《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》73話 平和な平和な冬休み 〜遊園地デートって最後に観覧車に行くのが定番化しつつあると思う〜

「ユウ〜!ほら!早く早く〜!」

「…ああ。」

お化け屋敷を出た優とミーシェは次のアトラクションに乗るべく歩いていた。

「どこ行く〜?」

「ミーシェの行きたいところでいいよ。」

「う〜ん…優は?どこ行きたい?」

「…もう1回お化け屋敷行っとくか?」

「い、行かないっ!」

「ははは…冗談だよ。…もう1人気絶しかねねーし。」

「う〜ん…。」

グギュルル〜…

「きゃっ!」

「…」

ミーシェが悩んでいるとミーシェの腹から凄い音が聞こえる。

「こ、これはっ!その…!」

「自分の腹の音に驚いてんじゃねえよ…。」

「う、うるさいっ!」

「…飯にするか…。」

「う、うん…!」

2人はフードコートに向かうことにした。

「うーん!!おいひぃ!」

「分かったからそんなに慌てて食って詰まらせるなよ?」

「うん!ふふふ〜。」

ミーシェは味しそうにオムライスを頬張る。

「俺も食うか。」

優はハンバーグ定食である。

「じーっ。」

「…自分でじーって言わなくてもやるよ。ほれ。」

「…」

ミーシェは口を開けて優の方を見る。

「分かったよ。あーん。」

「ん。…ふふ…うんまぁ…。」

「良かったな。」

「うん!はいっ!ユウもっ!」

「あ、ああ。…ん。ああ…味い。」

「えへへ。なんだか照れるなぁ。」

「俺もだよ…。」

そのまま楽しく晝食をとる2人だった。

「こ、こういうのは挑戦したこと無かったね…。」

「そ、そうだな…。」

次に2人の元に運ばれてきたのはハートのストローの付いたメロンソーダ。

「じゃ、じゃあユウそっちね。」

「お、俺はいいから1人で飲めよ…。」

「…え?」

「い、いや…恥ずいじゃん。」

「むっ…だ、駄目だよ!2人で飲もっ!」

「じゃ、じゃあ代ばんこで…」

「だーめーっ!一緒に飲むのぉ!!」

「わ、分かったよ…。」

「い、行くよ?」

「あ、ああ。」

「目…瞑らないで。」

「お、おう。」

2人は一緒にメロンソーダを飲む。

「…一瞬だな。」

「っ〜!!」

ミーシェは恥ずかしそうに顔を隠す。

なんだこいつ。自分でって1人で悶絶してやがる。

俺はって?耳が真っ赤な時點で察してしい。

「…さて、次どこ行くか…。」

「あ、帰り際混む前にお土産買おうかな。」

ミーシェが思いついたように言う。

「確かにそうだな。誰に買うんだ?」

「お姉ちゃん達と菜々ちゃん達。」

「ああ…いつものメンツか…。だとすると俺はおじさん達と奏姉さんとまあいつものメンツと…凜と賢也にだな。」

「高木くんと中町君?」

「ああ…ってよく下の名前知ってたな。」

「転校初日にみんなの顔と名前覚えましたっ!」

「そのセンスを勉強に活かせばいいと俺は思うんだがどうだろう。」

「考えとく〜。高木くん達とそんなに仲良かったっけ?」

「前一緒に遊んだ時に々な。」

「へぇ…。あっ!隣の牧原さんにも買ってってあげよーっと!ぬか漬けのお禮!」

「確かにそうだな…。」

「ユウ〜、どれがいいと思う?」

「ん〜…牧原さんどんなの好きなんだろうな。」

「あっ!お孫さんいるからお菓子とかがいいかも!」

「お孫さんいんのか?」

「うん!前一緒に公園で遊んだもん。」

「いつの間にそんなに親しくなってんだよ…。」

「いや、前優が1日バイトだった時に牧原さんが急用できちゃって預かっててくれって言われたからどうせなら遊びに行こ〜ってなってね。可いんだよ〜?お孫さん。」

「へぇ…ならお菓子とかちょうどいいな。クッキーとか買ってくか。」

「うん!」

「陸にはこのエビのストラップでいいか。」

「そ、そだね。」

「凜と賢也も…一緒でいいや。」

「いいの?!」

「いや、なんでもいい。」

「なんでもいいんだ?!」

「イツメンには…そうだな…」

「ユウ。」

「ん?…て…」

そこには天使がいた。

「えへへー…似合う〜?」

うさ耳をつけてし恥じらいながら微笑むミーシェ。

「…可い。」

「え?」

「マジお前可すぎだろ。」

「へ?ちょ…」

優はミーシェを抱きしめる。

「わわっ…ちょ…みんな見てるってば!」

「はっ!わ、悪い。」

「もう…。」

「買おう。いや、俺が買う。」

「わ、分かった…。」

「いや〜、沢山買ったねぇ。」

「そうだな。こんだけありゃ大丈夫だろ。」

「そうだね!」

「…暗く…なってきたね。」

「…そうだな。」

「パレード何時からだっけ?」

「そろそろ始まるよ。」

「え?じゃあ急がなきゃ…」

「特等席があるんだよ。」

「…え?」

「行くぞ。」

「あ、うん。」

優はミーシェの手を引き歩き出した。

「え?特等席って…」

優とミーシェが著いたのは観覧車だった。

「ここ、パレードの時間になると人がいなくなるんだ。奏姉さんに教えて貰ってな。上から見ると綺麗らしい。」

「へぇ〜。それなら早く乗ろ!」

「ああ。」

「た、高いな…。」

「あ…わ、悪い!高所恐怖癥なの忘れてた…。」

「う、ううん。あの時みたいに速くないから大丈夫!それに暗いしあんま外見えないしね。」

「そ、そうか…良かった…。」

「ふふ…楽しみだね!」

「ああ…。」

すると、綺麗な花火が上がる。

「わぁ〜っ!!」

「ふ…。冬の花火は空が澄んでて綺麗だよな。」

「きれーい!!ユウユウ!すごく綺麗だよ!!」

「ああ、ちゃんと見てるよ。」

「上から見ると花火が隣に見える!!」

「そうだな…。」

「ふっふっふ…人がまるでゴミのようだ…!」

「何言ってんだ…。」

「ふふふ…言ってみたかったセリフ7位です!」

「なんだそりゃ…。」

「ふふふ…綺麗だなぁ…。」

「サラさんとベルさんに謝だな。」

「うん…!」

花火のでミーシェの笑顔が映し出される。

「っ…やべぇ〜…」

優は顔を手で覆う。

「ど、どうしたの?」

「今…めっちゃキスしたい。」

「…す、すればいいんじゃない?」

「な、なら遠慮なく…。」

「…ん…」

花火が照らす中2人はキスをする。

「ふふ…。…もっと。」

「あ、ああ。」

ミーシェと出會って最初のクリスマス。

最高の…クリスマス。

なんかあんまりクリスマス要素なかった気がするw

ただ言えることは…

…リア充発しろ。

話は変わりますがタイトル変えました。分かりやすいように。

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