《學校一のオタクは死神でした。》オタ神 short_その2 能力 Part 2_

*オタ神 short_その2 能力 Part 2_*

化した狀態での登校、1日目の放課後…

やっと終わったと、なんとも言えないに襲われる。

放課になる度に押し寄せる質問の嵐。亜月を一目見ようと押し寄せる他クラスの生徒の波。

その全ての質問に答え、辻褄合わせる…

それがどれだけ大変な事かを思い知り、早くベッドにダイブしたい、ラノベを読みたい、アニメを見たい…

そんな思いだけで立ち上がり、家に帰r…

「ねぇねぇ!!亜月さん!!」

突然聲がかけられ振り向くと、子生徒數名が満面の笑みを浮かべながら目を爛々とさせていた…

嫌な予しかしない…

「な、何でしょうか…?」と恐る恐る尋ねると…

「放課後暇!?ウチらと一緒に遊びに行かない!?ショッピングとかカラオケとか!!」

暇じゃないの、今すぐにベッドにダイブしたいの、と、素直に言いたいのだが…

そんな本音を押し包める程のり輝く瞳と期待の笑み…

思わず、それに釣られそうになるが、それを振り払い我が道をゆくのが男ってもんだろ…!!と気合をれそれを斷る…

「うん。いいよ…?」

ごめんなさい。期待をぶち壊すことなどできませんでした。

新の中で男という石像に亀裂が走り、ガラガラと砕け散った…

「ちょっと待ったぁああーーーーーーーーーーー!!!!!!」

何処からか、のごとくその場にシュバッン!!と現れ、ぜぇぜぇと息を荒げながらヒーローが登場した…

「あら…(じゃなくて…)…亜月…!!私との予定忘れてない…!?」

「え?ええっと…?」

「ほ、ほら、行くわよ!!」

新もとい、亜月の腕を引き、達の囲いから引っ張り出した我らがヒーロー。それは…會長さんこと、西園寺百合華であった…

おお!!神は俺を見捨ててはいなかった…!!

(神は俺なんだけどな…?)

気分的にはそんなじだ。

うるうると涙を噛み締めながら、この學校で事を知る貴重な存在の助けを有難くける。

「お?ユリユリっ!!今日は新の代わりに亜月ちゃんゲットでちゅうーday?」

「ユリユリちゃん、ご・う・い・ん♡」

「なるほどぉ…神藤と同じ筋であればいけるということか…フムフム…」

「そ、そんなんじゃないし!!だいたい私はそんな趣味ないから!!」

何故か、今度は會長さんが達に絡まれ始めた…

なに?子高生って同の趣味でもあるの?

まぁ、そんな分けないだろうと、達といじられる會長さんのやり取りを見ていると…

「じゃあ!!ユリユリちゃんも一緒に行こうよ!!」

「え!?」

は…?

「それじゃぁ、レッツゴー~!!」

え?いや、ちょっと待て。

「ゴーゴー~!!」

「え!?ちょ、ちょっとぉーーーーーー!?」

達は會長さんと亜月の腕を引き、學校から連れ出した…

結局のところ、ヒーローはの姿をした小悪魔達に敗北したのであった…

* * *

達と會長さん、そして、いつの間に加わったのか姉さん達に腕を摑まれ、キャッキャウフフと會話しながら町中を歩く。

歩く度に何故か、を苦しくさせるほどの甘く、絡みつくような香りが鼻をくすぐる。

風が吹き抜ける度、今まで布があった場所が異常なほどスースーして気持ち悪い…!!

「何でってこんなにいい匂いがするの!?ってか、スカートすっげえースースーするんですけどぉお!?!?!?」と心がぶ主人公達の気持ちがし、いや、嫌という程わかる。

何これ!?香水!?いや、香水とはまた違うような…何これ!?何だこれぇええええ!?!?!?

頭の中で小さな新達がどんちゃん騒ぎやら、大パニックを起こしている。

「ねぇねぇ、君達どこ校?」

「君達可いね!!」

「俺たちと遊ばない?」

ふと、新達の目の前に3人のチャラついた男達が聲をかけてきた。いわゆる、ナンパという奴だろう。

達は「きゃー、ナンパされちゃったw」「どうするー?」とか何とか言っているが、ここで流石會長さんと言うべきか、「ダメに決まっているでしょ!!」とバーン!!と達の相談を斷ち切った。そして、男達から離れようとするが…

