《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》70話 平和な平和な冬休み 〜友

この日は陸、優、高木、中町の4人で遊びに出かけていた。

「てかなんでこのメンツなんだよ…。」

優が尋ねる。

「まあいいじゃないか。修學旅行で一緒だったメンツ同士仲良くしようぜ。」

中町が優に肩を組む。

「まあ…。」

「よーし!とりあえず公園でバスケしようぜ!」

高木がバスケットボールを取り出し皆を促す。

「俺は別になんでもいいぞ。」

「僕もだ。」

「高木…お前バスケ部でしできるからって自慢したいだけだろ…。」

「まあな〜。」

「まあ別にいいけど…。」

4人はバスケットボールをするためにコートのある公園に移した。

ダムッ…ダムッ…

バスッ!

綺麗な音を立ててゴールネットをくぐるボール。

「ぜい…!ぜい…!小宮…お前…上手すぎだろ…!」

「そうか?まあ僕は中學の時はバスケ部だったからな。」

「マジかよ…。」

「ちなみに県選抜らしいぞ。」

優が捕捉する。

「げ…マジか…」

「さあ、もう一球いこうぜ。」

陸&優、高木&中町で別れてゲーム中である。

「てか藤山も何気上手いよな…。スリーなんであんなぽこぽこるんだよ…!」

「よっ…」

優は安定したフォームでシュートを撃つ。

ボールは吸い込まれるようにゴールネットを揺らした。

「ナイシュ。」

「おう。」

優と陸はハイタッチをする。

その後も優と陸の猛攻は続き、僅差で優と陸が勝利を収めた。

「だーっ!くそ負けた!」

「ふぅ…辭めたとはいえバスケには自信があったんだが…さすがバスケ部だな…。」

陸は橫になる高木に手を差し出し起こす。

「うっせ!負けた後に言われても嫌味にしか聞えんわ。」

そう言いながら起き上がる高木。

「…なんで辭めたんだよ?」

「家は親が厳しくてね…。勉強の邪魔になるからと言ってやらせてもらえなかったんだ。」

「まあ何となくお前ん家厳しそうだもんな…。今度助っ人でもいいからでてくれよ。うちの部弱いからさ。」

「考えとくよ。」

「それにしても藤山も上手いな…。」

「まあ俺は施設育ちで下の子にバスケ部がいたから練習に付き合ってやってたからな。」

「すげえな…。前まで影薄かったのに実は運神経抜群とか…。なんかカッコイイわ。」

「そうか?…ありがとう。」

「チーム変えてもう一試合しようぜ。」

そんなじの雑談を繰り返していると4人ほどのグループが優達の元にやってきた。

「藤山…それに小宮じゃないか。」

天城達だ。

「天城じゃん。」

「やあ、高木、中町。」

挨拶する天城。

「よお。」

「天城達もバスケか?」

「まあね…。それよりも藤山…ミーシェさんと同棲を始めたそうだな。」

「は?」

え?なんで知ってんの?

…怖っ!

 「変なことをしていないだろうな?」

「…してたらなんだよ?」

「もちろん許さない。」

「おいおい…天城…。いい加減諦めろって。ミーシェさん藤山にゾッコンだぜ?」

中町が天城を宥める。

「だが藤山如きが釣り合うはずが無いんだ。」

「あれぇ?天城くん、そんなこと言っていいのかなぁ?」

優が攜帯をチラつかせる。

「ふ…最近はネットパトロールが厳しいんだ。それに僕は人があるからね。そんなの合だと言えばなんとでもなるさ。」

うわ…自分で人があるとか言っちゃったよ…。痛い痛い。

「なんの事だ?」

話の読めない3人が優に尋ねる。

「まあ…々あったんだよ。」

「そうか…?」

「それで?他に用がないならどいてくれ。今は俺達の時間だからな。」

「ふ…不良のお前ごときにコートを使う権利なんかあるのか?」

「…」

4人が怪訝そうな顔で天城を見る。

「そうだ…こうしないか?俺と藤山…お前で試合をして勝った方が言うことを聞く。これでどうだ?」

「お前…いい加減に…」

高木が言おうとするが優が止める。

「いいね。ちょうどバスケしたいしな。」

「ふん…後悔するなよ?」

こうして2人のゲームが始まった。

ドキャッ!

「なっ!?がっ!!」

優は高く飛びゴールにボールを押し込む。そう…

…ダンクである。

天城はその勢いに後ろに吹き飛ばされる。

「ぐっ!今のは…ファ、ファールだ!」

「そうだな、ファールだぞ。天城。」

「は?!」

「…今のはどう考えても君の方からあたりに行っていただろう…。ファールを取られるのは君の方だ。」

「ふざけるな!藤山が…」

「審判は僕と高木だ。君もそれで了承したろ?それに僕はフェアな審判をしてる。僕は経験者だし高木もバスケ部だ。審判の言うことを聞かないとテクニカルファールを取るぞ?」

「っ…!」

バキッ!

ドキャッ!

その後も優の猛攻は続き、結局優の完勝だった。

「くそっ!こんなクズに…!」

「天城…お前いい加減にしろよ?」

ここで高木がキレる。

「何?」

「クズクズって…どう考えてもクズなのはお前だろ?」

「なんだと!俺のどこがクズだと言うんだ!」

「…いや、誰がどう見ても。」

中町も冷靜に天城に告げる。

「お前の藤山への小言はしは流してたけどさすがに我慢できねえ。藤山はもう俺らの友達だからな?勝手に絡んできて逆ギレしやがって…マジめんどくせえなお前。…ていうか藤山。…ミーシェさんと同棲始めたってマジ?」

「今は関係ねえだろ…。」

こんな時でも相変わらずな高木にツッコミをれる中町。

「まあそれは後で聞くとして…どっか行けよ天城。約束通り藤山が勝ったんだからな」

「っ…くそっ!」

天城は仲間を連れて帰って行った。

「その…ありがとな…。高木。」

「お、おう。さすがに今のはな…。それよか名前で呼んでいいか?藤山っていちいち言うのめんどいし。」

「あ、ああ。」

「んじゃそういうことでよろしくな優。」

「おう…高木の下の名前は…なんだっけ?」

「忘れたのかよっ?!」

「てか聞いてない。」

「俺の下の名前は凜だよ。高木  凜たかぎ  りん。」

「お前そんな名前だったのか…以外…。」

「だろ?の子っぽいよな…。あの顔で…ぷぷぷ…。」

「中町てめぇ…。」

「てかお前も昔は俺の事下呼びだったんだから中町じゃなくて賢也けんやって呼べよ…。」

「お、おう。じゃあこの4人の間では苗字止な?俺ら天城に喧嘩売ったから橘達とあんま仲良くできねえだろうしお前らのグループるわ。」

「何勝手に決めてんだよ…。」

「うるせぇ。お前を庇ったせいだからな?」

「へいへい。謝してるよ…凜…賢也。」

「「ふ…おう!よろしくな?優、陸。」」

「僕もなのか…。」

「ダメなのか?」

「いや…いいが…。」

「なら決まりな!グループ名は高木凜と愉快な仲間たちで。」

「は?」

「何言ってんだ?」

「君がついでだろう?」

「いや酷くね?!」

こうして高木、中町…いや凜、賢也とさらに親しくなり新たなグループが誕生するのだった。

「…てか流したけど優普通にダンクしてなかったか?!」

「…確かに。」

「「化けだ…。」」

そうじずには居られない凜と賢也だった。

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