《學校一のオタクは死神でした。》第58話 ヒーローは記憶の中に眠る

*第58話 ヒーロー記憶の中に眠る *

八岐大蛇との戦闘、結果…

勝者 : 死神 神藤

幻想種 : ルシファー 黒子、消滅…

この戦いで、新は大切な人を失った…

それと同時に、新のに変化が現れた。まず、髪や全が何も描かれていない畫用紙のように真白な白髪に変化。そして、両目、瞳がしい熱帯魚の生息する海の様な青に変化した。そしてもう一つ、武裝が常に豪炎化狀態に変化した、ついでに言うと、炎のも赤や黒から、瞳と同じ、青の炎だ…

だが、武裝を解いた瞬間、髪も瞳も元に戻った…

もう1度、武裝して見るが、髪も瞳も武裝も、元に戻っていた…

付け足すと、deathデスsupiaスピアを使っても、刺したものが氷結することもなかった…

トールが言うには、そもそも、氷弾アイスバレットとは屬型の氷に近いもので、トールは新自が持っている魔法をで自の形を組み換え、想像通りの武となるらしく、氷弾などの、魔法の種類を超えたTRANSトランスなど“不可能”だったそうだ…

何故、悪魔型である新が屬型(氷)の魔法が使えたのか…

魔法を二種類持っている神、獣神、幻想種など見たことも聞いたこともない…

そして、一つの“可能”が生まれた…

神藤新、死神の使う魔法が悪魔型でも屬型でもなく、“全く未知の型であるという可能”だ…

だが、基本的には悪魔型と見ていいみたいだった。何故なら、現時點で、魔法を使おうとしても、悪魔型しか使えていないからだ…

謎は深まる一方だ。付け足すと、“面倒な事が増える一方だ”…

例えば、そう…

「一つ聞いてもいい…?神藤君…。」

「死神様!!死神様!!あの蛇の様な化と死神様が使っておられた魔法みたいなものは何ですか!!説明を求めます!!」

ほらやっぱり、聞いてきやがった…

現在進行形で、新は、面倒臭い事になっているのである…

理由は簡単、二人同時に、化、八岐大蛇を目撃し、魔法を使っているところを見られたからだ。全く…セバスと黒服達は何をやっているのか…仕事をしろよ仕事を…俺だってやってんだからさぁ、死神としての仕事。

ふと、空を見上げた…

そこに広がるのは當然の如く、真暗な夜空だ…

街が明るいせいで、星は々見えた。東京よりは良く見える。當たり前だ、都會から離れた場所なんだから當たり前だ…

ハハハ…黒子さん…必ず帰って來いよ…それまでには、もっと、強く…強くなるからさ…

見上げる空は、ただ、黒く、真黒で、しだける星のみであった…

■ ■ ■

とりあえず、新は屋敷へ戻り、リズの部屋を借りて自分の招待を明かした…

すると、驚いたことに、2人は全く怖がることは無かった…むしろ、「何その廚二病心をくすぐる設定!!羨ましい!!羨ましい!!え!!ぜろリアル、弾けろシナプス、Van!shment Th!s World!!ってやってみて!!」「死神様が神様!!嗚呼!!神!!なんといい響きなんでしょう!!私のしたお方は神様だったなんて!!嗚呼♡♡♡もう、キリスト教を辭めます!!死神様だけを崇めますぅ!!」などと言って割と喜ばれたが、新からして見れば、胃が痛くなる一方であった…

セバスと黒服たちには、八岐大蛇の正は、前に、勝負を挑んできた、アホ研究者共が、死神を超える指名手配犯捕獲兵を作って、新自と戦闘して、どちらが強いかを競い、勝ったほうが、指名手配犯の捕獲の任務を任せると言う、実に面倒臭い事が起きて、圧勝した新の仇討あだうちに八岐大蛇型ロボットで暗殺を目論んだが、返り討ちにし、スクラップにしておいたと伝えておいた。ついでに、自分のせいで迷かけたから、軍の強化の報酬をゼロにしてくれるよう頼んだところ、セバスがやや驚いたが、分かったと深く頷いてくれた。

■ ■ ■

その日、中谷 蒼はこんな“夢”を見た…

自分のい頃の記憶の夢だ。い時、蒼は暴走した大型トラックに跳ねられそうになったことがあったそうだ。その時、蒼に“ヒーロー”、勇敢なるヒーローが現れたのだ。そのヒーローは蒼を超人じみた能力で暴走したトラックに跳ねられる事から守り、助け出したという。

