お久しぶりです…(^_^;)))

斉藤からでしたm（－－）m

「おい、こいつやべぇぞ…」

「どうするよ…」

「…」

と不良達はもう、帰ろうとした。

「ど、どうした？來ないのか？」

と城は不良達に威圧し、不良達は無言のまま、去って行った。

逃げて行った事を確認し城は一息つく。

「ふぅ、全く面倒な……」

すると、ドアに人影が見えたので城は見まがえると

「そんなに警戒しないで下さい。」

と出てきたのは何処か儚い印象のける子生徒だった。

「お名前は何と言うのでしょうか？」

「斉藤 城だけど…？」

と素直に自己紹介をすると彼は微笑んだ。

「城さん…ですか…」

急に名前で呼んできたなこの子

「あなた程の生徒を見逃すとは…」

と何かボソボソと言っていたが直ぐに気を取り直して城をまっすぐ見つめた。

「城さん！私はあなたがしいです！」

「…はい？」

城は思考が一瞬停止したが気を取り戻す。

「それは…どういう事ですかね？」

「はい！城さんを部活にっています！」

あ、そういう事か…

一瞬でも告白と勘違いした自分に恥ずかしさを覚えながらも理由を聞く。

「なんで俺を？そもそも何の部活？」

「部活の容は大きく言って何でも屋です。」

何でも屋？

と城の頭には？マークが浮かんでいる。

城は前に見たポスターを思い出しているがそれに似た部活は無かったと確信している。

「私はポスターでの勧は行っていません。」

城の疑問を察したのか考えている城にそのような事を言ってきた。

そして、城は彼が自ら勧をしているのだと結論付けた。

城はもう一つだけ質問することにした。

「部活の名前は？」

その質問に対し満面の笑みを浮かべた彼は

「トラブル解決部！…略してTS部です！」

その笑顔に城は、綺麗だと素直に思う。

「あ！私としたことが…自己紹介をしていませんでした！」

「私は同じ一年です！名前は秋枝 桜あきえだ さくらって言います！」

「秋枝 桜？」

と思わず聲に出した城に秋枝はまたもや微笑んでいた。

「城？…城！」

「ん？」

考え事をしていたのか意識が別にあった城だが未來のおかげで意識が戻る。

「何？ぼーっとしちゃって」

「いや、ちょっとな」

それから未來はふーんと言いながらご飯を食べていた。

「秋枝…か」

と城がそう呟くと未來と楓はびくっと反応した。

「城…もしかし」

「城にぃ？」

と未來の隣から何かドス黒いオーラを纏った楓がいたが城は気付かず食べ終える。

こんな空気の中でも、大西さんはぶれないなただ淡々と食べ進めていた。

「ごちそうさま」

と逃げる様に言い殘していつもの様に日課を終わらせた。

「部活か…」

正直、城は部活はあまり気が進まなかったが彼の事を思うと部活もそんなに悪くはないような気がしていた。

だが、最終的には斷る事になりそうだと城は思う。

理由は………

「城？明日の事なんだけど」

と未來は城の部屋をノックせずにるとそこには城がベッドで寢ている事に気づいた。

「寢てるんだ…」

と城には話す事があったのだが、それは明日からでも遅くないと思い未來は城の部屋を出る。

「それにしても…流石 部長 …」

とその呟きは誰の耳にも屆かず消えていったのであった。

「城起きなさい！」

と城は未來のうるさい聲で起こされ、寢癖をつけながらも制服を著てリビングに向かう。

そこには、もう、俺以外の全員は朝食をとっている。

今日は、楓だな。

容はシンプルで、目玉焼きといんげん、そして、ウインナーといった定番のメニューだった。

「城にぃ、目玉焼き食べる？」  

と城の隣に座る楓が一つしかない目玉焼きをくれると言ってくれた。

「いいのか？」

「うん、だって、その為に殘したんだもん」

城の為にと言ってくれたので、城はありがたく貰う事にした。

「どう？味しい？」

「あぁ、料理上手くなったな」

「そうでしょー、えへへ」

そう、嬉しそうにはにかんでいた。

「よお！おはよう！」

と、クラスメイトの太が話し掛けてきた。

「おう、おはよう」

今日は、何事も無く登校し、何事も無く放課後を迎えられた…

平和だ。

しかし、教室にいる城は何か視線をじ、悟らせないよう慎重に視線を追うと…

ジィーー

そこには、白いがこちらを睨んでいた。

いや、バレバレだし！

そう、秋枝さんだ。

城は一つため息をし、見なかった事にした。

しかし、相手は俺と話す機會を伺っていたのか近づいて來た。

「もう、お帰りですか？城さん」

「あぁ、秋枝さん？だよね？」

俺は偶然を裝い秋枝さんに接する。

理由？そんなの説明が大変だからに決まっている。

本人はバレてないと思ってたら尚更面倒だ。

「えーっと、何か用事？」

「はい、返事を聞いていなかったので」

「返事！？」

と俺ではない誰かが反応した様だった。

何か面倒な予がするので、早々に會話を終わらせるべくこちらから提案する。

「悪いんだけど…もうちょっと待っててくれる？」

そう、まだ斷らない。

いや、ここで斷ったら絶対に周りが勘違いする可能があるので、日を改める事にした。

「そうですか…私待ってますね？」

いや、待ってくれ、そんなにしおらしく言われたら…

「うわー斉藤君サイテー」

「あれは、引っ張っておきながら絶対に斷るパターンよ…」

と、あらぬ噂をばらまかれかね無いので誤解を解くためにもここで部してしまおう。

やはり、今後の事を想定してしまうと噂は馬鹿に出來ない。

「わかった、先生に部屆けを提出すれば良い？」

すると、秋枝さんはパッと子供の様に笑顔になる。

うん、本當に噂は馬鹿にならない

「ありがとうございます！部屆けはこちらにありますので、記したら、私に下さい。」

と、上機嫌になった秋枝さんがニコッと笑ってから教室に戻って行った。

うん、わざとでは無いのはわかるんだが…

天然って怖いな、と思う城であった。