《ぼっちの俺がギャル風に好かれた件について》第7話 遊園地デート 後編
ジェットコースターに乗った後、晝飯を食べる事にした俺達は遊園地に併設されているレストランに來ていた。まだ11時ということもあってかまだ空きがあり混雑することもなく席を見つけ座る事が出來た。
「そんだけで足りるのか?」
晝飯を食べていたのだが莉沙のメニューがサンドイッチ3つとオレンジジュースのみだった。
「足りるよ。最近、ダイエット中だから」
「そうなのか」
「それより佑介はすごいね。さすが男の子ってじ」
莉沙は俺の食べている晝飯を見て心していた。
ちなみに俺のメニューは豚骨ラーメンのチャーハン大盛りセットにポテトフライと唐揚げセットを食べていた。
「晝飯の時間が早いって言ったけどなんだかんだ腹減ってたみたいでメニュー見てたらあれこれ食いたくなった」
「ふふ、佑介と結婚したら料理いっぱい作らなきゃね」
「いや、結婚どころかまだ付き合ってもいないんだが?」
「あたしの妄想では既に結婚していて子供2人いるよ」
どんな妄想してんだよ。々、莉沙の妄想が気になったがあまり深くは聞かないようにしよう。
「佑介って今まで彼とか作ったことないよね?」
「あると思うなら今すぐに病院に検査に行った方がいいぞ。告白されたのも莉沙が初めてだしな」
「あたしが初めて?じゃあ、佑介の初めて貰っちゃったってこと?」
「言い回しに違和あるからやめろ」
俺は言いながらラーメンのスープを飲み干す。やっぱりラーメンはスープも最高だな。
「凄い食べっぷりで見てる方もお腹いっぱいになりそう」
「それ妹にも言われた事がある」
俺は食べる事が好きなので基本的になんでも食べるし食べる量もたぶん人並み以上に食べてると思う。
「あたしも食べてくれたらいいのに」
「本當に何言ってるんだお前は」
俺はしょうもない事を言う莉沙に呆れ苦笑いをする。
そして、俺達は晝飯を食べ終えレストランを後にした。外に出ると晝飯を求めレストランに並ぶ人が長蛇の列を作っていた。
「先に食べてて良かったな」
「でしょ?おかげで乗りも空いてるよ」
「そうだな。飯食った後だから過激のはなしで」
「じゃあ、これなんてどう?」
パンフレットを見ていた莉沙が指差してたのは映畫を見る所だった。
「遊園地で映畫かよ」
「でも、椅子が揺れたり水が出たりするらしいよ」
「へぇー、ちなみに上映時間は12時半か」
今は12時を回った所なので充分時間には余裕がある。
まあ、せっかくだし行ってみるか。
「じゃあ、そこに行くか」
「映畫なら椅子に座ってイチャイチャ出來るし」
なんか莉沙の口から良からぬ言葉が出てきた気がするが気にしない事にしよう。
映畫。正式には4DXシアターと呼ばれるアトラクションに著いた俺達は椅子に座り上映まで時間を潰していたのだが……。
「何故、カップルシートなんてがあるんだ」
俺達が座っている席はカップルシートと呼ばれ2人掛けのソファーになっており莉沙は俺にを預ける形で座っていた。
「上映まで10分あるからたっぷりイチャつこう?」
「いや、周りの目があるだろ」
と周りを見る。しかし、俺達の両サイドのカップルに座る男は既にイチャついており軽くキスまでしていた。
「あたし達もする?」
「な、何をバカなことを言ってるんだよ」
「えー、いいじゃん!お互い初めてじゃないんだし」
「あれはお前が不意打ちでしたんじゃないか!」
莉沙に育館裏でキスされた時を思い出す。あの時は驚いてあまり反応出來なかったが今になって凄い事をされたんだなと思った。
そんな事を考えていると俺の視線は自然に莉沙のに行っていた。淡いピンクの綺麗なで見ているとドキドキしてきた俺。
「今、あたしの見てたでしょ?」
「い、いや見てないぞ?」
「ハハ、なんで疑問系なの?でも、の子ってそういう視線には敏なんだよ?特に好きな男の子視線にはね」
莉沙は顔を俺の顔に近づける。心なしかしを突き出しているようにじた。
「あたしは佑介とキスがしたい。ダメ?」
「俺と莉沙はまだ付き合ってないだろ」
俺はそう言い斷った。しかし、何故か嬉しそうな表を見せて俺の肩に頭を乗せる莉沙。
「『まだ』ってことはこれから付き合うってことを考えてくれてるんだ」
「えっ、あっ、今のは言葉の綾ってやつでだな」
俺は慌てて言い訳をしたが上機嫌な莉沙は聞く耳を持たなかった。
『それでは上映時間になりましたので4DXシアターを上映いたします』
そして、そんな放送とともに部屋が暗くなり映畫が放映された。
それから1時間、俺達は映畫に見るのに夢中になっていた。途中、莉沙は俺に抱きついたり隙あらば頬にキスしようとしたりはしたけどな。
「あー、楽しかった!」
「迫力があったな」