その日、蒼はヒーローに憧れた。私を助けたようなヒーローに…

蒼が空手や道、合気道などを習い始め、オタ活をし始めたのは、そこからだったのかもしれない…

とにかく、蒼はヒーローが好きだったのだ。憧れたヒーローが…

だが、ある日、そのヒーローが、足に重癥を負っていた事を知った…

両足、脛骨の“亀裂骨折”、右、第4、第5中足骨、左、腓骨の骨折の“助骨骨折”…

蒼一人の命と引換にけた代償だ…

普通、こんな重癥はしないだろう。だが、そのヒーローの助け方がその重癥を引き起こした…

蒼を抱き抱えて、暴走しているトラックを“駆け上がったのだ”…

は?って思うかもしれない。だが、そう喩えるしかないのだ。もっと分かりやすく言うなれば…そう、今日、“神藤君がリズさんと私を助けたような”…

あの時のヒーローは神藤君だったのだろうか…?

いやいや、そんなはずはない…だって、そのヒーローと會ったのはもう“10年以上前のことなのだから”…

でも、何か関係があるのだろうか…?

神藤君は今日の話を聞く限り、人間ではない、いわゆる神様だ。だとすると、私達と歳はかけ離れているのだろうか…?もし、そうなら…あの日出會ったヒーローは…

* * *

八岐大蛇との戦闘が決著し、次の日…

食堂で朝食をとっている最中、委員長さんこと蒼がこんな提案を持ちかけた…

「せっかくイタリアに來たのだから“観しない”…?」

「…観…?」

「そう」と委員長さんが言った。

か…確かに、イタリアは観地としては有名だ。イタリアと言えば、マカロンや、パンナコッタ、ティラミスなどのスイーツ、世界産のコロッセオや、ピザの斜塔、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教會とドメニコ會修道院にあるかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』、あの『モナ・リザ』が展示されている、世界的に有名なルーヴル館。まぁ、他にも観できるところはなさ沢山ある。

「観か…悪くないな。いいよ。」

「やった…!!」

「で、何処に行くんだ?」

「ええっと…」

「ちょっと死神様ぁ!!!!私抜きで話を進めないでくださいましぃ!!」

「ん?居たのかリズ。」

「居たのかってぇ〜!!ずっと居ました!!私は死神様の半徑……え?今なんて…?」

「半徑何!!!?半徑と俺になんの関係があんの!?!?」

マジで寒気がした…

ところが、リズは口をポカーンと開けたまま、何故か、顔をし赤くしている。俺なんか言ったかな…別になんもおかしなこと言ってないよな。うん。

「い、今…“リズ”っとおっしゃいました…?」

あ、ヤベ…

「言っていませんが、お嬢。」

慌てて、新は元の口調に戻した。無意識のうちにリズと読んでしまったようだ…うん。バレてる。

…どうやって誤魔化そう…

「観だったら、お嬢に聞いた方がいいぞ。何てったって、“エリザベス1世の隠し子だからね”。イタリアの中だったら詳しいと思うぞ。」

すると、リズは「え、えへへ♡」と言って照れた。よし、誤魔化せた。

「へぇー…へ?」

「うん?どったの委員長さん。」

「エリザベス1世?」

「うん。それがどうしたの?」

「え?あのエリザベス1世?」

「うん。あのイングランド王のクソビッチ。」

「死神様ぁあ!!お婆さまはビッチじゃありませんよぉおお!!!?」

リズがツッコムが(どうやらリズにも家系のプライドはあるらしかった…)何故だかわからないが、委員長さんはポカーンと言った顔をしており、( ゜д゜)ポカーンというアスキーアートと完全に一致していた…

「エリザベス…」

「うん。だから委員長さん、ここ來た時自分で言ってたじゃん…?」

「え…?私が言ってたのは違うエリザベスなんだけど…」

「は?」

「うん。」

「え?委員長さんはどのエリザベスだと思ったわけ?」

「ええっと…こう…“白のデッカい鳥みたいな”…」

「銀○だぁああああああああああ!!!?!?!?!?!?!?」

「そのエリザベスの中かと…」

「何で○魂の方を思いついちゃったのかな!?!?」

「飛行機に乗ってるに神藤君に貸してもらって読んでたから…」

「アレェエエエエ!!俺が悪いのかコレ!?!?!?!?!?」

「てっきり、そっちかと…」

ダメだこの人…2次元と3次元がわからなくなってきてる…いったい何が委員長さんをこんな風に…あ、俺か…

と、1人納得しながら委員長さんを変えてしまった自分にショックをけるのであった…

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