《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが 特別編 〜転校生と始める學園生活〜》78話 平和な平和な?冬休み 〜臨〜
お久しぶりです。
どうぞ。
某空港
「何年ぶりかしらネ…日本に來るのは。」
一人のが呟く。
その貌に道行く男が振り返った。
「おい…目立ってるだろ…。」
「アラ?なら早く行きましょうか…。」
「ああ。」
「フフ…あの子達元気にしているかしら?」
「サラもいる。ベルはどこか抜けているが…あの二人がいるならミーシェも大丈夫だろう。」
「そうネ…フフフ…楽しみだわ。」
ミーシェの両親…來日…!!
「ユ〜ウ〜、朝だよぉー!」
スキー旅行の翌日。
ミーシェの聲がアパートに響いた。
「う〜ん…せっかくの年末年始…あとしゆっくりさせてくれよ…。」
「だーめっ。朝ごはん食べなさいっ。」
「ふあーぁ…。」
優はモゾモゾと布団から起き上がる。
「はいよ…今行くよ…。」
「うん。」
「いただきます。」
「どーぞどーぞ。」
優は味噌をひと口すする。
「ん?おお…これあらか…。通りでいい匂いがしたわけだ。」
「えへへ、鯛が安くなってたから…。煮付け作った時のあらで作ったの。」
「お前…魚捌けんのか?」
「え?ああ…うん。獨學だけどね。」
「すげぇな…。」
「どお?味しい?」
「ああ…味いよ。この煮付けも最高だ。」
「えへへ…冬休みだから頑張ってみました。」
「ありがとな。」
そう言ってミーシェの頭をでる。
「んふ…。」
こうして平和な冬休みの一日が幕を開ける…
…はずだった。
ピンポーン…
インターホンが鳴った。
「お客さん?」
「こんな朝早くから誰だ?」
ピンポーン…
もう一度インターホンが鳴る。
「はいはい、今行きますよ…。」
ガチャ…
「はい?」
「どうも。」
そこには2人組の夫婦と思しき2人が立っていた。
「…えっと…どなたでしょう?」
「サラにミーシェはここにいるって聞いたのダケド?」
「ミーシェ…え?」
どこかカタコトの日本語で話すこのはミーシェに似ていた。
「…ママ?」
「…え?」
後ろからミーシェがやってくる。
「ママ!!」
「…ミーシェ!」
ミーシェはそのに飛びついた。
「久しぶりネ…!ミーシェ。」
「久しぶり〜!今日の朝一できたの?」
「そうよ。早く會いたかったモノ…。」
「パパも久しぶり!」
「久しぶりだな…ミーシェ。元気にしてたか?」
「うんっ!!」
「えっと〜…ミーシェのお母様?お父様?」
「「君に(母親)(父親)と呼ばれる覚えはない(わ)。」」
「あっ…はい…す、すいません。」
「さて…々話があるのだケド…れてもらってもいいかしら?」
「ど、どうぞ…。」
「そ、茶ですが…。」
「ありがとう。」
「えっと…話というのは…?」
「まずは自己紹介カラ…私は山田セイラ。ミーシェの母親よ。」
「山田流星りゅうせい。ミーシェの父だ。」
「お、俺は…「藤山優…」」
「え?」
「サラから聞いたワ。」
「そ、そうですか…。」
そこで2人はミーシェに向き直る。
「ミーシェ…あなた何考えてるノ!」
突然怒られミーシェはビクッと背中を弾ませた。
「え?どしたの?」
「男の…何処の馬の骨とも分からん奴と一緒にひとつ屋の下で暮らすなんて…いくらなんでも危険だろう?」
「何処の馬の骨って…ユウは私の彼氏だよ?」
「「…」」
その瞬間2人の時間が止まる。
「あ、あの〜…」
優が恐る恐る話しかける。
「貴様…ミーシェに何をした?」
「…へ?き、貴様?」
母親であるセイラはありえないといった表で俯く。
「ミーシェに男など…俺は斷じて認めん!!」
「ちょ…パパ!」
「帰るぞ…ミーシェ。サラたちのところに戻るんだ。」
「え?やだよ?」
「…はぁ?!」
「だって私ユウと一緒に暮らしたいもん。」
「そ、そんなこと…。貴様っ!」
父は優の方をキッと睨みつける。
「え?いや…あの…落ち著いて…」
「貴様…俺のミーシェをよくも…」
「ちょ…ちょちょちょ…!パパ!タンマ!」
ガタッ!
その瞬間母が立ち上がる。
「私は認めません。ミーシェ、帰ってらっしゃい。」
真剣な表でカタコトでは無い日本語でミーシェに言う。
「やだ。」
「ミーシェ!」
「だ、だって私!!…ユウとじゃないと眠れないになっちゃったんだもん!!」
「「「…」」」
剎那、時が止まる。
例えるならそうピカソの名畫「ゲルニカ」実寫版だろう。
ミーシェのお父様の顔が凄いことになってる。
お母様なんて白目ひんむいちゃってるよ。
そう…CHAOSカオス。
「き〜さ〜ま〜!!」
「ミ、ミーシェさん?!何言ってくれちゃってんの?!」
「とにかくっ!私はユウと一緒に暮らすからっ!!これからもよろしくお願いしますっ!」
ミーシェは優に向き直り頭を下げる。
「あ、こ、こちらこそ?」
優も頭を下げる。
「何を勝手に話を…」
「むぅ…ならこれで…えいっ!」
「んぐっ?!」
ミーシェは優に深〜いディープキスをする。
これが斷末魔だろうか?
まるで猿が車に轢かれたようなび聲を上げて2人は気を失った。
「お前…どうしてくれんのよ…?」
「ふふふ…勝利っ!!」
…勝利じゃねえよバカヤローーーーーーーウ!!!
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