《學校一のオタクは死神でした。》第53話 悲劇、そして死
*第53話  悲劇、そして死 *
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……………………………………………………………。
なんでこのタイミングで出てくるんかね?本當に…
がっつり委員長さんの視界にってるし
ってか、八岐大蛇ヤマタノオロチデケェ…
5年前見たときはせいぜい俺の長と同じくらいじゃなかったか?
なんで“リズの家と同じくらい”までデカくなってんだよ…
長速度はや過ぎだろ…
何食わせたらこうなるんだよマジで?
5年でここまでデカくなるかよ普通…?
まぁいいけどさ…
たとえ、化のなかで一二を爭う強さだとしても?
フルボッコにでき…………………るかな…?
え?
委員長さんがここにいるってことは、魔力使うところ見られたら流石にまずいよね?
2人目はまずいよね?
え?
まさかの素手で相手しろと?
いや、流石に北斗百裂拳とか使えないよ?
生の人間であんなことできないよ?
助けてド○え○ん‼︎
『○ラ○もんは言っている…頑張れ死神と…』
お前誰だよ‼︎⁉︎
『私は言っている…神様だと…』
俺神様なんすけど…
お前なんか知らねえよ…
『………………………………。
…………………………………………頑張れ死神と…』
オイコラ、質問に答えんかコラ
あ、聲聞こえなくなった
マジで誰だよ…
まぁ、誰だっていいけどさ…
そんな事を思っていた瞬間…
「撃てぇ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
「「「「「(ガガガガガガガガガガガガ‼︎‼︎)」」」」」
いつの間にか黒服達がありったけの武を持ち寄り、八岐大蛇を囲み銃を発砲した…
「お二人ともお下がりかださい‼︎
危険です‼︎」
「は、はい‼︎」
「死神様は裝備を整えてから參戦していただけますか‼︎」
おお、ナイスタイミング〜…
「了解」
「ありがとうございます‼︎
撃て撃て‼︎‼︎
死神様の裝備が整うまで持ち堪えるんだぁあああ‼︎‼︎‼︎」
「「「「「おおおおお‼︎‼︎‼︎‼︎」」」」」
黒服達が聲をあげ、戦闘の勢いがます…
が…
「固え‼︎
全く銃弾が効いてねぇぞ‼︎」
「RPG撃てぇえ‼︎」
ドッッン‼︎‼︎‼︎………ッッッッバァアアアアアァァアアンンッッ‼︎‼︎‼︎
「ダメです全く効いてません‼︎‼︎」
「なんだと⁉︎」
でしょうね…
ふと、メデューサがこちらをじっと見ていることに気づく…
ん?
そういえば…
“なんで攻撃してこないんだ?”
アラクネとビートルは所構わず暴れまわっていたが、先程からメデューサは、全くと言っていいほどきを見せない…
まさか“意識”があるのか…?
気になり、ゆっくりとメデューサの方へ歩いて行く…
「って死神様⁉︎
危険です‼︎
離れてください‼︎」
「発砲するのを止めろ
確認したいことがある」
「し、しかし‼︎」
殺気発…
「止めろっつってんだろ?」
「………………
発砲を中止しろ…」
「「「「「は、はい‼︎」」」」」
「それと、お前らは委員長さんを連れてリズの護衛にまわれ。
こいつは俺が相手するから、そっちの方を頼む…
リズにはここにに來させるなよ?」
「…………了解しました…」
「し、神藤君⁉︎」
「ん。すまんな」
「さぁ、中谷様こちらへ…」
「で、でも‼︎神藤君は⁉︎」
「俺は大丈夫だ。
だから行け。
それに、委員長さん達が避難してくれた方が俺はやりやすい。」
「………………分かった…」
「さぁ、こちらへ…」
黒服の男達が委員長さんを連れて屋敷に戻っていき、再びメデューサと向き合った瞬間…
誰もが予想しなかった…
その悲劇は起きた…
「⁉︎」
メデューサの方を向いた瞬間…
メデューサの命が、一瞬にして“破壊された”…
要するに……………“死んだ”…
* * *
「姫様いけません‼︎
外は危険です‼︎」
「でも私の死神様が‼︎」
「いけません‼︎
とりあえず、自室にお戻りください‼︎」
「嫌よ‼︎
私は死神様の元に行くの‼︎」
「ダメです‼︎
何度言えばわかるのですか‼︎」
ちょうど、私と黒服の男達が大急ぎで屋敷に戻って來た頃、セバスさんとエリザベスさんが人目も気にせず、めて居た…
セバスさんてこういう時は話し方は穏やかじゃないんだ…
普通に喋ってる…
まぁ、そのくらいの急事態だってことは分かるけど…
すると、エリザベスさんが私がの姿を見た瞬間、僅かに口元が上がったような気がした…
「じゃあ‼︎水谷の部屋に行くわ。
それなら問題ないでしょ?」
私は呼び捨てなんだ…
「何故水谷様のお部屋なのですか?」
「先ほど、死神様と水谷の組手を拝見させていただきました。
水谷の武の腕前はセバスとほぼ互角に戦えると見たわ。
それに水谷は死神様にジャパニーズ拳法の上手投げといったかしら?
