《僕と彼たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。》不倶戴天の敵
あーちゃんと下駄箱での一件があってからもの
ーー授業中視線をじるなと思い振り返ったら
あーちゃんと目線が合い、すぐさま目線を逸らされ
ーー休み時間では機に突っ伏してその時間中1回も
顔を上げなかったり
ーー晝食時に至ってはチャイムが鳴った瞬間
守山さんを摑んでどこかに行ってしまった。
そういう事があり晝食は學食で僕と伊予、茜、京介の
4人で食べていた。
「なぁ優希」
「なんだ?」
「お前、湊となんかあったのか?」
「……隨分ストレートに聞くな」
「だってよ、湊にあんな奇妙な行されたら誰だって
そう聞きたくなるぜ? なぁ橘さん、伊予ちゃーー」
「あぁ?」
僕は伊予を“ちゃん”付けしようとしていた京介を睨んだ。
こいつは朝同じ事をしたのに懲りないのだろうか。
「い、伊予さんも思うよな」
「そうですね、確かに今日の湊先輩はしおかしいですね。
私のクラスでも話題になっていましたよ」
「伊予のクラスでもって事は下級生の中でも?」
「はい。私の學年でも湊先輩のファンはいますから。
その方々が噂されていました」
「あーちゃんって凄いんだな」
「そりゃな湊は學校のアイドル的な存在だからな。
そんな人間がいつもと違う変な行をとってみろ?
學校中の噂となること間違いなしだろ」
「あぁ……確かにそれは言えている」
「大丈夫ですお兄様」
「ん?」
「私の1番はお兄様ですから」
「ありがとう伊予」
「……シスコンにブラコンかよ、ったく」
「來宮様、このお二人にはこれが普通なのですよ」
「というか優希、お前気をつけろよ?」
「何をだ?」
「湊を狙っている奴らがお前の事を逆恨みしてるぞ?」
「逆恨み?」
「あぁ逆恨み。だって學校のアイドルを狙っている奴らから
見ればお前なんて不倶戴天の敵だろ」
「そうなの……って伊予どうした?」
隣にいた伊予を見るとをプルプルと震わせていた。
「……來宮先輩、今のお話は本當ですか?」
「お、おう……本當だぞ……?」
「ほぅ坊ちゃんに手を危害を加えようなどと考える
不屆き者がこの學校にいらっしゃるのですね……」
「橘さん……? 伊予さん……? どうした?
なんか2人とも顔が怖いぞ……?」
「いえ大丈夫ですよ來宮先輩、ウフフ」
「はい伊予様のおっしゃる通りでございます。
ーー後で危害を加えようとしていた方の名前を教えて
くださりませんか來宮様?」
「い、いや橘さん、そいつらの名前を知ってどうするつもり
なのか教えてもらえるか?」
「ちょっとしたお話し合いですよ〜ねぇ伊予様?」
「えぇそうですね茜さん。果たしてどんな神経を持って
いたらお兄様に危害を加えようとお考えになるのかを
私共に教えていただきたいですね」
「こら伊予、茜ダメだって」
「ですが坊ちゃん、許せますか?
彼らは自分に振り向いてもらえないのを半ば八つ當たりを
坊ちゃんにしようとしているんですよ?」
「そうですお兄様。
なんも努力をしようとせずにただお兄様に腹を立てて
危害を加えようとする下衆の輩です」
「そんな輩でもだ」
「「どうしてですか」」
「だって2人とも僕の大切な人達だからそんな輩に
何かして手を汚してしくない」
伊予にしても茜にしても僕が1番辛かった頃、僕を見捨てず
信じてくれた人達だ。
だからこそそんな輩のために手を汚してしくない。
「そ、そうですか……大切な人ですか……」
「ぼ、坊ちゃんがそこまで仰られるのなら
仕方ありませんね……今回は矛を収めましょう」
「ってなんで2人とも顔が赤いんだ?」
「「お兄様(坊ちゃん)の気のせいです!!」」
何故か同時に言われた。
「僕何かしたのか……?」
はっきり言って何をしたのか全く分からない。
僕はただ當たり前の事を言ったつもりなのだが……
「……無自覚怖ぇ」
「京介、僕何かしたのか?」
「それはな、お前がーー」
「「來宮先輩(來宮様)は黙ってください!!」」
「は、はい……」
この後、僕がいくら聞いても3人は話してくれなかった。
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