《學校一のオタクは死神でした。》オタ神 short_その2 能力 Part 3_
*オタ神 short_その2 能力 Part 3_*
「つ、疲れた…」
帰宅後、新…亜月はに溜まりに溜まった疲れやら、怠さやらを全部一気に吐き出すかのように機に突っ伏した…
新が亜月の姿になってから6日が経つ…
學校では毎日、異常なほどスースーするスカートを吐き、を固定するブラがし息苦しい。
放課後に至っては男構わず告白三昧…
何処のハーレム王だよ…この場合はハーレム妃か…
だけだったらまだしも、男からの告白は途中、マジで吐きそうになった…
しつこい奴も數人いて、それら全員は見事に顔面に紫の痣という名の返事を刻まれ、満面の笑みで帰っていくのだ…
思い出しただけでも悪寒が…
しを震いさせる。
だが、この恐怖や疲れは今日でおさらばとなる。
明日は男神おがみの元へ行き、元の姿、鯔のつまり、男の姿、新たに戻してもらうというこれ以上にないほどの嬉しい用事がある。
だが、1つ、気になることがあった…
気になると言っても、目の前に答えは書いてあるのだが、信じ難いというか、信じられないと言うか…
亜月はポケットの中からスマホを取り出し、畫サイトを開き、文字を打ち込んでいく。
検索をかけると、目的の畫は覧の一番上に見つかった分かりま…
その畫を再生すると…
『どうもー!!今日は僕達のために來てくれてありがとうー!!』
『『『『キャーーーーーッッ!!!!(黃い聲)』』』』
『今日は楽しんでいってくれよ☆』
『それじゃぁ!!“1曲目行くぞ”!!!!』
『俺達のデビュー曲…』
『僕達のユニット名♪』
『耳のかっぽじって聞けよ!!』
『『『『『『『“CYCLONEサイクロン”…どうぞ!!!!』』』』』』』
人気アイドルグループ『CYCLONE』が畫面の中で歌い踴り始めた…
そしてその中にいるただ1人だけを亜月は見つめ続けた…
「まさか、アイドルなんかやってたとは…」
歌って踴るアイドル『CYCLONEサイクロン』の1人、神楽星空かぐらせいや_____“男神”の姿を…
* * *
「ここか…」
「ここだよ~」
「ここですね。」
「ここだね。」
亜月達が持ち、握っている、チケットを見る…
「“ペアチケット”…か…」
一昨日、ポストに送られてきた封筒。その中には1枚の『SYCLONE』のライブ、ペアチケットがっていた。しかも、最前列だ…。
なかなか手にらない品だということはわかっている。だが、どうして“1枚”だけなのか…?
俺達の家には、現在、俺、希里、親父、姉さんの“4人”が住んでいる…
俺は行かなきゃならない。元に戻してもらうためにだ。
じゃあ、あと一人は…?
「え?私じゃないの?」
と、キョトンっと、桜姬おうきが言った。
「まぁ〜、確かに、電話したのと、男神君と雙子の兄妹である神ちゃんが適任だよね~」
「そうですけど…僕も見たいです、ライブ。」
「あー、でも、希里君。多分ライブ會場に男の子はちょっとな過ぎて、気不味いかもよ…?」
「う、!?…や、やっぱり止めておきます…」
學校で軽く難にあってる(々恐怖癥になりかけているのでし心配だ…)希里は自らの塊の中に飛び込む勇気がなく、斷念した。
「じゃあ、私も希里君とその辺をぶらぶらしてるよ。
終わったら電話してきてくれ。
それじゃぁ、楽しんできてね~」
「お気おつけて、兄上」
* * *
_____ザワザワザワザワザワ…
會場にると一気にあたりが騒がしくなった。
「きゃー~♡♡♡」やら、「出てきてぇ~☆★」やら、「CYCLONE!!!!CYCLONE!!!!Lエル・Oオー・Vブイ・Eイー!! L・O・V・E!!」とぶ、若いからOLのまで、歳は々、それぞれが、ペンライトを両手に握り、ライブ開始をまだかまだかと心待ちにしている。(ぺら…)
ここまで來ると、2次元オタクと、そう大して変わらないような気がするが、何故か、2次元と3次元は犬と猿の関係というか、油と水というか、犬と貓の関係と言うか…何なんだろうね?オタクなのには変わりはないのにね?wぺら…
