《學校一のオタクは死神でした。》第75話 幻想橫丁
*第75話 幻想橫丁*
_______京都___
季節は夏。紅葉には早すぎるこの季節。
その為か、観客はテレビで見るようなごった返しでは無く、日時の重なった修學旅行中の學生がちらほら。季節とは関係なく観に來た人がちらほら見渡せる。
「いくでやんすよ…」
「ウホッ…」
ゴクリと生唾を飲み込み、せーのと息を合わせ2人で握った錫杖を持ち上げる。
ふぬぅ〜!!と唸りながら辛うじて持ち上げているが、顔は真っ赤になり、本のわずかしか、地から浮いていない。
長さ約2.6m、重さ約97kg。
武蔵坊弁慶の錫杖である。
流石はゴリラと言ったところか、錫杖を持ち上げている力の八割は巨里ゴリラである。
なんと言うか、ゴリラとイヤミと言うより、段々、ジャ〇アンとスネ〇に見えてきた…
約1時間と30分設けられた清水寺の散策。
新は、何となくこの2人と行を共にしていた。
肩を上下に揺らしながら、疲れたと大きく息を吐く二人を橫目で見ながら、新は仏の顔を見つめる。
人間の創造したものとはいえ、なかなかの出來栄えであると心するなか、死神である自分がその偶像に心するのはどうなのかと首を捻る。
「ウホッ…何とか持ち上がったウホッ…」
「そうでやんすね…」
「神藤は持ち上げないウホッ?」
「ん?俺か?」
と新は自分を指さしながら疑問に疑問で返す。
「そうでやんす。折角だから、持ち上げてみるでやんす。」
「しはオタク以外のことにも目を向けるでウホッ。」
もし良けれは自分たちも持ち上げているのを手伝うと付け足した。
「ふむ……」
新は武蔵坊弁慶の錫杖のそれに近づき、その周りを、ぐるりと一周し観察した後、片手であっさりとそれ引き抜いた。
「「ふぁっ!?」」
「まぁ、こんなもんか…」
とし期待外れといった表を浮かべながら立ち去る。その後、二人の驚きの聲が木霊こだました。
* * *
場所が変わり、清水寺に続く道に連なる土産屋。
先程のゴリラとイヤミとは別れ、1人で行していた。
外からでも様々な品が目にるなか、新は1軒の土産屋へると、そこに陳列する食に目を引かれた。
しい焼きである。量産型のお土産商品とは明らかに別で、獨特な模様がなんとも言えない味を引き出している。それは食というより焼きだ。
そんな褒め言葉が頭の中で差するが、その焼きがよく見慣れたもので新は微かに笑をこぼす。
その食の側に風呂敷を首に巻いた豆柴のぬいぐるみが目にったが、敢えて見なかったことにした。
日本っていいな〜などとは決して考えたりはしてない。
「お?お兄さん、それ気になるんかえ?」
と店から若いの店員が二パッと笑いながら話しかけてきた。
「ん?ああ、そういえば最近1度に使う食が増えてな。この際に買ってしまおうかと思って見ていたんだが…」
「それなら丁度よすな。お兄さんはツイてるわ〜。この食はな〜、有名な職人さんが作ったでな、売れ行きがすごくてぇ、品切らしてたんけどな?今日、たまたま荷できたんよ〜。」
「ああ、“閑楽かんらく付喪”の焼きだろ?家でも使ってるよ。」
“閑楽付喪”。それが、付喪神である付喪のフルネームである。彼は焼界でも名だたる職人でありながら、他の焼きと比べるとその値は安く、家庭でも親しまれやすいことで有名だ。
因みに、新の家で使っている食の大半が彼が作ったものである。
「おお〜っ!!お兄さんよく知っとるな〜!!うちも閑楽さんの大ファンでな?食は家で使っておりますわ〜。ほんま、お兄さん気ぃ合うわ〜。せや、折角やさかい、ちょっとだけオマケしたるわ〜。買うてあらへんか?」
「ああ、この茶碗と小皿、それぞれ4つ貰うよ。」
「毎度おおきに〜」
そうして、新は代金を渡し、店員が手馴れた手つきで食を包む。
「ああ、それと1つ。」
「なんどす?」
ふと、思い立ったように新はその店員に言った。
「観客は騙せるかもしれんが、京都弁を無理矢理使うならアクセントに気おつけないと本の京都民にどつかれるぞ?」