「ええ~、いいじゃんちょっとくらい~」

「つーれないなー」

「んじゃんじゃ!!俺達が君達を楽しい所に連れて行ってあげるよ!!はい決まり☆」

「は、はぁ!?」

流石の達も違和を覚えたらしく、このナンパが悪質なものである事に気が付き始めた。

「行かないわよそんな場所!!ほら皆行こ行こ!!」

會長さんが取り仕切るように、立ち去るよう仕向ける。

「おい、嬢ちゃん。俺らをその気にさせといてそりゃないだろう?」

「大丈夫だよ~別にエッチな事しよって言ってる訳じゃないんだからさ~」

「そーそー」

付いてきた男達のその言とは裏腹に、all lifeを使っている新の目には下心丸出しのけて見える。

「行こ」

と新、もとい、亜月が達を違う方向へと歩くよう言うと…ガシッと亜月の腕を男の1人が摑んだ。

「なー、もうちょい話を聞こうz………あ?…ブベラァハァ!!!!!?!?!?!?!?」

しイラッとした。

だから。摑んできた腕を反対の手で摑み返し、釣竿を持ち上げ、仕掛けを投げ込むように、男を空中に持ち上げ、地面に叩きつけた。

叩きつけられた男は顔面から見事にコンクリートとごっつんこし、鼻から赤い花が咲きれた。

そして、フッと薄く笑うように、殘る2人に浮き出す額の管と殺気を向けながら言った。

「同じ事やられたくなかったら、そこのゴミと一緒に立ち去りなさい♡」

「「ひっ…!?」」

2人の男達の顔からサーッとの気が引いた。倒れている男の足を1人1本持ち、全力ダッシュで「「す、すいませんでしたぁーーーーーー!!!!!!」」とびながら男の顔面を引き摺りながら逃げていった。

その後、倒れた男が病院に行く頃には、地面に叩きつけられた時より遙かに酷いり傷を顔に負っているだろうと思うと、し可哀想に思えた。まぁ、自業自得だろうと、その考えはコンマ1秒で捨て去るのだが…

ふと、辺りが靜かになっていることに気がつく。

ん?どうしたの?と思いながら振り返ってみると…

(   ˙ㅿ˙   )(   ˙ㅿ˙   )(   ˙ㅿ˙   )(   ˙ㅿ˙   )(   ˙ㅿ˙   )(   ˙ㅿ˙   )

こんなじでアスキーアートの顔が並んでいた。

「ええっと…もう、大丈夫ですよ…?」

あ、ヤベッ…と思ったが、彼達の口から出た言葉は意外かつ、その後の新、もとい、亜月の學園生活を非常にかきすものだった…

* * *

2日後、亜月は學校の育館裏に呼び出されていた。

ハートのシールで閉じられた手紙で、育館裏にあると言われるそこで結ばれた者は生涯、互いをし合うだろうと言われる有りもしない伝説の木下で。

からは呼び出した相手がこちらを覗き、亜月がその木下に到著すると、相手は亜月前に出てきて、頭を下げ、右手を差しべ、握手を求めるようにこう言った…

「1年B組 “山野やまの あい”と言います!!

“私”と付き合ってくださいっ!!!!」

それは後輩からのの告白であった…

それが、男の姿である新であるならまだしも、の姿である亜月に、“”である後輩がだ。

數日前のナンパ返り討ち事件後、これはほぼ毎日続いている…

達の口から出た言葉は確かに意外であった…

亜月の予想を斜め上に飛んでいった…

達が口にした言葉は…

「「「「か…」」」」

「か…?」

「「「「か、か、解散っ…!!!!」」」」

「_______へ?」

達が口にした言葉は、謎めいていた。

そんなにナンパしてきた奴が怖かったのだろうか?それとも、自分が怖かったのだろうか?

その後、すぐに解散したのだが、帰ろうと思ったが、々買い出しでもしようかとスーパーに向かい、食品を見ていると、何やら視線が向けられ、振り向くと、その気配も消えるのだが、新もとい、亜月はall lifeを使っているため、“ストーキング”されていることなどバレバレなのだが、それをしていたのが、先程まで一緒にいた彼達だったのだから面食らう。

しかもこちらに向けている瞳にはたっぷりの星がたっぷりっていた。

頭に浮かんだ文字は…

れ、レズビアン…?

* * *

そして現在に至る。

當然の如く、告白は斷ったのだが…

「___5通目…」

今度は、教室だそうだ…ってか、これ無視したらダメなの?と思ったのだが…

『ダメだよ?あr…亜月?』

(いや、普通に新って呼べよ。)

『…告白はちゃんと聞いて、それからちゃんとお返事してあげないとね?』

(スルーかよ!!)