とは思うものの、実際、新自も、「アニメの実寫化は止めんかボケェい!!!!」などと、SNS上で騒いでいるオタク達に便乗しているため、それらとは大差ない。(ぺら…)
2次元と3次元の対立はお互い、「かかってこいやボケェ!!」狀態なので、それを口に出すと、火に油を注ぐことになるのであえて言わないのが主流だ。(ぺら…)
突然、ガチャンッ!!と照明の明かりが消え、真っ暗になり、観客達が靜かになった…
ステージの天井から白い霧のようなものが降り、白いカーテンがかかる…
だが、何故か、ウズウズと何かを心待ちにしている…?(ぺら…)
すると、大ボリュームの音楽が流れ始める。
そして、タイミングを見計らったように、ステージにスポットライトが向けられ、特大のクラッカーとレーザーがステージを飾り、霧の中からその影を見せる…(ぺら…)
「「「「「「「_______________っ!!!!」」」」」」」
歌い始めと同時に影達の足元がり、霧が掻き消え、姿を現した青年達が歌い、踴りだす。(ぺら…)
「「「「「「「「「「「キャーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
それに負けないほどの大きさの黃い聲が會場を駆け巡り、青年達の歌う曲に合わせて、ペンライトがく。中には青年の名を呼ぶ観客までいる。(ぺら…)
ライブとはこんなに五月蝿いものなのか…?
これじゃあ、落ち著いて“ラノベが読めないじゃないか”。
※絶対に真似しないでね♡
と、亜月は會場最前列中央のファンだったらから手が出る程しがる特等席に座り、イライラしながら、ラノベをでも読もうとしていた…
※絶対に真似しないでね♡
だって、俺は男だもん!!男のショー見てもしゃーないやん!!
だが、無理やり読もうと周りの音をシャットアウトしていたその間、手が一本ぬらりと亜月が読むラノベ目掛けてびてくる…
「_!!」
サッ!!とそれを躱しその腕の正を見る。
「ちょっと!!あんた!!そんないい席とってるのにそれじゃぁSYCLONEに失禮でしょ!!その本をしまいなさい!!そして、この最高のショーを見なさい!!」
ピンクの『I ♡ SYCLONE!!』と書かれた鉢巻に、手の指の間に右二本、左二本の計四本のカラフルなペンライトを輝かせ、當然の如くと言うべきか、ピンクのベースにこれまた、『I ♡ SYCLONE!!』と書かれたTシャツ(ついでに言うと、『FOREVER!!』という文字も付いていた)、パーマに數カ所のシミ、ズボンには腹が乗っていた。
いわゆる、『THE !!  OBACHAN!!!!』といった、隣に座っていた観客だった。
「早くしまいなさい!!ほら、しまわないなら私が、預かって、あげるから!!!!」
オバチャンは強引にも亜月の持つラノベを奪い取ろうとする。
まぁ、奪い取ろうとするが、人知を超えた能力を持つ亜月にとっては避けながら読むことは余裕のよっちゃんなのだが…正直言って、凄くうっとおしい。
※絶対に真似しないでね♡
ひょいひょいと避け続けている亜月に段々と怒りが増していったのかオバチャンは拳を握り、それを振りかざした。
その瞬間…
「「「「「「「________________________ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」
舞臺で踴るSYCLONEの演技に変化が生まれた。
激しいステップ、音の勢いもまし、ポップミュージックのような音楽から、勇ましいロックのような歌詞に変わる。
全く興味が無い、聞いたことの無いの曲のはずなに、何故か、惹き付けられるような曲。
「「「「「「「「「________________ッ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」
ふと気付くと、オバチャンはそれに見り、拳などとうに下げていた…。