「よ、余計なお世話どす!!」
ぴょこんと頭から可らしい獣耳を一瞬現し、顔を真っ赤にしながら似非京都弁を使う店員を揶揄う。
頭の耳に気づいた店員は、いそいそと寢癖を直すかのようにその耳をで隠す。
「あはは…んじゃ、またな“貓叉ねこまた”。」
「分かったさかい、さっさ何処かに行っとぉくれやす。商売の邪魔どす“死神”はん。」
「はいはい。頑張れよ〜」
しかしながら、改めて周りを見ていると面白い後継である。
観客や店の店員に紛れて、人ならざる者がちらほらと目にる。
店の屋の上に止まるカラスと目が合うと、丁寧にもお辭儀をされ、木の中にを潛める者もこちらに気づくと彼もまたお辭儀をする。
通りがかった親子とすれ違い際にも軽く會釈され、店から饅頭を持って新の手に握らせる者までいた。
京都、それは、日本でも有數の妖怪と呼ばれた“幻想種”が集う場所。
京都も意外と悪くないかもな、と我ながら似合わぬことを思うが、幻想種とは、ほぼ全員と知り合いである新は幻想種の者達がこちらに気づくたびに頭を下げられるため、々照れくさい。ましてや、饅頭をくれたりなどすると悪いような気がして申し訳なく思う。
幻想種達は普段は人間に化け、現在のように商売や仕事などをして、その空間に溶け込んでいるか、彼らの持つ幻想種特有の人間では見破ることの出來ないステルス機能でを潛める。
そんな幻想種達を、希に朧気おぼろげにも目にした日本人は、彼らを“妖怪”と呼んだ。
* * *
新が皿などを買った後、バスの方向へとゆっくりと足を進めていた時である。
ふと通りかかった店で面白い景に直面する。
「ほほぅ……」
視界の先にいるのは何処ぞの隊長さん。
そして、その手に持つのは何故か懐かしさをじる木刀。中學生やらが修學旅行に來たら1度は手に取り、何故か買ってしまい、家での扱いに困るオチが待っている事で有名なお土産の定番である。
それにしても、隊長さん。久しぶりに登場したと思ったら、なんとまぁ隨分とキラキラとした目でいらっしゃる…。
彼の目には沢山の星が散りばめらたかのようにキラキラと輝いている。木刀を持ちながら。
強調するようで申し訳ないが、木刀を持ちながらである。
し時代遅れのような気がするスケバンである彼が木刀を持つと、完全にスケバンとイメージが固まってしまいがちだが、そうではない。
何故なら、彼のその輝く瞳には『ホスィ…』というの目であったからだ。
絵面的には新しい玩をしがる子供の姿に近い。
しかし、彼がしがっているのは、新しい玩でもなく、彼自も子供ではなく、木刀をしがるスケバンである。
し可らしく見えてしまうのは、隨分と歳をとっているためだろうか?
すると、隊長さんは手に持つ木刀をレジに持って行き、それを購した。
うわぁ…顔がホクホクしていらっしゃる…。
すると、店から出てきた隊長さんと新の視線がパチリと合う。
その瞬間、カ〜〜〜ッ!!と熱されたヤカンの如く頭から湯気が出るほど顔を真っ赤にした隊長さんが、買い袋から木刀を引き抜き襲いかかってきた。
「死ねぇっ!!!!」
「なんでだよ!?」
隊長さん迷い無く木刀を振り抜く。危なっ!?
咄嗟に避ける。
「ちょっ、たんま!!俺今割れ持ってるから!!」
「そんなこと知らん!!」
構うことなくビュンビュンと木刀を振り回す隊長さん。その木刀が新の手に持つ食類に當たりそうになるとヒヤヒヤする。
そんなやり取りを繰り返す、段々とイラついてきた新は凍りつくような冷たい目で言った。
「這い蹲れ駄犬。雌犬如きが二足歩行など烏滸がましい。」
「は、はいっ♡」
瞬時に地面に這い蹲る隊長さん。さらに、興した犬のようにヨダレを垂らしている。
うわぁ…もう重癥だこれ…。そんでもって、そんな隊長さんの扱いに慣れてきた自分が嫌だわ…。
隊長さんは夏休みが明けても未だに元には戻っていない。そもそも、こっちが本質なのか?と疑ってしまう程だ。
しかしながら、この狀態でいると周りからの視線が痛い。凄く痛い。
奧さんがたのヒソヒソ話が1番痛い!!