途中、パンフレットに書いてあった通り椅子が揺れたりして風や雷のリアルな音や振まで再現されていてかなり面白かった。
「佑介にいっぱい引っ付くこと出來たしね」
「お前は結局そこかよ!」
今でもしっかり腕組んで引っ付いてんだろ。
というか腕組まれるのにだんだん慣れてきた俺がいるわ。
「ねぇねぇ、次はどこに行く?」
「近くだとここだな」
「じゃあ、そこに行こっか」
パンフレットを広げて近くの場所を次の行き先に決定した。
そこから俺達は恐竜の探検コースターや魔法學校のコースターなどを周り気付けば辺りは暗くなり始めていた。
「最後はやっぱり観覧車だよね」
莉沙のその言葉で最後に観覧車に乗った俺達。周りがライトアップされとても幻想的な眺めになっていた。
「すごいロマンチック!」
莉沙は観覧車のゴンドラの中で景を見て激の聲を上げる。
「本當に綺麗だな」
かと言う俺も景を見てししていた。人も街もゴンドラが上がるごとに小さくなっていく。
「今日はありがとうね。凄く楽しかった」
対面に座る莉沙はにこりと笑う。ゴンドラの中は薄明るいが笑う莉沙の可い顔がよく見えた。
「好きな人とデート出來るって本當に幸せ」
「そ、そうか」
莉沙のその言葉にしドキッとする俺。
しかし、俺はどこか莉沙に悪い事をしているような気がした。
こんな可いの子が俺に好意を寄せて好きと言ってくれている。それなのに俺は『莉沙のことを何も知らない』からという理由で結局は人同士ではなく友達として付き合ってる。
『俺より良い相手がいる』
その疑問に莉沙は『それは佑介が決めることじゃない』と言った。
それは莉沙の言葉で納得した。だけど、付き合う相手の評価で付き合った方の評価にも関わるのではないか。
俗に言う『俺と莉沙では釣り合わない』だ。
俺がボッチであることはもちろん顔も別にイケメンではない。対する莉沙はとても可く人気もあると聞いたこともある。
例えば、俺と莉沙が付き合うとする。恐らく周りの評価は『あんなやつと付き合ってるのかよ』と絶対になる。
『莉沙って趣味悪い』
『あいつでイケるなら俺でもイけるんじゃねぇ?』
こうなると莉沙の評価が下がる。
だから俺は……莉沙の告白を斷るという選択が正しいと思う。
「なぁ、莉沙」
「何?佑介」
「俺らは友達だよな?」
「うん、今はね。でも、あたしは佑介が好きだし友達のまんまで終わるなんて思ってないよ」
莉沙は真剣な表になる。たぶん、俺がそういう表をしたからだろう。
「……やっぱり俺は莉沙と付き合うことはできない」
俺は言うか迷ったが結局そう告げた。
対する莉沙はし戸ったみたいで悲しい表を見せるがすぐに落ち著く。
「そっか。ちなみになんで?」
「俺と付き合うことで莉沙の評価が下がる。だから付き合うことはできない」
そう言い終わった瞬間、莉沙から強烈なビンタを頬に食らった。
「そんなことだろうと思った!!」
「えっ?」
「あたしの評価が下がる?そんなの知らない!大、なんで誰かと付き合うことを周りに評価されないといけないの!?あたしは佑介と付き合えるなら他人の評価なんて興味ないし佑介のことを悪く言う人なんて許さない!!」
「でも、俺と莉沙では釣り合わない」
「そんなの誰が決めたの!?佑介が勝手に決めただけじゃない!」
確かに俺が勝手に決めただけど現実問題そうなるに違いない。
「ねぇ、人になるのに相手の返事だけじゃなくて周りの聲まで聞かないといけない?」
「それは……違うと思う」
「でしょ?なら今の佑介だけの返事を聞かしてよ」
莉沙はし泣いていた。
それを見た俺はなんてバカな発言をしたんだろうと後悔する。
「正直、まだわからない。だけど莉沙といるのは楽しいかなって思ってきた」
「そう……ならあたしの努力も無駄じゃなかったんだね」
莉沙はそう言うとおもむろに立ち上がり俺の隣に座ると強引に俺のを奪う。數十秒間続いたそれは凄く甘い味がした。
「乙を泣かした罪って重いんだよ」
莉沙は俺に抱き著く。
俺はそれを抵抗しないでけれて軽く頭をでてやる。
「普段からそうしてくれたらいいのに」
「バカか。今回は俺が悪かったから特別だ」
「なら今を堪能しなきゃ」
莉沙は更に俺に強く抱き著く。
結局、ゴンドラが下がりきるまで莉沙は抱き著いたまんまであった。
ほんじつのむだぶん
mixi・pixivで無駄文ライターを自稱している私が、 日頃mixiで公開している日記(無駄文と呼んでいます)を 小説家になろうでも掲載してみようと思い実行に移しました。 これは1日1本を目安に続けていこうと思います。 ご笑納くだされば幸いです。
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