《部活の後輩と付き合ってみた》バレンタイン〜森と凜子 前編〜

今回から森と凜子の話にっていきます

ピンポーン

「……ぁあ?」

俺は朝玄関のチャイムの音で目が覚めた。

だがいつもの様に居留守を使おうと瞬時に決めた。

……だって布団から出たくないし。

そして再び目を閉じて……

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

……俺に居留守を使わせないつもりかこの來客者は。

「分かった、分かった出ますよ……ってなんで昨日俺は遅くまで起きていたんだ……?」

俺は寢るのを諦め、布団から出て玄関の方まで歩いた。無論著替える時間も無いのでジャージのままである。

「はいはい……誰でーーえっ?」

、誰がこんな時間にチャイムを鳴らすのかと思いながら玄関を開けた瞬間、目にってきた景で俺は一気に目が覚めた。

「き、來ちゃった……」

そこにはしの彼である江國凜子が可らしくやや大きめな鞄を持ちながら立っていたのであった。

「……」

俺は目の前の狀況に開いた口が塞がらなかった。

「……」

そういう凜子も俺の事を上目遣いで無言で見てきた。

「……」

「……」

「あ、あの凜子……」

とりあえず俺が何か話した方が良いと思い言葉を言うと思った瞬間、凜子の顔が一気に赤くなった。

「か、帰ります!!」

……いきなり帰ろうとし始めた。

「いやいや待て待て!? まだ來て數秒も経って無いぞ!?」

「私にとっては何時間もですよ!! 的に!!」

的は知らないし分からないからな!?」

凜子の中で一さっきの無言の時間がどれぐらいの覚だったのかは俺が知る余地も無いが、かなり気まずかったのは予想つく。

「だからか、帰ります!! お、お邪魔しましたーー!!」

俺に背中を向けて帰ろうとする凜子の手を俺はとっさに摑んだ。

「だから待って話を聞いてもらえるかな!? 」

「來ないでくださいーー!!」

「いや來たの凜子だよな!? そして待って〜〜!?」

「すみません……お見苦しいところを見せてしまい……」

結局あの後、しばらく凜子との玄関での攻防?が続いて落ち著いた凜子を自分の部屋まで案した。

……まぁワンルームだから自分の部屋も無いが。

「い、いやいいんだ慣れているから……なんか飲むか?」

俺はキッチン近くにある冷蔵庫に向かった。

多分お茶ぐらいが丁度良いと思ったのだが凜子の答えは予想を上回るであった。

「で、ではアルコールが一番強いのを……出來れば記憶を忘れる事が出來るレベルのを……」

「はいはい……って待てぇい!?それ飲んじゃいけないものだと俺は思うんだが!?」

思わずウィスキーを手に取っていたが今、彼がいったセリフのヤバさに気づきすぐしまった。

……絶対彼に飲ませちゃいけないだと、俺の本能がかなり強く告げていた。

「だ、だってアルコールが一番強いを飲んで記憶を忘れたいんですよ!? 私の失態を!!」

「絶対飲ませないからな!? だって凜子にこれ以上暴走されたら困るから!!」

素面の狀態ですら暴れると々厄介なのに酒でも飲ませたら尚更悪化するに違いない。

……何よりも彼年。

「せ、先輩は私が眠っているうちに何をするんですか!?

襲うんですか!? エッチな事するんですか!?」

「どっちもしないわ!?」

「普通彼が家にいたら襲いますよね!? え、エッチな事したいですよね!? 是非しましょう!!」

「凜子は何を言っているのか自覚している!?

というかがそんな事を言ってはいけないよな!?」

「こんな可い彼が酔っ払うんですよ!? 手を出さないなんて先輩がそんな事するはずがないですよね!?」

「俺はそんな変態ではない!!」

「先輩のこ、この変態!! 何を言っているんですか!? 私をめて楽しいんですか!?」

「何故俺が責められる!?

俺は今のところ真っ當な事しか言ってない!! というか危ない事を言っているのは凜子だからな!?」

「私を言葉でめて、悲しむ私を見て興する……そしていつかは私もそれが快になっていって……更に先輩からのプレイが……激しくなっていって……あぁ……」

「妄想が凄いな毎回な!?」

自分の頭の中で妄想をしながらも徐々に鼻息が荒くなっていく彼をみながら俺は困していた。この子は真面目な分、一度妄想の世界にると中々出てこない、そして……

「よ、よし!! せ、先輩!! 言葉責めをけて快を得る準備は出來ました!! さぁさぁ!!」

……妄想の世界で勝手に答えを出して納得するのである。

「誰もするとは言ってない!!」

「えっ……しないんですか……こんな巨の彼がいるのに……先輩は本當に……」

「確かに凜子は巨だと思うが……」

凜子は長の割にははかなり大きい。

前にった事もあるのでその大きさを知っているがあれは本當に凄い大きさだ。

……とっても凄い、本當に凄い。

もうそれぐらいしか想が出てこないぐらいだ。

「き、巨って先輩はどこを見ているんですかへ、変態!!」

「何故そこだけ拾われ責められる!?」

「再びお見苦しいところを見せてしまい本當に申し訳ございません……」

2回目の凜子の暴走が終わり恥ずかしそうに俯いている俺の彼

「い、いや俺はいいが……ところで今日は何でいきなり俺の家に來たんだ?」

「そ、それはですね……こ、これをゆ、結城先輩に」

と顔を赤らめながら俺に小さな小包を渡してきた。

その可らしいラッピングを見た瞬間、俺の中で1つの考えが浮かんできた。

「こ、こ、これは……まさかの……まさかの……チョコ!? しかも人からもらえるバレンタインの!?」

「は、はい……昨日與謝野先輩の家で七海と一緒に作りました……味は大丈夫のはずです……」

「マジか……マジか!? ほ、本當にあるんだなぁ……!!バレンタインでチョコをもらえるって都市伝説じゃないんだなぁ……」

「と、都市伝説って……大袈裟な……」

「凜子よ、コミュ障の俺にはバレンタインは都市伝説に近い存在だし、昨年までは本心で”滅びろ“って思っていた」

昨年まで町でカップルを見る度にどれだけ恨めしそうな目で見ていたか記憶に無いぐらい見ていた。

……改めて悲しいな俺。

「そ、そこまでですか……」

「あぁマジだ。た、食べていいか?」

「ど、どうぞ……」

「で、では……いただきます……」

「……」

「うめぇ……うめぇ…それしか言葉出ないけど……俺幸せだぁ……」

不思議と目から涙が出てきた。

「な、泣くほどですか……」

「あぁ……それぐらいだ……」

「そ、それぐらい喜んでいただけたなら幸いです……

ーー良かったぁ……」

凜子がホッとした聲を橫で聞きながら俺は初めて彼からもらったチョコの味を味わっていた。

いつもなら一口で食べてしまいそうなサイズのチョコだがなんか一口で食べるのには勿ないと思ってしまった。

早くて今日か明日に新連載を始めようかと思っています。

……まぁ毎度恒例のラブコメ系ですが笑

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