「…これが“SYCLONE”…男神の曲…か…」
自然と手がいたのか、知らないに、亜月はラノベを懐にしまい込み、ペンライトは振ってはいないものの、その、ひと時の嵐サイクロンの歌聲を聞きった…
* * *
『☆★☆新へ☆★☆
☆★☆★ライブ終了後、封筒の中にっていた名刺を係員に見せて、控え室まで來てくれ☆★☆★
☆★☆★係員にはちゃんと僕の名刺を持っているこが來るから通してあげるように言っておくから☆★☆★
☆★P.S.新が來るのを首を長くして待っているよ☆★
★☆★男神より★☆★』
という、やたら星が書かれた手紙を持ちながら、係員に案されるがまま、控え室まで來て、係員がノックをし、「失禮します」と言って部屋にる。
同じように俺と姉さんも、った瞬間…
「新君おっ久ぁああー~☆★☆★☆★(ダイブッ!)」
「“死神〇ョォーーーーーーーーーープ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!”」
「ぶべらっ!?!?!?!?!?!?!?」
突然、新目掛けてダイブしてきた何者かに亜月の某マンガの死〇様の必殺技、脳天〇撃〇神チ〇ップが炸裂する。
「痛たた…って、うん?」
頭を抑えながら、男神が立ち上がると、首を傾げると、「ええっと…君、誰?」とコシュー…と手刀から煙を出した亜月に問いかける。
「新だ。」
即答
「いやいや、僕の知っている新はもうちょっと背が高くて、髪は普通に短くかつ、サッパリした髪型で、顔つきもそんなパッチりとした目じゃなくて、もっと、なんて言うか、気怠い(?)、し虛ろ(?)な目をしているけど、それでも怒るとキリリとした目に変化して、長は“約172.5324561cm”で、重は“約46.8655634547”で、BWHスリーサイズは上から約、“79.8576248965”、“68.9763449657”、“87.8953563153”……etc..etc……etc……etc……etc……
_____________________________________________________(※しばらくお待ちください(´>ω∂`)☆★※)______________________________________________________
…って、そもそも!!僕の知っている新は君みたいなの子じゃないし!!男だし!!!!」(約20分☆)
詳しい説明をありがとう。そしてもう1発チョップ喰らっとくか?
ってか、どうやってそんクソ細かいデータとったんだよ!?數第何位までデータとったんだよ!?ってか、なんでそのデータを持ってるんだよ!!!!何暗記してんだよ!!!?マジでキモいわ!!むしろ怖っ!?!?ある意味その執著心を尊敬するよ!!二次元キャラでもそんな細かい設定ついてねぇーよ!!!!
男神のトンデモ発言で部屋の溫度が2度下がったような気がする…
すると、1人男神に歩み寄った…“姉さんが”。
「男神、男神…そのデータをよこしなさい。」
「やだねっ!!☆」
「コレでも…?」
「なぁっ!?コ、コレは!?!?!?」
「新の高校にいる間、盜撮しておいた、私の蔵寫真…」
「……何がしい…」
「ええっとne…ぶべらぼはっ!?!?!?!?!?!?!?」
「いばらぎっ!?!?!?!?!?!?」
「何堂々と、目の前で闇の取引進めようとしてんだよ!!!?!?!?ってか何その、男神のき聲!?何故茨木!?!?」
「…………なんとなく…?」
「なんとなくかよ!?」
どうしても、俺、というか、亜月の事を、新という事を全く認めようとしない…
どうしたものか…
腕組みをしてし考えていると、ちょいちょいと、スカートの裾(※そもそも、男がスカートを著てるのが可笑しいんだけどな?可笑しいんだけどな?今さ?の姿だからさ?無理矢理な?無理矢理、悪魔三人衆に著せられたんだよな…)を引っ張った…姉さんが…。
「ん?」
「新…ペイっ!!!!♡♡♡♡♡」
ん?ペイっ?って…うん?
