《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》64話 勉強會と冬休みに向けて

ミーシェの誕生日の次の週。

皆真剣にノートを取っていた。

「ここテスト出るからな〜。」

先生のその言葉に皆必死にノートを取っていた。

一名を除いて。

「く〜…く〜…」

「おい…ミーシェ…。」

隣の席で優がミーシェに呼びかける。

「むにゃむにゃ…ん〜…」

「はぁ…。」

「山田、次の文読め。…山田?」

「く〜…く〜…」

「おい、ミーシェ。」

小聲で必死に呼びかける優。

「山田…ほぅ…俺の授業で寢るとはいい度だな…。」

「…ミーシェ、起きて。」

「ミーシェ、やばいって。」

江ノ島と松山も必死に起こす。

「俺の伝家の寶刀、フライングチョークをくらいたいようだな…。」

ヒュン!

カーンッ!

チョークはミーシェの機に當たり、跳ね返って前の方の席にいる高木の後頭部に直撃した。

「いてぇ!?なんで?!」

「あ、わりぃ高木。手元が狂った…。」

「い、痛い!痛い!」

高木は後頭部を抑えて転がり回る。

「マジごめん。それよか山田!起きろ!」

「ふにゃ?もう晝休みですか〜?」

「授業中だボケ。」

そう言ってミーシェの頭をチョップする先生。

クラスが笑いで包まれるのだった。

「…俺の扱いって一…」

1人嘆く高木がいましたとさ。

放課後。

いつメンは優とミーシェの部屋に集まっていた。

「ここがミーシェと優くんのの巣かー。」

「來たことあんだろうが。…なんで俺たちの部屋なんだよ…。…てかなんの集まりだ?」

「…何って…」

「勉強會じゃないのか?」

「そうです。」

「ミーシェ、いい加減勉強しないと…」

「それなら毎日1時間は勉強させてるから大丈夫だぞ。」

「「「「(…)え…」」」」

「えへへー。」

そう言ってピースをするミーシェ。

「あ、あのミーシェが勉強?!」

「…噓でしょ…」

「あのミーシェさんが?!熱でもあるんじゃないですか?!」

「まずいな…有り得なすぎて気持ち悪くなってきた…。」

陸は気持ち悪そうにしゃがみ込む。

「し、失禮な!」

「まあ本當にピッタリ1時間で辭めてるけどな〜。」

「そ、そう言うルール作ったのユウじゃん!」

「俺は最低1時間って言ったんだ。」

「…へぇ…なんだかんだ仲良く同棲してるんだね。」

「まあね!それよかスマブラやろ〜!」

「いや、勉強しろよ。來週テストだぞ?」

「え〜?まだいいよぉ…。」

「授業もろくに聞かずに寢ているミーシェさんが何を言ってるんですか!座りなさい!」

「は、はい!」

花園に叱られ、すぐさま著席するミーシェ。

「ははは…ミーシェは花園に任すわ。俺より教えれそうだし。」

「分かりました。」

「…陸、數學教えて。」

「ああ。」

「さて…。」

「うまい合に余ったね〜。私たち。」

江ノ島と優はどうしていいか分からずとりあえず座る。

「この機會だ。江ノ島、國語教えてくれ。」

「て言っても暗記科目だよ?それよりも優くんが私に英語教えてよ。この前のテスト英語クラス最高點だったよね。」

「ああ。陸と同率でな。」

「やっぱり優くん中學の時から変わってないね。」

「そうか?」

「うん。中學の時も英語得意だったじゃん。」

「そう言えばそうだったな。お前は本ばっか読んでたから國語得意なんだな。貞子みたいに髪のばしてぷくく…あの時の寫真撮っときゃ良かったな〜。」

「そ、その事は忘れてってば!」

「あはは、わりわり。」

「ユウ〜!お腹減っだよ〜!助けて〜!」

「こら!手をかしなさい、手を!」

「うわぁーん!琴ちゃんが厳しいよぉ!」

「たく…あいつは…。終わったらケーキやるからとっととやれ。」

「ほんとに?!よーしっ!」

ミーシェは凄いスピードで問題を解き始めた。

「あはは…凄い集中力だね…。」

「ミーシェにはこれが一番効果的だ。」

「…やっぱり2人はお似合いだね…。私なんか…付ける隙もない…。」

「江ノ島…」

「…なーんて。私はもう踏ん切りが著いたよ?これからは友達同士々相談け付けるから。ミーシェのこととか…ね?」

「ああ。ありがとう。」

「しゃあー!終わった〜!ユウ!ケーキは?!」

「はいはい、今持ってくるよ。みんなも休憩にしようぜ?」

「そうですね。」

「うう…ずっと正座してたから…足が痺れまする…。」

一旦勉強を辭め、一同はお茶を楽しむのだった。

「そう言えばさ〜、冬休みどうする〜?」

江ノ島がみんなに尋ねた。

「そうですね…。勉強ですかね。」

「そうだな、來年は験生だしな。」

「…でも出かけたいよね。みんなで。」

「クリスマスはミーシェと優くんと由希ちゃんと陸くんは用事あるでしょ〜。別の日がいいよね。」

「勝手に用事を作るな。」

「え?由希ちゃんと出かけないの?」

「出かけるが…。」

「だよね。なら別の日にみんなでどこか行こうよ!」

「はいはーい!私スキーやりたい!」

ミーシェが手を上げる。

「スキーか…。」

「私やった事ないです…。」

「…私はし。」

「私も。」

「僕は3回くらいだな。」

「ユウは?」

「ん?…俺はだまり園にいた頃は毎年行ってたぞ。スキーよりもスノボーの方が得意だな。」

「へぇ…。」

「…凄いね。だまり園。」

「ほんと。」

だまり園にいればなんでも出來るようになるんじゃないか?ピアノだってプロ並みだし。」

「馬鹿、プロ並みは言い過ぎだ。」

「でも経験者がいるなら安心ですね。」

「じゃあ冬休みはスキー旅行ってことで!日程は後でグループで!」

「ああ。」

「ふふふ…スキー旅行かぁ…楽しみ〜!」

「ミーシェさん、まずはテストですよ。」

「げ…。」

「あははは…。」

「もう…。」

冬休みの予定も決まり、勉強會を続ける一同であった。

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