《ぼっちの俺がギャル風に好かれた件について》第8話 最悪な転校生
「今日からうちのクラスに新しい仲間が増える」
莉奈とデートした翌日、また月曜日というなの悪魔がやってきた。
今朝も學校をサボってやろうかという考えが出てきたが莉沙が心配するだろうと思い直しこうして學校に登校して朝のホームルームを迎えていた。
そして、何やら今日は転校生がクラスにやってくるらしくクラスメイト達は大いに盛り上がっていた。
「初めまして雪原真ゆきはらまいです」
教室のドアが開きってきた子生徒はそう挨拶し頭を下げた。
見た目はロングの茶髪に綺麗に整った可い顔付きが特徴のという印象。
そんな転校生に歓喜の聲を上げる男子生徒。
しかし、俺だけはその姿を見た瞬間に背中から冷や汗が流れ出す。
何故なら俺はその転校生を知っているからだ。
もちろん嫌な意味で。
「じゃあ、雪原の席は竹澤の隣だ」
先生がそう指示し俺の隣を指を指した。雪原はその指示に従いゆっくりこちらに歩いて來てやがて俺の前に立ち止まると口を開く。
「よろしくね。佑介」
そう言うと隣の席に座る雪原。
名前呼びされた俺はさらに恐怖でが震え上がった。
雪原真は中學2年の時の同級生。卒業するまで俺を男數人でめていたリーダー格のでもある。
俺から金を奪い暴力を振るいそして中學時代の地位を底辺まで下げた人である。
俺は人知れず隣の雪原に恐怖していた。
「人気だねあの転校生」
時間は過ぎて晝休み。俺は教室で莉奈と一緒に晝食を食べていた。
転校してきた雪原はクラスの子や男子に囲まれていた。
「……あぁ、そうだな」
俺はぶっきら棒にそう返す。
あれからは俺に何もしてこない雪原。なので俺はし安心していた。
「ねぇ、それよりまたデートしよう」
唐突に莉奈がそんなことを言い出す。
「は?なんで」
「だって昨日のデートめっちゃ楽しかったからさ。またデートしたいなぁって……ダメ?」
「い、いや、ダメじゃないけど」
俺がし嫌そうな顔を見せるとし上目遣いをしながらお願いしてくる莉奈に俺は目を逸らしてしまう。
「へぇー、2人仲が良いんだ」
そんな中、いきなり背後から聲を掛けられる。俺はその聲に一瞬で背筋が凍りついた。
「雪原……」
後ろを振り返るといつの間にかクラスメイトに囲まれていた雪原が俺を見下ろすようにして立っていた。
「てっきりそこの金髪にいじめられているのかなぁと思ったんだけど?」
「はぁ?なんであたしが佑介をいじめなくちゃならないのよ」
雪原の言葉にすぐに反応し怒ったような表を見せる莉奈。
「だってコイツ中學の頃いじめられてたし高校でもそうなのかなと思って」
「昔の話だろ。今は別にいじめられてない」
「ふーん、そうなんだ。……つまんないの」
最後の方は聲が小さく聞き取れにくかったが俺にはバッチリ聞こえた。
「そうだ。コイツが中學時代何したか教えてやろうか?」
雪原は莉奈を見ながらそう呟く。
俺は嫌な予がして雪原を制止する。
「噓話だろ。しかもお前が流した」
「私がまだ噓付いてるって言うんだ……。あの時のことまだ反省してないんだね。アンタが子生徒を犯したこと」
雪原はわざと大きな聲でそう言う。すると雪原のその発言に騒めき出すクラスメイト。
「ちょっと!佑介がそんなことする訳ないでしょ!いい加減なこと言わないでよ!!」
莉奈が大きな聲を上げて雪原の言葉に反論する。
「いい加減なこと?なら私と同じ中學の人に聞いてみたら?ねぇ、高橋君?」
雪原が1人の男子に目を向ける。高橋君と呼ばれる男子はメガネを掛けておりしオドオドしたような姿を見せる。
「た、確かに雪原さんの言う通りで竹澤君が中學の頃に子生徒を無理矢理犯したって話は學校中に広まってました」
「ほらね。こいつは中學の頃、子生徒を無理矢理犯す犯罪者だったんだよ!」
雪原は俺を指差してそうクラスのみんなにそう告げる。
「マジかよ」
「あいつ最低だな」
「うちのクラスに犯罪者がいるなんて信じられない」
「宮村さんも脅されてるんじゃ」
クラスメイトの中からそんな聲が聞こえ俺に冷たい視線が集中する。
「ふざけないで!そんな話あたしは信じないから」
莉奈は雪原を睨み付けると雪原も負けじと莉奈を睨み付ける。
だが、それも晝休み終了のチャイムが鳴り教室に先生がってきたことによりお互い睨み合うのを止める。
「またいじめてあげるから」
そう隣に座りながら呟く雪原。
そして、その言葉に恐怖を覚える俺がいた。
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