ってオイィィィイイイイイイイイイイイイイイイイ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
凄いスピードで、飛び出した亜月は、ジャンプした勢いで、“天井”に著地し、落下の勢いを使って、その、姉さんが“放った”浮遊を全て回収し、キュルキュルッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!と床に回転しながら回収した。
「何すんじゃボケェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
落ちて、傷でも付いたらどうすんじゃボケェエエエ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
ゼェゼェ…と両手に摑んだ、ライブに來る途中で買った新刊の漫畫を抱きしめ、半泣き狀態で、シャーッッ!!と桜姬を睨みつける。まぁまぁと、桜姬はそれを宥める。
「…確かに、新…みたいだね…」
桜姬のおかげで、男神は亜月=新ということが、ようやく分かった、が…
「おぅ…改めて見ると、やっぱ、神様ってスゲーのな…」
「キュルキュルッッ!!って回転してたね!!☆」
「普通のの子では、今のきは再現できないな…」
「人を超えた能力…!!!!どうやったんだ!!俺もそれやってみたい!!」
「雙子って聞いてたけど、別が違うと、やはり、あまり雙子ってふうには見えないな…」
「でも2人とも綺麗だねぇ〜wあ、でも僕達は止だからね〜、期待しちゃダメだよぉ〜ww」
「ふむ…うちの事務所にしいくらいの貌ですね…」
と、七人が、コチラのやり取りを見ていた。
それを見て、亜月は男神に問う。
「おい、男神。」
「なんだい?☆」
「何故、“お前が神だということが、そこのガキにバレている”。」
「が、ガキって…!!僕達は、なくとも君よりは年上だと思うんだけどな…」と一人の男が言った。
「見た目で年齢を判斷するなガキ。
俺にとっちゃぁ、人間はどんなに歳をとっていようがいまいが、所詮、ガキはガキだ。」
「新、新、口の悪さが出てるよ…」と桜姬に指摘され、「あ、」と言うが、まぁしゃあないだろう、と、無視する。
「で?何故バレている。」
「僕がこの仕事に就く時にバラしたから、だよ?
大丈夫、大丈夫。このメンツ以外に話をしようとした瞬間、心臓に軽いショックが與えられるようになっているから☆」
おいコラ
今、何気にとんでもないこと言いおったぞ
「大丈夫ですよ〜、別に星夜が神様でも、エイリアンでも、ただの中二病でも、星夜は星夜だからね〜」
「星夜はCYCLONEの仲間だからな☆は守るよ☆」
「“CYCLONE”は解散南下させねぇ。“CYCLONE”は俺サイクロンらが守る。」
「そうだぜ!!お嬢ちゃん!!」
と、メンバーはそれぞれそう主張する。
良い仲間を見つけたんだな…
新には、そんな男神が眩しく見えた…
ただ、そのダダれの裏の顔を無視できるのならしたかった…
☆in the ogami head☆
『この仕事マジで天國だから!!パラダイスだから!!イケメン最高っ!!(*´Д`)ハァハァねぇ?その汗ぺろぺろしていい?その首かぶりついて生き吸ってもいい?もっと笑って!!まったく、イケメンは最高だぜっ!!!!』
ご理解いただけたでしょうか…
神楽星空こと、男神は…完全なる“ホモ”である…
真面目な話の中こいつは何考えてんだよ…
それと、男神以外にもう一つ…
「一応言っておくが、俺はお嬢ちゃんじゃない、“男”だ。」
「「「「「「「………ニューハーフ…?」」」」」」」
「ちゃうわ!!!!」
七人の言葉が一致した瞬間であった…
「とりあえず、話はここで一旦打ち切って、男神は新を元に戻してあげて♡」
「そうだっ!!可哀想な新…!!今すぐ君をその呪いから解き放って上げるからねっ!!☆☆((*´Д`)ハァハァ)んーー(※を近づけてきた)ボベラァハァッ!?!?!?!?!?!?!?(※亜月のアッパーが炸裂した)」
「普通にヤレ」
「じょ、冗談だよ!!じゃ、“転換スウィッチ”☆☆☆」
男神がポンっ!!と肩に手を置いた瞬間、に激痛が走る。
「痛ってぇええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
、骨、細胞という細胞、全てが軋み形が変化する。
「だ、大丈夫なの!?」とCYCLONEのメンバーの一人がいうが、「大丈夫、大丈夫」と男神が言い、なだめるが、それでも、目の前で悶える亜月を不安に思う…
しばらく時間が経つと、メンバーは驚愕した…
「はぁ…元に戻った…」
新アルナが立ち上がると、前髪をクイッと軽く逆立てた。
「ゲッ…!!」
そう言えば、やたら下半がスースーすると思ったら、服裝が服スカートだったことを忘れていた。
まぁ、とりあえずは武裝でいいだろうと、全に力を込め、真っ黒な炎をに纏い、“服を焼き払い”武裝へと服を変えた。
「ん?」
ふと違和をじ、首を傾げる…
あれ?武裝が、前と“デザインが違う”…?
