《部活の後輩と付き合ってみた》道のり教えて
そして引越し當日
朝に引越しの業者が來て、僕と七海の部屋から荷を
運び出していった。
ーー新居に持っていくもの
ーーそれぞれの実家に戻すもの
それぞれ分けて運ばれていった。
「うわぁ……すっからかんですね〜」
「まぁ荷がなくなればすっきりするよね」
僕と七海は荷が無くなった僕の部屋を見ていた。
昨日も同じ様な景を見たが、今日は本當に何も無い
引越し當時の景である。
僕らが今持っているのは何も無い部屋で1日過ごすだけの
著替えだけである。
今日はただ新居にほぼ1つで行き、明日以降荷の
搬と開封をしていくの予定だ。
「……本當に今日でこことはお別れなんですね」
「まぁね」
「ーーの巣楽しみですね!!」
さっきの発言的にしんみりとした雰囲気になると思いきや
この後のイベントが楽しみで仕方ない七海。
「おい、しんみりした雰囲気を壊すんじゃないよ……」
「これが七海クオリティ!!」
「自慢する事ではないけどね……」
「ねぇセンパイ」
「ん?」
「実はし私寂しいんですよ」
「さっきその雰囲気自分で壊したけどね」
「まぁね〜それも含めて七海クオリティって事で。
私はここに1年もいませんでしたけど
ここでは沢山の事がありましたからね」
「確かに々あったね」
……まぁ僕は6年ぐらい住んでいるからその思い出も
結構な數だけどね。
その後何も無くなった部屋を2人で見ていたが
「さぁセンパイ行きましょうか」
七海は今まで見ていた部屋に背を向けた。
「そうだね、行こうか」
と僕らは手を繋ぎながら自分達が住んでいたアパートを
後にするのであった。
手を繋ぎながら僕らは新居まで歩いていた。
新居の最寄りの駅こと今まで住んでいた近くの駅の隣だが
歩いていける距離にあり、七海の提案で2人で歩いて
向かう事にした。
「ふふ〜ん〜センパイと同棲〜同棲」
と鼻歌を歌いながら上機嫌の彼。
僕と繋いでいる手を思いっきりブンブンと前後に
揺らしながら幸せそうな顔をする七海。
「上機嫌だね」
「えへへ〜分かりますか?」
「そりゃもうね、見れば」
「だってセンパイとついに同棲ですよ!!
楽しみに思わない訳ないじゃないですか〜!!」
「……今までも半ば同棲に近かったけどね」
「はいそこ!! 今の雰囲気を壊す様な発言しない!!」
と手を繋いでないもう片方の手の指を僕に向けてくる。
「いやだってね? 今まで君ってしょっちゅう僕の部屋に
來ていたよね? なんならそのまま勝手に僕の布団で
朝までぐっすりと寢ていたからね」
僕が風呂から上がってきたら、七海が僕の布団で睡して
いて僕は床で寢袋を使って寢た事が何度もあった。
「あれはセンパイの布団からセンパイの匂いがするのが
悪いんですよ〜」
「そりゃ普段僕が寢ているからね」
「センパイの匂いがして私が安心して寢ない訳がない!!」
「そこで威張らない。自信満々に言わない」
「ドヤッ」
「顔で表現しないの……というか何故そこでドヤ顔?」
「気分で」
「だろうね……ところで新居がどこにあるか分かってる?
一応僕と一緒に何度か行ったことあるよね?」
「うん、忘れた!!」
これでもかと思うぐらいの清々しい笑顔で言われた。
というかこの子、笑顔になれば何とかなるだろうと思って
いる節があるみたい……というかそう思っているだろう。
「おい」
「だってセンパイいるからいいかな〜って」
「僕は君の地図アプリか」
と僕が呆れていると七海が不意に僕の耳元に口を近づけて
「オッケー、センパイ。
私達のの巣までの道のり教えて」
妙に艶っぽく言ってきた。
「だから僕は君の地図アプリではない!!
というか耳元で囁くな!!」
若干だけどドキッとした僕がいた。
……若干だからね?
「えぇ〜男ってこういうのが好きじゃないんですか?」
「の囁きながら喜ぶだろうけど容がただの道案の
お願いだからね」
「ケチ」
「道ぐらい自分で覚えなさい。
いつでも僕は君と一緒にれる訳じゃないからね?」
「大丈夫ですよ〜
ーー私外出しないので」
「いやそれはしてよ」
「だって1人だと道に迷っちゃう〜だからお願い〜」
「しは自立をしなさい、自立を」
「一生甘え続けるぜ〜!! ヒャッハァーー!!」
「……何だい、その奇妙なテンションは」
「ノリで」
「ノリかよ……」
彼のこれからが心配になった僕であった。
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