それを死神様にきめたわよ?
もしかしたら、貴方とは互角ではなく水谷が上かもしれないわね。
そんな水谷の部屋にればもしもの時は安心できる。違うかしら?」
「しかし‼︎
水谷様はお客様ですよ⁉︎
何を考えてらっしゃるのですか‼︎」
「水谷はホームステイをしにここに來たのでしたわよね?
じゃあ、家族同然。私の家族は私を全力で守る。
それがこの屋敷のルール。違ったかしら?」
「で、ですが‼︎」
「水谷は私を守る気はあるのかしら?」
え?ここで私に話を振られるの?
しかも、エリザベスさんの目は「あるって言わなかったらどうなるか分かったんでしょうね?」と言っているのが一目でわかる…
「あ、あります…」
「じゃあ、決定ね?
セバス達は部屋の外を守りなさい?
って來ては絶対にダメ?
いい?」
「…………分かりました…」
「じゃあ水谷、行きましょう。」
「は、はい‼︎」
なんだか、厄介な事になったような気がする…
* * *
通常、獣神に“選ばれた”者は全てその時點で不老不死となるはずだ…
だから、壽命などは存在しないはずだ…
そもそも、俺達神の中での死は魔力の急減による崩壊だ…
もし、これが起こったとしても、一ヶ月ほど経てば完全に再生する…
これは、“俺”と“母さん”がをもって証明している
母さんの話によると、消滅してから一ヶ月ほどで俺の中で意識が復活したと証言している…
でも、今目の前で起こっているのは完全に命“本”の破壊…
人間の死…永遠に再生することのない永遠の死…
ありえない…
だが、今目の前で起こっている…
そんなことを考えている間にも、メデューサのが始める…
そして、一瞬でメデューサのがの粒子に変わりさらえ舞い上がろうとする…
「compulsionコムポーション recoveryリカバリー ‼︎‼︎‼︎‼︎」
俺は急いでメデューサ向かってcompulsion recoveryを撃ち込むが、全く効果はなく、粒子に変わるスピードも変わらない…
「くっ⁉︎だったら…‼︎‼︎セフィラ化‼︎‼︎‼︎‼︎」
の粒子に直接腕を突っ込み、そうぶ
すると、の粒子はしづつ手のひらに集まり始め、全てのの粒子が集まり、セフィラ化しようとした…“が”…
「⁉︎」
セフィラ化しようとしたの粒子は、手のひらには集まったものの、いつまで経ってもセフィラにならない…
まるで、の粒子それぞれが弾き合うように1つに固まらない…
だったら‼︎
「coatingコーティング‼︎‼︎‼︎」
自分の魔力をアラクネのの粒子にけ、それを包み込むように固めて行く…
そして、無理矢理固め、1つの黒い球に変えた…
「とりあえず…これで大丈夫か…」
ホッと息をついた時…あることに気づく…
“八岐大蛇が消滅しない”…
八岐大蛇はメデューサの化…
通常、化は主神の姿が人の形を保てなくなった時、自的に消滅する…
だが、消滅しない…
何故だ?
今何が起こっている?
すると、八岐大蛇のの中心にある睡蓮が“紅く染まった”…
それと同様に、八岐大蛇の白い巨に紅い刺青のような模様が描かれる…
そして、黃金の16の瞳が紅く染まり、白目の部分が真っ黒に染まる…
『ッッッッッシャァァアアアア゛アアアアア゛アアアアアアアアアアア゛アアアアア゛アア゛アアア‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』
八岐大蛇は8つの頭をい立たせながら咆哮した…
そして、悲劇は終わらなかった…
「…ヒィッッッ⁉︎」
「⁉︎」
いつから居たんだろう…
メデューサを助ける事に無我夢中で全く気づかなかった…
俺の後方にある木々の中の二本に2つの人影があった…
その命は…間違いなく“委員長さん”と“リズだった”…
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