と悪魔かあさんの聲がガンガン頭に響いてくる度にそんなやり取りを毎度毎度繰り返しているわけで…本當に面倒臭い…特に母さんが…

いや、だってさ?だってさ?

カバンの外ポケットの中にった“5、6とった、封筒と便箋の束”…

「何箇所行けばいいんだよ…マジで…」

そんなことをしているに、教室に到著してしまった。

視界に映る命はやはり、だった…

この學校はレズの場ですかっ!?この學校の子はレズばっかなのですか!?

面倒くさくなって引き返そうとすると…

『亜月、告白はちゃn…』

(ああ!!分かりましたよ!!行けばいいんだろ!!行けば!!!?)

勢い任せにドアを思わず、バァアーーーンッッッ!!!!と開けてしまう。

あ、ヤベッと思うがもう遅く、教室にはドアが開く音が響き渡り、當然の如く、中にいた呼び出した相手もビクゥッーー!!!?っと飛び跳ねていた。

「あ、ご、ごめんなさい!!」

とりあえず、謝る。

「お、おー、大丈夫だ、問題ない。」

うん?どっかで聞いた事あるフレーズだが、まぁ気のせいだろう。

だが、気づいたことはそれだけではない…

その亜月を呼び出した相手が大問題だった…

は、この學校に良くかったなと思えるほど、インパクトの強い、黒く南國にでも行ったのかと思えるほどの黒いのメイクをしており、髪を金髪に染め、し長めの爪はカラフルにマニキュアが塗られ、飾りがついている。

首にはブルドッグのような番犬が著けていそうなエッジの付いたチョーカー、セーラー服のボタンを苦しいのか、の辺りまで開け、スカートはし歩いたらパンツが見えてしまうのではないかというほど短い…

いわゆる、黒ギャルだった…

しかも、新と“面識”のある顔だった。

「アタシは“利田りだ 恵夢めぐむ”ったな言うもんだ。…っとは言っても“同じクラス”だから顔は見たことはあるよな?」

確かに顔は見たことある。クラスで見たかは知らんけど…

どっちかと言ったら、古臭いやり方で、“委員長さんをめていた奴”っていう方が印象深いのですが、と素直にツッコミたいが、今の姿は、新たとはかけ離れた見た目であり、そんなことを知るはずの無い亜月である。

そんなこと口をらせたら、怪しまれてしまう。

ってか全く聞いたことが無い苗字だな…利田だっけ…?

あ、でも確かにカタカナにしたらリーダーってじがする。

って、そんなことを考えている場合ではないのだ。

これから彼、利田が何を言ってくるかが問題だ…

すると、利田は辺りをキョロキョロと見渡し、まるで人が他にいないかを確認すると、口元に片手でメガホンを作り、手招きした。

「?」

その様子は告白…という訳でもなさそうで、ホッと一息、し安心する。

亜月は完全に気を抜き、利田の指示通り、耳を貸す。

「あ、あの、オタk…神藤新って…」

(うん?俺の事か…?)

うんうんと小さく頷きながら続きを聞く…

「神藤新って……普段、“Sっ気が強いのか”…?」

「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はい?」

思わぬ、問に首を傾げる。

「だ、だから!!神藤新って、お、お前とかといる時はえ、Sっ気が強いのか!!!?」

耳元で利田が聲を荒げて再度問う。

あまりにも聲が大きく、耳を軽く抑えて、避ける。

「あ、スマン…」と利田

亜月は恐る恐る聞く。

「え、ええっと…何で?」

「い、いや!!べ、べ、べ、別に何も!!た、ただの好奇心だ!!ハハハハ…」

明らかに噓である。まぁ、本人は誤魔化せたと思っているらしく、そっとしておいてやることにする。

さて、どう答えたものか…と言うか、答える必要があるのかとさえ思うが…

『亜r…』

(わーかりました!!答えます!!)

しかし、Sっ気と言われても…

とりあえず、新學期からここ最近あったSっぽいこと(?)を思い出す。

・ビートルにcompulsionコムポーション recoveryリカバリーを使う

・利田達に虎以上の殺気を打つける

・母さんを星に変える

・余裕ぶっていたイタリア現役陸軍隊長らに殺気を打つけフルボッコにする

・イタリア現役陸軍達に110kgの重りを持たせた狀態で、5時間の鬼ごっこ…

………しあるのか…?

ということで、「…し、あるかな?」と答えると…

「そ、そうか…!!そ、そうなのかー、フーン」

その後、「サンキューな」と言って立ち去った。

いったい何を企んでいるのやら…

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