とりあえず…
「起立っ!!」
「はいっ♡」
「休め!!」
ダッダッ!!と軍隊の如く命令に従う隊長さん。
続けて新はポケットからスマホを取り出し、電話をかける。
『ぁあ?何の用だ!!』
「あ、もしもし?黒マスクさん?」
『誰が黒マスクじゃコラ!?』
「あ、今から言う場所に來て隊長さんの回収をお願いしたいんだけども?」
『何でお前の言うことを…ちょっと待て。そっちに隊長が居るのか?』
「あー、うん。いるから早く回収してしいんだけど?」
『……場所は?』
「清水寺本堂に向かう道の丁度中間地點あたり。赤旗の饅頭屋の近くだ。」
『…分かった直ぐにそっちに行く。……おーい!!隊長見つかったぞ!!(プツッ)』
最後の言から察するに、どうやら、向こうも探していたらしい。
直ぐにこっちに來ると言ってはいたが、ここまで來るのに15分はかかるであろう。
相當探し回っていたのか、彼らがいる位置は清水寺の音羽の滝の目の前である。
それにしても……
「はぁはぁ…♡」
「お前の素ってドMなの?スケバンなの?」
「はぁい!!分かりづらくてすみませぇん!!♡」
「あー、うん。分かったもう聞かないから、楽にしてていいよ。と言うか、スケバンの方の隊長さん戻ってこーい。」
新が隊長さんを元のスケバンに戻すのに約3分程時間をかけた後、やっとの事でまともな會話ができるようになった。
「で?お前ここで何してんの?」
「……土産を見ていただけだ。」
「土産ってその木刀か?」
「そ、そうだ!!悪いか!!」
「いや、別に悪くないけど…」
とても絵面がバブルだなんて言えなかった…
ピンクのバイクに乗っていそうとも言えなかった…
神的に疲れたため、先程目印に設定しておいた饅頭屋へり、メニューを見る。
すると、隊長さんも道端に突っ立っているのもなんだと思ったのか、一緒に店にってきた。
「ふむ……この抹茶セットを1つ頼む。」
「へい。毎度!!」
なかなか渋い聲の親っさんだ。因みに知り合いの幻想種であるが、お互い初対面のフリをしている。
「……コレは味いのか?」
「ん?ああ、ここの抹茶はマジで味い。苦味の奧に甘みと奧深さがある。ここの抹茶を飲んだら1ヶ月は他の抹茶は飲めない。」
「1ヶ月しかもたんのけ。しかし、家の抹茶を気にってくれるとは坊ちゃんいい舌してやがる。」
「そりゃどうも。和菓子には目がねぇもので。」
「ハッハッハー!!まだ、若ぇのに良い趣味してるじゃねぇか!!ほれ、お待ちど。ついでにお嬢ちゃんにもサービス。小さいものしかサービスできんが飲んでけ。」
「親っさん、そんなにサービスしてたら店潰れるぞ?」
「けっ!坊ちゃんが高評価してくれてんだ。潰れてたまるかっての。」
「さいですか。んじゃ、遠慮なく。」
「おう!!毎度!!」
親っさんからお盆をけ取り、店の外に設置された縁臺に腰掛ける。
隣にお盆を置き、その奧に隊長さんが足を組みながら座る。
お盆から抹茶碗を手に取り、口に含む。それを真似るように隊長さんが抹茶を飲む。渋い顔をしていたが、ホットしたような顔をしていた。似合わねぇ…
抹茶と一緒についてきた饅頭を黒文字で半分に切り、皿の淵と淵に寄せる。
その片方を付いてきた苴かいしき(和菓子を乗せる紙。親っさんが1つしかない饅頭を分けるだろうと予想して気を利かせてくれたのだろう。黒文字も2本乗せてくれているしな。)に乗せ、皿に乗った方を隊長さんに渡す。
「何だこれは?」
「まぁいいから食え。味いから。」
と言って、新が自分の分を黒文字で刺し、口に運ぶ。
うむ。味い。
モッチリとした皮の奧に、らかな漉こし餡あんが舌にねっとりと殘り、いつまでもその味を楽しませてくれる。
隣をチラリと見ると、ほぉ〜…と隊長さんがしたかのような表を浮かべていた。
