《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》60話 同棲

陸達に同棲報告をした優とミーシェは共通の帰る家に向かって歩いていた。

「ふふふーん♪」

「楽しそうだな。」

「えへへー…だってユウと同じ家に帰れるんだもーん。」

「ふ…そうか…。」

「あ!今日ご馳走作るね!」

「おお…!」

「バイトは?今日ある?」

「無いよ。次のバイトは明日だな。」

「よかったー。そういうことならスーパーよろ?々買っときたいし!」

「そうだな。分かった。それに必要なものも買っとこうか。歯ブラシとかコップとかな。」

「あ、そだね。」

類は持ってきてあるんだろ?」

「うん!」

「とりあえず使ってないタンスあるからそれにれとけ。」

「分かった。」

2人はスーパーにより買いを済ませた。

「ただいま〜!」

とミーシェが言う。

「ふ…おかえり。ミーシェ。」

「んふふ…。」

新鮮なじにし戸いながらもおかえりと返す優。

ミーシェは靜かに微笑んだ。

優の住むアパートは大きくわけて3つの部屋でり立っている。

1つ目はリビング。キッチンと繋がっていて小さなテレビも置いてある。

2つ目は優の部屋。そこにはベッドや本棚がある。

そして3つ目は和室。普段は置になっているがこれからはミーシェの部屋になる予定である。

「まさか今日からとは思ってなかったからな…。飯の前に々片付けちまうぞ。」

「うん!」

「一応置は片付けといた。後は自分で見て見てくれ。」

「そうする。」

ミーシェは和室へと向かっていった。

「えへへ…結構広ーい…。あ…引き布団あるんだ…。ん?これは…」

壁にはたくさんの寫真がられていた。

「…悪い。剝がしてなかったな…。」

「…これ…お母さん?」

「え?あ、ああ。すぐ剝がすよ。」

「ううん。もうちょっと見せて?」

「別にいいが…見てて楽しいものじゃないだろ?」

「ううん。優のお母さんだもん。ふふ…優の天然パーマはお母さん譲りなんだね…。」

寫真には目元にほくろのあるしパーマのかかったが寫っていた。

「まあな。」

「ふふ…綺麗な人だね…。」

「…ああ。優しい母さんだったよ。」

「…」

「ほら、とっとと片付けるぞ。」

「あ、うん。」

2人は大の片付けを終え、リビングでお茶を飲んでいた。

「ユウ、質問があります。」

「ん?どうした?てかなんで敬語?」

「なんで私の部屋に布団があるんですかっ?…それも新品のやつ!」

「いや…布団ないと困るだろ?買っといた。」

「むぅ…。」

「?…何が不満なんだ?ベッドが良かったか?」

「そ、そうじゃないしっ!」

「?」

「ご飯作るっ!」

「あ、ああ。」

ミーシェはキッチンに歩いていった。

「お待たせ〜。ユウ〜沢山作ったよ〜。」

しばらくして味しそうな匂いがリビングに広がった。

味そうだな…。」

唐揚げや、サラダ、豚などの味しそうな料理がテーブルを彩る。

「いただきます…!」

「ふふ…どーぞっ。」

「うん…味い…。」

そう言って優はご飯をかきこむ。

「ふふふ…良かったぁ…。おかわりあるからね。」

「おう…。てかお前が俺の家に來たら姉さん達の料理どうするんだ?」

「私が作り置きすることになってるよ。學校の帰りに寄れるし。」

「大変だな…。」

「お姉ちゃん達も料理できればいいんだけどね〜…。」

「それはそうだな…。」

2人は雑談しながら夕食を楽しむのだった。

「片付けしとくから風呂はいっておいで。」

「え?いいの?」

「ああ。バスタオルの場所わかるだろ?」

「うん!ありがと〜。」

ミーシェは風呂場にっていった。

片付けが終わり、優はリビングでくつろいでいた。

「ユウ〜、上がったよ〜。」

「おーう…っておいぃ?!」

バスタオル1枚で歩くミーシェ。

「え?な、なに?」

「なにじゃねえよ!服著ろや!」

「だって服自分の部屋だし…。」

「持ってきとけよ!」

「むぅ…今更でしょ!昨日私の見たじゃん!」

「それとこれとは話が別だよ!とっとと著替えてこい!」

「は、はーい…」

「たく…。」

呆れる優だったが同棲するならこういうラッキースケベもあるのかとを弾ませる優だった。

風呂から上がった優はミーシェをリビングに呼ぶ。

「どうしたの?」

「いや、同棲するならルールを決めておこうと思ってな。」

「ルール?」

「ああ。ごみ出しとかな。」

「あ、そだね。」

「まず風呂掃除は俺がやる。だから料理は頼む。もちろんお前が忙しい時は俺もやる。こういうのは助け合いが大事だからな。」

「そうだね!」

「そして量が多い燃えるごみ、重い資源ごみは俺だ。お前は燃えないごみを頼む。」

「う、うん。分かった。」

「そしてエアコンや冷房は1日2時間まで。それでも暑かったらうちわ使え。扇風機はオフタイマー付けること!」

「わ、分かった。」

「買い出しは俺のバイト帰りか土日の間の俺がバイト無い時に行こう。荷持てるしな。」

「うん。」

「そして1日1時間は勉強すること!」

「うん…え?」

「え?じゃねえよ。來年験生だぞ?」

「そ、そっか…わ、分かった!私頑張る!」

「おう。その意気だ。何か質問とか要はあるか?」

「はいっ!」

「どうぞ。」

「あと1分で見たいドラマ始まるから…テレビ付けていいですかっ?」

「あ、はい。どうぞ。」

「わーい。」

「質問はないってことで…いいのか?」

「うん!ほら、ユウも早く!」

「あ、ああ。」

優は腰を下ろす。

「んふふ。」

ミーシェは優のあぐらをかいた足の上に座る。

「どうした?」

「んーん。何となく。」

「ふ…。じゃあ俺も遠慮なく…。」

優はミーシェのに手を回す。

「わわ…」

「あ〜…安らぐ〜…。」

こうして2人は寢るまでの間幸せな一時を過ごすのだった。

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