《部活の後輩と付き合ってみた》引越し前夜
遂に300話突破しました!!
ここまでこれたのも読んで下さる皆さんの
おかげあってのものです!!
本當にありがとうございます!!
最初は終わるのかと思っていた荷の量も七海がやる気を
出した途端、結構なスピードで減っていった。
……なら數日前からやっていてしいと思ってしまう。
とりあえずその日は2人でファミレスで夕飯を食べた。
そして次の日、引越し前日
この日は2人とも部屋の荷をあらかたまとめた為か
部屋の中が予想以上にすっきりしていた。
「意外とこのアパートって広かったんですね〜」
「僕も久しぶりに思っていたところだよ」
と僕らは僕の部屋で仲良く隣合わせに座っていた。
「明日でこのアパートともお別れですか」
「うん、そうだね」
明日でこのアパートとはお別れだ。
七海にとっては約9ヶ月、僕にとっては6年この場所で
過ごしたのだからそれぞれ思いれがある。
僕にとっては高校學からずっとここなので結構思い出や
思いれがあり、そう考えていると不意にに
込み上げてくるものがあった。
「ねぇセンパイ」
「ん?」
「センパイにとってここでの1番の思い出ってなに?」
「僕にとっての1番の思い出?」
「そう!! センパイがここに住み始めてからの1番
印象に殘っているのってなに?」
「そうだね……」
とここに引越してからの思い出を振り返ってみた。
ーー高校1年生の春、僕はここに引っ越してきた。
初めての1人暮らしなので戸う事もあると勝手に
思っていたが意外と早く慣れてしまった。
まぁ中學生の頃から両親は中々家に帰ってこなかったので
前と生活があまり変わらなかったからかもしれない。
まぁそれでも友達を呼んだりして楽しく過ごしていた。
ーーその後大學に學して部活にり後輩が出來た。
後輩の中の1人である森はよく僕に家に食べにきた。
まぁ最初は金が無いという森を若干可そうに思い
飯を進めたのだが、それから織田や與謝野さん達が増え
賑やかな食事になった。
「森達後輩や同期と一緒に食べるご飯は味しかったな」
「同期って樋口先輩や他のの先輩も含まれますよね?」
とジト目で見てくる七海。
「……こういう時は鋭いんだね君は」
「センパイの彼ですから」
「いやいや理由になってないからね」
ーーそして3年になり、隣に奇妙な隣人が引越してきた。
要するに七海である。
いきなり玄関でぶっ倒れていたので驚いていたがそれからも
彼には驚かされる事が多かった。
……良い意味でも悪い意味でもね。
「僕にとってはここでの思い出に優劣はつけれないよ」
思い出を振り返ってみて僕はそう思った。
苦しい時や悲しい時もあったけど全部が全部今の僕に
繋がってきているのだから。
「うわぁ〜當たり障りの無い答えですか」
どうやらその答えは彼にとって不満だったらしい。
「別にいいでしょうが僕の思い出なんだし」
「でも、その中でも特にっていうのはないんですか?」
「う〜ん……困ったな」
「ほら、ありませんか? 昨年の4月とか5月に」
「森と遊んだ事かな?」
「やっぱりお二人仲がいいですね〜
ーーじゃなくて!! 他にありませんか?」
「夏目を言い負かした時?」
「……センパイ、私が言ってしい事分かってさっきから
言っているよね?」
と再びジト目で見られる僕。
まぁ結構前から彼が言いたい事は分かっているのだが
七海をからかうのが面白くてつい知らないフリをした。
……イジケている七海とっても可い。
「ごめんごめんって」
「もぅ……センパイのイジワル。分かっているなら
今、言えますよね?」
「はいはい、言いますよ。僕の1番の思い出はね……
ーー平塚七海さん、君と會えた事だよ」
僕がそれを言った瞬間、七海の顔が一瞬赤くなったが
すぐにいつものイタズラをする前の表に戻り
「ほうほう、ちなみに理由聞いてもいい?」
「僕が拒否しても言わせるつもりでしょ」
「當たり前でしょ〜」
「だろうね……
まぁ言うけどさ。君と會えてから僕は家に帰ってくるのが
日々楽しくなれたし、好きな彼と食べるご飯がこんなにも
味しいものだって初めて知る事が出來たんだ」
「……そんな彼に言いたい事ありますか?」
「僕の隣にいてくれてありがとうね七海」
「そうですか〜そうですか〜えへへ〜
もぅセンパイったら私の事大好きなんですから〜もう〜」
とさっきまでのジト目はどこにいったのやらそこには
ニヤニヤしっぱなしの彼がいた。
この子は表がコロコロ変わるので見ていて飽きがない。
「じゃあ七海はここに引っ越してきての1番の思い出は?」
「私ですか? そんなの決まっているじゃないですか〜」
七海はそう言うと不意に立ち上がり僕の前に立った。
……なんだろうかとても嫌な予がする。
「七海?」
「えぇ〜い!!」
僕に飛び込む様にに抱きついてきた。
「わぁ!? い、いきなり何をするのさ」
いきなりの事だったので反応が遅れてしまったが
倒れ込んでくる七海を抱きしめる。
「えへへ〜つい出來心で抱きつきたくなりました〜!!
私の1番の思い出はですね〜簡単ですよ。
ーーセンパイと會えた事ですよっ!!」
と僕が好きな満面の笑みを浮かべながら言ってきた。
この幸せそうな笑顔を見ているとさっきのいきなり
抱きついてきた事も許してしまいそうだ。
……やっぱり僕は七海には甘いのだろう。
「毎日大好きなセンパイの顔を1番近くで見れて
隣にいる事が出來るんですよ〜!!
これ以上に幸せはありませんよ〜!!」
「僕と同じだね」
「えへへ〜私達お揃いですねっ!!
ーーねぇセンパイ?」
「ん? 何かな?」
「引っ越したらずっと一緒にいれるんですよね?」
「まぁ大學に行っている時以外はね」
「……真面目な回答をしないでくださいよ」
「ごめんって」
「もぅ……でも私だから許してあげます。
私に謝するがいい〜!!」
「はいはい、ありがとうね」
「ねぇセンパイ」
「ん?」
「これからもずっと側にいてくださいね」
「僕でよければ言われなくても側にいるよ。
それよりも七海が僕に想を盡かさないかだよ」
「それはないですね。
私もセンパイなら言われなくても側にいますよ」
「ハハッ」
「ふふっ」
とお互い不意に笑ってしまう。
ある意味僕らは変なところで似ているのだろう。
だけどそれがとても心地良い。
「ねぇ七海」
「なんですかセンパイ」
「これからもよろしくね」
「はい!! こちらこそ!!」
なお300話突破記念の企畫は現在考え中なので
しばらくお待ちください……
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