《奴ら(許嫁+馴染諸々)が我が家に引っ越してきたのだが…》姉になるとは
弟ができてからというものの自分がどんどん変わってきている。
自分ではあまりその変化は分からないものだが、周りからするとそうではないようでクラスメイトから「何か良いことあったの?」と質問されるようになった。
いつもは生徒會長として皆の見本にならなくてはと張り詰めた空気を出していたが最近になってそれが薄れてきたと言うのだ。
それ自は悪いことではない。生徒會長とは生徒の代表。生徒に最も近い立場で學園をかしていかなくてはいけないのだが、そんな存在が話しかけづらい人では生徒たちは不安を抱えてしまうだろう。
しかし、気持ちが緩んで失敗してしまうという事態に陥りそうになった。その時はもしかして弟ができたことにより弛んでしまったのではとなるべく接等を控えて生徒會の仕事に専念していた。
最初はどうということはなかった。
どうも興は忙しいようで気がついたらいないことが多い。おかげで生徒會としての仕事は順調に進み、近隣の學園との流を深めることにも功した。あと、この付近で暴れ回っているという不良グループを壊滅させた。
それでも一向にモヤモヤが積もるばかり。
理由は単純で弟分が足りなかったからだ。それに気づいたのはつい最近。
昔から人の上に立ち、誰かに頼られるということは日常茶飯事だった。そのせいか頼られるのが當たり前のようになっていたが、それは生徒會長としての織原 魅雨としてである。
ただの織原 魅雨として頼ってくれたのはただ一人、弟の天坂 興。
それは彼にとって途轍もなく嬉しいことであり、それを忘れられなかった。生徒會の仕事をしていても頭から離れないほどに。
そして確認のためにし興とお話でもしようではないかと思い立った。
これは決して我慢できなくなったとかそういったことではなく確認なので別に問題はないーーと自分に言い聞かせて生徒指導室にったということを知り、一緒に帰るくらい良いのではないかと外で待たせてもらうことにした。
聞き耳を立てていたというわけではないけれど、そこで驚くべき言葉を耳にする。
それは自分の弟が教育実習生を姉と呼んでいるという事実。
気がついた時には生徒指導室にっていた。
どうやら話を聞くと興はあの教育実習生のことをかなり慕っているらしい。それはまだ付き合いの短いながらも姉としてすぐに分かった。
こうして屋上まで逃げてしまった理由はそれが悔しかったからだろう。我ながら子供っぽい。
夕日を眺めて今更自分の行に後悔をしていると扉が勢い良く開く音がした。
その正は彼の心をかきす弟。彼は息を切らして安堵の表を浮かべる。
「魅雨姉! こんなところにいたのか……」
「どうした? 私なんかよりもあっちの姉の方が良いんだろう」
「拗ねないでくれよ。俺も黙ってたのは悪いと思うけど、話を聞かずに勝手にどっかに行く方も」
「言い訳なんて聞きたくない」
まるで浮気をした夫に怒り心頭の妻のようだが彼の頑固さを理解している興は小細工なしに思いの丈をぶつけることにした。
「どっちの姉が良いとかない。俺は魅雨姉も好きだ!」
「っ‼︎ す、好きとかそんなに簡単に言うな。そういうのはもっと言うべき相手がいるだろうに……」
「?」
「あ〜、分からないならそれで良い。それよりも今回はお互いのコミュニケーション不足だったというのとだな。私もついムキになってしまったようで悪かった」
「誤解が解けたなら良かった……それならそろそろ帰ろうか。もうこんな時間だし」
「それもそうだな。っと、その前に今週の日曜日は空いているか? いや、その……生徒會の仕事がひと段落してだな。久しぶりに出掛けないか? コミュニケーションを深めないとまた今回のようなことが起きるかもしれないからな」
「そうだね。それじゃあ、その日は空けておくよ」
清々しい気持ちで帰路につく姉と弟。
それはとても仲睦まじい景だったという。
「今晩は私がご飯を作ろうか?」
「いえ、お気持ちだけけ取っておきます」
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