《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》一學期編 プロローグ 授業中よくある腹痛って困るよね
キーンコーンカーンコーン…
ここは都某所の公立高校である。
1時間目のチャイムがなった。
ガラガラ…
この學校の2年1組。
授業が始まったというのに呑気にドアが開いた。
「あれ?藤山。お前休みじゃなかったのか?」
「す、すいません。お腹痛くて…朝からずっとトイレにこもってました。」
クラスでヒソヒソと會話が起きる。
「靜かに。まあいい、座れ。」
「はい…。」
「優くん、大丈夫?」
隣の席の江ノ島菜々が話しかけてきた。
「あ、ああ。大丈夫。」
「そう?」
話しかけないでくれ〜。周りの目線!見えてないのぉ?
…ん?俺じゃない?俺の隣か?
優は江ノ島が座っていない方の隣の席を見る。
へ?
窓から爽やかな風がってきた。その風がその綺麗な黒髪をなびかせた。
髪はしウェーブのかかった肩までの髪だろうか?
隣には全く見覚えのない、綺麗な髪のが座っていた。
「え?えっと…誰?」
そのはこちらに気づく。
そして微笑んだ。
ズキューン!!
天使が優の心臓を矢で貫くのだった。
これが一目惚れと言うやつだろうか?
まだ名前も分からない、聲も聞いたことも無い。
だが優はこのに確かにをしたのである。
不意打ちだ…。今のは誰だって落ちるよ…。俺がチョロいんじゃない。不意打ちをしたあの子がいけないんだ。ていうか誰?
「お、そう言えば藤山は朝いなかったのか…。転校生がいるんだ。もう1回藤山に自己紹介してくれるか?」
「はい。えっと…藤山くん?」
「は、は、はひ!」
「ふふふ…。私、山田ミーシェです。親が日本人とロシア人のハーフで…隣の席なら々教えてくれると嬉しいです。」
「あ、はい!えっと…藤山優です…。お願いします。」
「よろしくお願いします。」
手を出してきた。
握手だろうか?俺はその手を握り返した。
「よ、よろしくお願いします…。」
ミーシェは微笑んだ。
「終わったなー。じゃあ授業に…」
キーンコーンカーンコーン…
「…終わりか。じゃ、解散。」
先生は教室から出ていった。
するとミーシェの席には人だかりができ始めた。
はぁ…俺のる暇はないな…。
そう思って會話に耳を傾けながらもいつものラノベを取り出し読み始める。
「ミーシェさん。俺は天城祐。気軽に祐って呼んでくれていい。」
「あ、うん。よろしく。」
「俺は橘賢治だ。よろしくな?」
「うん、よろしく、橘くん。」
「良かったらこの後學校を案するよ。どうかな?」
「あ、それなら…藤山くん?」
「え?俺?」
「な!?」
「ミーシェさん、彼はやめた方がいい。オタクが伝染る。」
オタクは伝染んねえーよ!
「でも…約束したから。いいよね?藤山くん。」
「あ、えと…俺でよければ…。」
「わぁ…じゃあ決まりね!」
「は、はい。」
優はミーシェに連れられ、教室の外へ行った。
なんだ?何だこの展開は!?
「えっ…とー…。なんで?」
「え?どうしたの?藤山くん。」
「なんで俺なんですか?」
「それは…約束だから?」
「!…わ、分かりました。」
「藤山くんは普段どんなことしてるの?」
「お、俺は…本とか読んでます。」
「へぇ…どんな本?」
「そ、それは…」
ラノベとか言ったらキモがられるかな?
「ラノベ…とか。」
「…」
オタクって損だな…。
「へぇー!私それ読んだことないなぁ…。今度貸してよ。」
へ?
「へ?」
「私も結構本とか読むけど…ライトノベル?はまだなんだよね。々教えてくれると嬉しいな。」
「山田さんは…」
「なんか堅苦しいなぁ?」
「や、山田?」
「むー…ミーシェでいいよ。」
「え?そ、それは…」
「私もユウって呼ぶから。」
「でも…」
「私とお友達になってくれると嬉しいな、ユウ?」
「っ…!」
「ユウ?」
「ちょっ…見ないで!」
しかしミーシェは熱心に覗き込んでくる。
「分かった!分かったよ…ミーシェさん。」
「ミーシェでいいのに…まあそれで許してあげる。」
「はい。」
「行こ?案してくれるんでしょ?」
「はい!」
こうして平凡だった藤山優の學園生活は転校生、山田ミーシェにより、平凡とはかけ離れたものになるのだった。
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こんにちは。
この作品は僕が別で書いている、「腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが」の特別編です。
そちらから読んでいただければ楽しんでいただけると思います。
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改稿
タイトル変更しました。
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