《俺の隣の席の人が毎日違うのですが?》火曜日〜リリー⑤〜昨日の今日はやはり気まずい
結城が帰った後の伊藤家にて
「ねぇ、お姉ちゃんいつからなの?」
「そうよカレン、答えなさい!」
「ちょっとこれは予想外だったわね」
「思わぬ伏兵ね」
「しょうがないでしょ!いつの間にかだったのよ!にしても、アリスの反応からやっぱりアリスもだったのね」
上からアリス、ヘレン、リリー、咲耶、カレンの順である。現在カレンが取った行について話し合っている真っ最中であった。
それから數分ほど話し合ったがなかなか話の終わりが見えず場に沈黙の時間が多くなり始めた頃、突然咲耶が立ち上がり言う。
「よし!誰が結城の彼になれるか勝負よ!」
その案に誰も反対は無く収まるところに収まったじで話し合いは終わった。話し合いの意味とは...
火曜、今日はリリーが學校に來る日で、俺はリリーより先に學校に著いた訳だが...
「今、伊藤家にいるメンバーにとても會いたくない!何故か分からんが嫌な予もするし」
會いたくない理由はとある一つの原因にある。
それは言わずもがなカレンとの件である。俺としてもカレンに好かれる様な事はした覚えはないのだが...
そんな事を考えていると
「お、おはよう結城」
「うぉ!お、おはようリリー」
挨拶を返すとリリーは席に著く。沈黙が訪れる。とても居づらい空間の完が完してしまった。
これは何とかしなければいけないのだろうか。
「「あのさ」」
俺が話し掛けた時ちょうどリリーも話し掛けてきたのか、被ってしまう。
「「そちらからどうぞ...へ?」」
思わず俺とリリーは呆然としてしまう。ここまで被ることって...ある?
俺がある種の戦慄を覚えているとリリーが先に喋り出した。
「じゃ、じゃあ私からね。ねぇ結城、カレンに何か特別なこととかした?」
「へぇ?いや、した覚えはないけど」
「ふぅ〜ん。そうなんだ」
それを皮切りに普段の調子に戻ったのか、普通に話す様になった。
それから時間がし経ち、移教室の為、俺はリリーと共に移していた。
「最近、もうし貯金を増やしてPS4買おう買おう思ってるのよ」
「へぇー。まぁ、いいんじゃないか。面白そうなの結構あるから」
そんな事を話していると後ろから
「まてよ〜」
「おっせーな」
「早く追いついてみろよ!」
遊びなのかふざけているのか追いかけっこの様な事をしている男子生徒共がこっちに走ってくる。
「どけよ!」
「うぉ!」
気が付いた時には既に遅く、一人の男子生徒にはね退けられる様に壁際を歩いているリリーの方に押されてしまう。
流石にこのまま押されたらリリーも危ないので、俺は何とかを反転させ、リリーとぶつからない様に手を壁につける。肘をし曲げしでも手にかかる負擔を減らす。
「リリー、大丈夫か?...リリー?」
リリーは顔を真っ赤にして下を向いている。
俺は怪我でもしたのかと心配していると、リリーが小聲で呟く。
「....この勢は...予想以上よ....」
この勢....側から見たら俺がリリーに壁ドンをしている....!?
そこまで考えが及ぶと俺は顔が赤くなるのを自覚し、急いで離れる。
「いや、何というか、悪かった」
「別に...いいわよ」
それがきっかけでまた気まずいと言うか、恥ずかしく帰るまでロクに話すことすらできなかった。
こうして、前よりし関係が変わり始めた火曜日が過ぎていく。
【書籍化】傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん
「貴方との婚約は白紙に戻させて頂く」凍りつくような冷たい美貌のリューク・バルテリンク辺境伯は決斷を下した。顔だけは評判通りに美しいが高慢で殘酷な性格で、贅沢がなにより大好きという婚約者、ユスティネ王女……つまり私の振舞いに限界になったからだ。私はこれで王都に帰れると喜んだけれど、その後に悲慘な結末を迎えて死亡してしまう。気がつくと再び婚約破棄の場面に時間が巻き戻った私は、今度こそ身に覚えのない濡れ衣を晴らし前回の結末を回避するために婚約破棄を撤回させようと決意した。 ※ビーンズ文庫様より書籍版発売中です。応援ありがとうございました! ※誤字報告ありがとうございます!とても助かります。ひらがな多いのは作風ですのでご容赦下さい。※日間総合ランキング1位、月間総合ランキング2位、月間ジャンル別ランキング1位ありがとうございました!※タイトル変更しました。舊題「傲慢王女な私でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」
8 111地味な俺がなんでモテるの!?
斉藤 成城(さいとう せいじ) は普通の男子高校生である。 住んでいる所は住宅街住みやすいし少し遠いいが、電車で行ける 山や川などがある。 身長169cm 成績 普通 運動神経はやや自信あり 顔は…………普通のどう見ても普通の高校生 そんな彼は 戀 を一回も経験していなかった がある事をきっかけで斉藤成城は 戀のハリケーンの集まるど真ん中にいたのだ…… どうも!みなさん!斉藤 です! 今回のテーマは………戀です! 自分は実力不足ですが…もしも!この作品気に入ったよー!っと言う方!ぜひぜひ!フォローを! そして、誤字 情景等が足りなかったら指摘コメントお願いします! サブタイトルを変えました! 2019年7月21日にキャラデザを見直し変更しました!
8 187婚約破棄から1年後・・・・・・
1年前に婚約者だった當時の王太子から婚約破棄され、更に実家から勘當、追い出された『エミーナ・レオハルト』、今は王都にある小さな雑貨店を営んでいて、それなりに幸せに暮らしている。そんなある日、突然、王太子の取り巻きだった兄がやってきて・・・・・・。
8 138付き合って結婚した後
「付き合ってから結婚するまで」のスピンオフ作品です! こちらでは主人公の五十嵐優人とヒロインの工藤陽菜が結婚した後の新婚生活、子育て、イチャイチャや他の友達の生活を投稿していきます! ちなみに、名言やはっきりした起承転結はありませんのでよろしくお願いします。
8 50アナグマ姫の辺境領修復記
王都図書館の奧深く、《アナグマ姫》と揶揄されつつ、ひっそりと古書修復に勤しんでいた第十王女のアニエスは突如、父王の遺言で辺境領地を相続してしまう。 そこは數々の災難により無人の廃墟と化し、領內を魔物が闊歩し魔王が棲みつき、おまけに時々異界から何かが迷い込む、とんでもない土地だった。 たまにめげそうになりつつ、主人公が領地再興に向けてがんばる話。 (※本編完結済み)
8 172親の操り人形は自らその糸を切ろうとしている
幸せな親に恵まれた青年 毒親に支配された少年 青年は交通事故に遭い、家族を失った。 少年は親から逃げ出し孤獨になった。 運命の悪戯は彼ら二人が出會うことから始まり、協力し合うことでお互い幸せを手に入れたかった。 しかし、青年が言った「交通事故を調べたい」この一言が二人の今後を大きく変えることになる…… ※カクヨム様、エブリスタ様にも連載中です。
8 188