《奴ら(許嫁+馴染諸々)が我が家に引っ越してきたのだが…》我が妹は人気者
さて、々とあったが休みも終わり今日からまた學校へと通う面倒な日々が始まる。
変わったことといえば一緒に登校する人數が増えて更に賑やかになったことだろう。
ちなみに華蓮の中學校は俺らの通う高校のすぐ近くにあるので途中まで一緒だ。
しかし、元アイドルというのは凄く注目の的になっている。
「ほう、華蓮はやはりアイドルなんだな」
通學中の高校生中學校(主に男子)が立ち止まったりしてちょっとした行列ができていて歩くのも困難な狀況だ。
「當たり前ですよ魅雨ちゃん。でもこんなの慣れっこだから」
人混みなどもろともせずズンズンと前に進んで行くその姿は満員電車の中のサラリーマンみたいだ。
「でも大丈夫か? これだと學校にたどり著けないんじゃないだろ? なんだったら俺がボディーガードになってやるぞ」
「ありがとうお兄ちゃん。でも心配ご無用だよ。それじゃあ!」
手をあげて元気良く駆けて行くその後ろ姿が消えるまで見つていたが、どうしても不安が消えない。
「う〜ん大丈夫かな〜あいつ」
お兄ちゃんとして変な蟲がつかないように四六時中一緒にいたいが學校が違うのだから仕方ない。
「流石優しいですわね興様。しかし、ここは私にお任せください。優秀なボディーガードを送っておきました」
「そ、そうか。ならひとまずは安心かな」
だがそれって學校で浮くんじゃないか?
まあ、ここは虹咲グループを信じよう。
「なら行こっか。このままだと遅刻しちゃうよ」
この人混みで全く前に進めず、この距離とこの時間では間に合いそうにない。
「ん? ああ、うん」
「どした昨日俺を売った興。懺悔なら聞いてやろう」
どうやらまだあの時のことをに持っているらしく、ちょっとお怒り気味だ。
「いやそのことじゃなくてさ。始業式の時に視線がどうとかて言ったよな」
聞いていたのは確か友和だけのはすだ。
そのせいで怒られたのだが…。
「そういえばそうだったな。で、それなどうしたよ」
「いやその時と同じ視線をさっきじたんだよ」
多分あの集団の中にいた誰かなのだろうが多すぎて相手が男かなのなも分からなかった。
「お前がに囲まれてるから男からの嫉妬の視線だろ? しかも、人気アイドルが妹ってこともあるからな」
傍から見ると興はモテモテの男なのだ。
男子は確実に嫉妬するだろう。
「だからそうゆうじのじゃないんだよ〜」
言葉では言い表せないが友和の言っているものとは全く違うようなものだと思う。
というか、そんなことを話している間に他のみんなは學校へと向かっていた。
「なら考えられるのは一つだな」
「なんだそれは」
「お前の事が好きな子が見てるんだよ」
結構自信満々だったのでそれらしいことを言うと思ったが期待したい俺が馬鹿だった。
「いやそれはあり得ない」
俺は彼いない歴=年齢なのにモテることは斷じてない。
自分で言うのもなんだが本當に告白なんてされたことないし、バレンタインなんて妹と里沙にしか貰ったことない。
「う〜ん、でもどちらにしろいつか接してかるだろ。そう悩まずに俺みたいにドーンと構えてりゃあいいんだよ」
無責任かもしれないが、これが友和なりの一杯の答えだ。
これ以上知恵を絞ろうとしたは脳がどうにかなってしまいそうなのでご勘弁。
「そうだな悩んでても仕方ないよな」
二年生になってからんな事が連続で起きるようになったがおで仲間が増えた。
たとえ何が起こっても何とかしてみせる。
「ヤバッ! 遅刻だ遅刻。走れ興」
この後、全力で校門まで走ったが中學校の時からあまり運をしていない友和だけは遅刻してしまったのは言うまでもない。
何故ならあいつは不幸の星の下に生まれから。
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