《僕と彼たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。》どっちもどっち
今回から守山三春の格を大幅に変えました。
明るめ→クール
変更に戸ってしまうと思いますがどうか
お付き合いください。
あーちゃんに僕の過去を話した次の日
僕は伊予、茜といつもの様に登校していた。
「坊ちゃん、何か良い事でもございましたか?」
隣で歩いている茜が不意にその様な事を聞いてきた。
「ん? なんでだ?」
「いえ、隨分お顔が晴れ晴れとしている表ですので
何か良い事でもあったのかと思いまして」
「いや……大してそんな事無いけどなぁ」
まぁもしかしたらあーちゃんに過去を話したから
しは心がすっきりしているのかもしれない。
「いえ絶対何かありました。このお兄様レーダーが
何かあったと猛烈に反応しています」
どうやら我が妹にも気づかれたみたいだ。
「……伊予、君は一何者なんだ?」
「お兄様の妹ですが何か?」
「坊ちゃんの専屬メイドですが?」
「……なんか質問の意図と答えが一致してないし
茜には聞いてないし」
伊予はとても頭が良いのだが僕が関わると一気に
頭がおかしくなる。
……茜は言わずもがなだが。
なんて話していると
「おっ、今日もハーレムだね〜優希〜」
クラスメイトの來宮京介が後ろからニヤニヤしながら
こちらに向かってきた。
「京介か」
「おはっよう〜優希、橘さんに伊予ちゃーー」
「ーー死にたいか?」
「ヒィッ!? ち、ちょっと待って!! 俺はただお前の妹を
“ちゃん”づけして親睦を深めようと……」
「天地がひっくり返っても伊予はお前にはやらん
ーー 何があってもだ!!」
「待て待て話が早すぎる」
「お、お兄様、私は大丈夫ですよ。
おはようございます來宮先輩」
「おはようございます來宮様」
と伊予と茜が京介に挨拶をした。
「……ちっ、伊予に救われたな京介」
この男は今すぐ伊予に謝すべきだろうと思う。
「お前はシスコン過ぎるだろうが……」
「何を言っている京介。妹を大事に思わない兄がこの世に
いると思っているのか?」
「……って言ってますけど、こんな兄を見て妹さんは
どう思います?」
「流石私のお兄様だと激しております。
こんなにされているなんて妹の極みです」
「ブラコンにシスコンかよ……」
と京介が呆れた風に言ってきた。
はて? 何か間違えた事言っただろうか?
京介が増え、この4人で話しながら登校していると
「おや、あちらには湊様と守山様がいますね」
と茜に言われて前方を見ると下駄箱のエリアにあーちゃんと
守山さんが2人で話しながらいた。
「おっ、湊に守山〜!!」
「っておい京介!!」
「あっ、來宮君と……ゆーちゃん!?」
何故かあーちゃんは僕らの姿を見た瞬間に顔を一気に
赤くした。
「って明日香どうしたの? いきなり顔を赤くなっちゃって」
「い、い、い、い、い、いや? な、な、なんでも無いよ?
ーーあっ私職員室に用事があるんだった〜!!
じゃ私先にい、行くね!?」
と兎の如く走りさっていくあーちゃん。
「……あの子、あんなに早く走れたのね」
「なぁ守山? 湊になんかあったのか?」
「それはこっちのセリフよ。さっきまでは普通だったのに
筧君の姿を見た瞬間に顔を赤くして行っちゃうんだもの」
「守山さん、おはよう」
「おはよう筧君
ーー貴方何をしたの?」
いきなり馴染の親友に疑われる僕。
「待って早くない!?」
「だって明日香、貴方の顔を見た瞬間に様子がおかしく
なったもの。つまり何か筧君が何かをしたんでしょ?」
「その理論おかしい!? 別に僕は何もしてなーー」
と言いながら昨日の景が頭に蘇ってきた。
自分の過去の話をしている時に気分が悪くなってその時
あーちゃんに抱きしめてもらっていたんだった。
(ちょっと待て? 抱きしめてもらっていたって簡単に
言ったけど、それって結構恥ずかしい……?)
自覚した瞬間、自分の顔が熱くなるのが分かった。
「優希?」
「筧君?」
「あっ!! そう言えば僕も用事思い出したよ!!
今日の日直僕だった!!」
「いや優希? 今日の日直、俺だからな?」
「ごめん!! ちょっと僕先に行くね!! じゃ!!」
と僕も急いで履き替えるとあーちゃんと同じく兎の如く
走るのであった。
〜優希が去ったあと〜
「行っちゃったな……」
「え、えぇ行ったわね」
「行きましたね……」
「あぁお兄様、私を置いてどちらに行かれるのですか?」
「なぁ守山……」
「なに來宮」
「あの2人に何かあったのか?」
「……それは私が聞きたいわ」
呆気にとられる4人であった。
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