目の前に彼奴がいた…

俺に、殺気を向けた張本人…

“噂”では聞いていた…ただの噂であってしかった…

異常な量の殺気をり、指名手配犯を恐怖のどん底に落とし捕獲するという“伝説”を作った男…

「し、し、死神ッ‼︎‼︎‼︎」

「初めまして…私の名前は…コードネーム“death”…と言います…気軽に死神…とでも呼んでいただければ結構です…まぁ、呼ぶのは今日で最後でしょうが…」

ふぅ…と死神は息を吐き

「いや〜なかなか手こずらしてくれましたね?…ですが、鬼ごっこはここまでです…それでは“さようなら”…」

その夜、六つの街で悲鳴が響き渡たった…

そして、男は恐怖のあまり、失神し、気付いた時には、刑務所の牢屋の中だった…

* * *

ふぅ…最初の奴は手こずったけど…そのあとは簡単に捕獲できてよかったよかった…

さてと、家に帰りますか…

* * *

その頃一方…

一人の者が薄暗い部屋で、気に鼻歌を歌っていた…その者が足をパタパタとさせるたび、両サイドで結んだツインテールがぴょこぴょこいていた…

そして、部屋のそこら中にられた一人の年の寫真…

それを見るなりふわぁっと顔を緩めていた…

「早く…早く私に會いにきてくださいませ…」

そして、寫真に映る一人の年の正

しい、“死神様”。ふふ…」

* * *

その頃一方…

「ベクショイッ‼︎‼︎ヘクショイッ‼︎‼︎ああ…風邪かな…」

家に帰る途中、大きな嚔をする新であった…

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