元々の武裝は、トレンチコートがモデルのデザインだったのだが、に分かれていた。
ボトムスは、生地が固めの黒いガチョウパンツ(?)に、フィッシュテールの様なマントが著いたズボン。
トップスは、袖が短め、フードの本に、青白いスカーフが付き、白の縁取りで見た目をととのえられた、プルパーカー。
手には、オープンフィンガーグローブ。
そして、何故か足…
「なんで足…?」
え?これ、このまま足で帰るの?俺?
そもそも、なんで武裝が変化してんの?
首を傾げる…すると、ふと、視線に気づく。
「「「「「「「…………………。」」」」」」」
CYCLONEのメンバーが、え?マジで?みたいな視線を送ってきた…
あー、半信半疑だったんだな、うん。
何を言おうか、何を言えば納得するか、考えるが、簡単に納得出來るわけがない、という結論に行き著き…
思いついたそれを言う。
「神様ですが、何か?」
* * *
「ありがとうございます、倉田さん。靴なんか頂いちゃって。」
「いえいえ、いいんですよ。元々は、前回のライブで予備で備えてあった、CYCLONEのスニーカーですから。
もう不用品だったのですが、処分するには勿なかったので丁度良かったです。良かったら他にも使ってください。」
「ありがとうございます。男神のことよろしくお願いします。」
「ええ。任せてください。」
倉田さんからし大きいが、スニーカーを、頂き、記念にということで、CYCLONEと集合寫真+サインをしてもらった。
「じゃ、さいなら」「お邪魔しました〜」と、一禮し、退室する。
「じゃーねぇー☆☆☆」
「ばいばーいヾ(*´∀`*)ノ」
「じゃあな!!」
「ふん…(小さく手を振る)」
「まったねぇ〜☆」
「気おつけて帰れよっ!!☆」
「またいつでも來いよ!」
「お気をつけて。」
そうして、CYCLONEと別れた…
* * *
「やっと男に戻れたぜ!!ヒャフイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「良かったね、新♡」
「元はと言えば、お前のせいだけどな?(ジト目)」
「アハハハ…ごめんなさい…」
當然の如く、この後、親父も加えて、桜姬の長い長いお説教會が開かれた…
* * *
次の週の月曜日…復帰早々、更なる事件は起きた…
「おい神藤!!っテメェどう落とし前をつけるつもりだあぁん!!!!?」
俺こと、新は數人の子生徒…もっと言うと、先日、委員長さんを育館裏で恐喝していた奴らに、呼び出され、今度は俺が恐喝されていた…
「テメェのせいで…テメェのせいで…!!!!!!!!」
「隊長がおかしくなちまっただろうが!!!!!!!!!!!!!」
新は額に汗を伝わせながら、“ソレ”を半目で見ていた…
この場合でのソレは恐喝する、子生徒ではない。
「いやー…コレって…俺のせいなの…?」
新はソレに対して指を指して言った…
「誰がコレだ神藤。だいたい、お前らもアタイはおかしくなってなんか…
と、隊長と呼ばれている先日、し強めの殺気を食らったボス的存在(名前知らないから、今からコイツは“隊長さん”と呼ぶことにしよう。)がそう言いかけた時に新は口を開いた…
「黙れメス豚。地面でも這いつくばってろ。」
「あっはぁんっ!!ごめんなさぁい♡」
と、隊長さんがすぐさま、四つん這いになって靜かになった…
辺りが凍りつき、隊長さんの部下的な奴等(コイツらも知らないから、なんでか知らないけど黒いマスクを付けてる奴は、黒マスク。黒髪と金髪の半々ののショートの奴は、エンゼルフレンチ。一際ガタイが大きく、ゴッツイ、本當になのか?って思う奴は、親方。ソバカスがある奴は、ソバっ子。長出っ歯の奴は、ネズミみたいな顔してるから、レミー。計5人をそう呼ぼう)がソレを顔を引きつらせて見ていた…
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「「「「「………………。」」」」」
5人から返答が返ってくることは無く、その代わりに、隊長さん(“ドマゾ”)の興した甘い吐息だけが、聞こえた。
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