「城にぃ」

買いを終え自宅に帰っている途中

楓は城を呼んだ

「どうした？」

「し持とうか？」

と楓の目線は城の両手が塞がっていたエコバックとビニール袋にあった

だが城それほど苦でも無くわざわざ持って貰う程では無いと思い

「大丈夫 これくらい」

と淡々と返す

それが不服なのか楓は「えい！」と可らしい聲を上げながら城の右手を摑み

「そう言う時は頼ってよー」

「あ あぁ ありがとうでも本當に大丈夫」

と膨れっ面をしてくるのでこれはどうしようも無いとエコバックを楓に渡す

すると楓は頼られたのが嬉しかったのか

鼻歌混じりに歩いている

「それにしてもさ…」

と突然鼻歌を止め城が持っている袋に目を向ける

「隨分買いしたんだね」

ピクッと城は僅かに揺をした

それに気づいたのか楓はジッと城を見ている

「あぁ まぁ俺は買い溜めする方だからな」

と平然そのもので返す

「まぁ城にぃは計畫高いもんねー」

と楓は納得した様に前を向いた

今のやり取りで城は正直焦っていた

危なかった…この計畫に勘づかれては々と面倒だな

その後は何事も無く家に著くが楓は勘が良いので何回か城は冷々していたが楓には勘づかれた様子も無く無事であった

そして城は帰宅してからは真っ直ぐにキッチンへ向かった 

楓はと言うと部屋にはまだ段ボールが積み重なっているが大は片付いているため

リビングでテレビを見ながら寛いでいた

「城にぃ 今日のご飯は？」

「今日は楓が決めていいよ」

と料理の準備を著々と進めていた城はエプロンを著けながら返した

今日は楓が帰って來たので楓の好きなを作ろうと楓に決めさせる

「えーじゃあ材から考えて…」

とスーパーの材を思い出しているのか

考えている仕草を見せていた

失敗したな スーパーにいる時に楓に聞くべきだった

と城は思っていた

因みに城は今晩はじゃがにしようと考えていた

うーんこの材料で何が作れるか…

と城は頭の中で獻立を考えていたが

それは楓の一言で無駄になった

「じゃあ じゃがでー」

「お おう」

もう何も突っ込まなずに調理を始めた

「ん～ おいっし～」

「そりゃどうも」

じゃがを味しそうに口に運ぶ楓を見て

城は微笑んだ

「城にぃの料理を食べたら他のが食べられなくなっちゃうよー」

「それは言い過ぎじゃ無いのか？」

そして楓と話しをしながら食べるご飯は味しかった

なんだかんだ言っても家族が帰って來ると

嬉しいとじる城は楓を見る

だが城は油斷はしていなかった

あの時の楓を忘れる訳が無い このまま何事も無く明日が來てくれとに願った

すると…

ピンポーンとインターホンが鳴る

「城にぃ出てー」

「最初からそのつもりだ」

と城は玄関に向かいドアを開けたら

「仕方ないから…その…來てあげたわよ」

とし頬が赤くなっている

未來が立っていた

神なんていないんだ