《奴ら(許嫁+馴染諸々)が我が家に引っ越してきたのだが…》半信半疑
不思議な後輩も我が家に引っ越しに來ることになり、現在我が家には俺も含めて七人いることになる。
八恵は今回も反対したがもう何も言っても無駄だろうと諦めてくれた。
より一層面倒なことになりそうだったからパワースポットの件は伏せて、適當な理由をつけておいたがその問題は早々に片付けておきたい。
けど、本人にそれを伝えてもそれは自分の仕事だと言い張り重要なことについては何も話してくれない。これでは手助けしたくても出來ないので仕方なく勝手ながら手を打たせてもらう。
「正直に吐け。その方がのためだぞ」
彼が話さないのなら事をもう一人に聞くだけ。俺はとある男に電話かけた。
「まさか実の息子からそんな臺詞を言われる日が來るとは思わなかったよ。それで何を吐けば良いんだ? おしい息子のためなら何でも吐いちゃうぞ」
「吐くのは本當のことだけでいい。この前、親父の名前を知ってる子がいきなり家に居座ることになったんだよ。しかも親父の仕事も知ってるような口振りだったぞ」
「ふ〜む。そうかそうか。お前もそんなことを気にする時期になったか。長したと喜ぶべきか悲しむべきか……いや、ここは親として喜ぼう! おめでとう我が息子よ」
「ありがと。それとサッサと吐け。誤魔化そうとしても無駄だぞ」
「そうか。そこまでして聞きたいのか……。だが全てをけれる覚悟はあるのか?」
「正直、親父がどんな仕事してようが俺には関係ない。継ぐ気とかさらさらないからな。けどその仕事がどのくらい大事なのかは俺が一番知ってるさ」
子供と仕事どっちが大事なんだと言いたくなるが、何よりも優先しなくてはいけないこともあるだろう。それが自分にしか出來ないことなら尚更だ。
「……大人になったな。もうこうしてはぐらかすのは邪推というものか。それじゃあ、懇切丁寧に教えてやろう」
「やっとその気になったか。それでパワースポットだとか言われたがそれと関係があるってことか?」
「ああ、一般的にパワースポットと言われてるところを保護するのが俺たちの仕事だ。琴陵っていうのが來たろ? あいつは日本支部で期待の新人だって騒がれてる奴でさ。まあ、々とあれだから面倒見てやってくれ」
「そのつもりだ。どうにも危なっかしいからな。けど、あいつが日本支部の人間ってことは親父は何処の支部に所屬してるんだよ」
「俺は何処にも所屬してないぞ。だからこうして気ままにフラフラしてられるのさ」
「フラフラしてる自覚はあったんだな」
「まあ、そのおかげで々と頼まれんだなこれが。やっぱりそういうの溢れちゃってるのかな。頼れるオーラ的なのが」
「だからってあの子を俺に押し付けるな。正直、どうやって扱ったらいいかわからなくて困ってるんだよ」
「大丈夫だ。あいつはちゃんとしてるから環境が変わっても上手くやってくだろ。問題はお前の方なんじゃないのか? 可いの子に囲まれてハーレム狀態だから若気の至りでつい手を出しちまったりしてないか?」
「してねえよ! 親父じゃあるまいし、ちゃんと線引きはしてるからな」
妹と馴染にそんな気が起こることはらないし、問題は八恵だが最近は何故か大人しいので親父が言うようなことは一切起こっていないし今後も起こることはない。
「ふ〜ん。それなら良いけどよ。とにかく、俺は仕事があるから切るぞ」
まだ言いたいことは山ほどあるが興は一つだけ確認したいことがあった。
「それどこまでが本気なんだ?」
「……それは自分で確かめるんだな」
結局、有益な報は得られなかったが親父と関わりがありそのせいで我が家に暮らすことになっているということだけはよ〜くわかった。
後は野となれご令嬢!〜悪役令嬢である妹が婚約破棄されたとばっちりを受けて我が家が沒落したので、わたしは森でサバイバルすることにしました。〜
「すまん、我が家は沒落することになった」 父の衝撃的ひと言から、突然始まるサバイバル。 伯爵家の長女ヴェロニカの人生は順風満帆そのもの。大好きな婚約者もいて將來の幸せも約束された完璧なご令嬢だ。ただ一つの欠點、おかしな妹がいることを除けば……。 妹は小さい頃から自分を前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であるとの妄想に囚われていた。まるで本気にしていなかった家族であるが、ある日妹の婚約破棄をきっかけに沒落の道を進み始める。 そのとばっちりでヴェロニカも兵士たちに追われることになり、屋敷を出て安全な場所まで逃げようとしたところで、山中で追っ手の兵士に襲われてしまった。あわや慘殺、となるところを偶然通りかかった脫走兵を名乗る男、ロスに助けられる。 追っ手から逃げる中、互いに惹かれあっていく二人だが、ロスにはヴェロニカを愛してはいけない秘密があった。 道中は敵だらけ、生き延びる道はたった一つ。 森の中でサバイバル! 食料は現地調達……! 襲いくる大自然と敵の兵士たちから逃れながらも生き延び続ける! 信じられるのは、銃と己の強い心だけ! ロスから生き抜く術を全て學びとったヴェロニカは最強のサバイバル令嬢となっていく。やがて陰謀に気がついたヴェロニカは、ゲームのシナリオをぶっ壊し運命に逆らい、計略を暴き、失われたもの全てを取り戻すことを決意した。 片手には獲物を、片手には銃を持ち、撃って撃って擊ちまくる白煙漂う物語。 ※この物語を書く前に短編を書きました。相互に若干のネタバレを含みます。またいただいた感想にもネタバレがあるので読まれる際はご注意ください。 ※続編を別作品として投稿しておりましたが、本作品に合流させました。內容としては同じものになります。
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