そうであろう、そうであろう。ここの抹茶と饅頭は絶品なのだよ。
し満足気に新はもう一度抹茶を口に含む。
「ああ!!ここに居た!!!!」
……何処かで聞いた発音も同じようなセリフ(劇場版の最後辺りで聞いたような…)と同時に目の前に影ができる。
見ると、そこには會長さんがいる。
「ん?どうした?」
「どうしたじゃないわよ!!ずっと探してたんだから!!」
「は、はぁ?何のために?」
キョトンとする新にしイラついたのか、スッパーンと頭を叩かれた。
「今日のためにどれだけプランを考えてきたことか………うん?」
「ん?プランがどうしたって?」
「いや、そうじゃなくて……珍しい組み合わせね?」
隣の隊長さんと新を互に見ながら、會長さんはキョトンとしたような表を見せる。
「ん?あ。あーー、隊長さんのこと?隊長さんは引き取り待ち。」
「引き取り待ち?」
會長さんが更に首を傾げるが、文字通りの引き取り待ちである。
「うん。引き取り待ち。ん?って、アイツら遅いな……」
「ああ!!ここに居た!!!!」
「…お前らもか……。」
ようやく到著した黒マスク一行がし息を荒げながら、隊長さんを見てホットしたような顔をしている。
因みに、え?何?皆、あの映畫見たの?え?語りますか?語り合いますん?クルクル何みんとか言っちゃいますん?とし期待してみたが、「何のことだ?」と一言で期待は10番目の剣で呆気なく両斷される。
數分後、何故か足りなさそうな隊長さんは保健所に送られた犬の如く黒マスク一行に引き取られて行った。ついでに白いハンカチを振ってやった。
「さてと…どうします?殘り自由時間三十分と無いけど。」
「うーん……(すすっ…)」←抹茶を啜る會長さん
「結局買ったんだ?」
「う、…わ、悪い?」
「いや?別に?」
「そ、そう…」
ふむ…。
徐に新がポケットからハンカチを取り出すと、會長さんの口を拭った。「わぷっ!?」とし面白い聲を出していたが気にしない。
「緑の髭ができてたぞ。」
「あ、ありがと…」
「どういたしまして。」
「別に言ってくれれば良かったのに…」
「言ったら慌てて袖で拭いて、袖が緑に染まり、それに気づいて慌てた會長さんが隣に置いた抹茶碗を零して悲慘なことになるのが目に見えたからだ。」
「そんなにドジじゃないわよ!?」
「まぁ、冗談は置いといて…。で?本當にどうします?」
「うーん……殘り30分以に出來ること…」
「…………なんなら…しますか…?」
「…?何を?」
「………だから…埋め合わせですよ…」
「………?何の…?」
「だーかーらー!!バスに戻るまでの間!!この前のデートの埋め合わせでもしましょうか!!って言っているんだよ!!」
「……うん…?…………うん!?!?!?」
「そ、それって、つ、つまり……デートのおい…?」
「…………そういう事だ。とは言っても殘り30分で埋め合わせをするだけだ。あくまでも埋め合わせだ。」
「や、やったー!!!!」
極まった會長さんが思わず新に抱きつく。
「ちょっ、離れろ。くっつくな暑い。」
「ふふん。」
上機嫌な會長さんは新の話すことが耳にらなかったのか、ギュッと新のを抱きしめた。
その姿を見た新は、ため息つきながら苦笑する。
こんな姿を“會長さんの親”にでも見られたりしたら怒鳴りつけられそうだ…
とある人の顔を思い浮かべながら、新と會長さんの埋め合わせが始まった。
30分と短い時間だったが、會長さんもそれなりに満足したようだった。
バスに戻った後、姉さんと委員さんにジト目で見られたが、土産に買った饅頭をお裾分けしたらし表が和らいでいた。
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