「んぐ、んぐ………んくっ！………うん！すっごい味しいですね！この沖縄そば！」

俺たちは、晝食をホテルの近くにあった沖縄そばを出している店にった。

沖縄そばを食べるのは、初めてだったがとても味かった。

ちなみに靜香のそばをちゅるちゅると食べている姿はめちゃくちゃ可い。

「このあっさりとした出にちょっと獨特な麺がよくあってとても味しいです。」

「うん、確かに味しいね。」

「俺って沖縄そばを食べるのって初めてだったんですがなんか、気にっちゃいました。」

「私もすごい気にったわ。ん〜、味しい。」

「靜香は、どうだ？気にったか？」

「はい、結構味しいです。」

どうやら沖縄そばは、みんなに好評のようだ。

みんな、その後は沖縄そばを堪能した。

「あ、そう言えば一君、今日はこれからちょっと親戚に顔を出したりするけどいいかな？」

「はい、もちろん構いませんよ。」

「ありがとう、それと君もちょっと挨拶してしいんだけどな。」

「お、俺もですか！？ど、どうして！？」

「まぁ、それは……せっかくだしね。わざわざ來てもらったのに一日目から何もしないなんて嫌だろ？だからね。」

「べ、別に嫌じゃないんですが………わ、分かりました。連れてきてもらってるですからね。」

「ありがとう。それじゃ、みんな食べ終わったことだしそろそろ出るよ。親戚の家にはこのまま直接行くからね。」

和博さんは、そう言って會計を済ませた。

そして、店を出た後俺たちは、バスに乗って和博さんの言っていた親戚の家へと向かった。

バスに乗って移したのは約30分間。

その際俺は、どう挨拶しようかずっと考えたがいい案が出ずその場の勢いに任せることにした。

「やぁ、待っていたぞ、和博。」

「こうやって會うのは數ヶ月ぶりだよね、郁彌。」

「あら、忍さんと靜香ちゃん、また綺麗になったんじゃない？」

「ふふ、何言ってるんですか、玲さん。玲さんこそ綺麗になってますよ。」

「そう？お世辭だとしても嬉しいわ〜。」

今さっきから和博さんと話している男が神崎かんざき 郁彌ふみやさん。忍さんと話しているが神崎かんざき 玲みれいさん。

二人とも、すごい優しそうな人たちだ。

なんかこういう格式の高い家柄の人たちってもっと威厳があったり近づけないようなそんなじがするもんだと思ってたけど全然違うんだな。

「ん？もしかしてそっちの男の子って……」

「ああ、紹介が遅れたね。………僕の娘の許嫁である上ノ原 一君だよ。」

「「っ！？」」

「おお！やっぱりか！なかなかの男前だな。……って待てよ？上ノ原ってどこかで聞いたことがあるような……」

「ま、まぁ、それは置いといて一君、挨拶してくれる？」

「は、はい。」

くそ、和博さん、俺を騙したな。いや、靜香も驚いていたから靜香にも黙っていたんだろう。許嫁と紹介するならそう言っててくれたらよかったものの。

ってか俺も考えればわかる事だったじゃないか！俺と竹本家の関係は、靜香との許嫁で繋がっている。だから、絶対に他の親戚に許嫁ができたと紹介するはずだ。

はぁ、まぁ、今頃どう考えても遅いか。

ここには連れてきてもらってるだからちゃんと挨拶しないと。

「初めまして、郁彌さん、玲さん。お……私は、許嫁(仮)をさせてもらっています、上ノ原 一と申します。よろしくお願いします。」

「ああ、よろしくね。しっかりしてる子だね………って、許嫁(仮)って何？」

「まだ、私と靜香は、お互いけれられないので今は、そういう形にさせてもらってます。」

「そうなんだね………靜香ちゃんと仲良くするのは難しそうだけど頑張ってね。」

「はい、結構苦労していますが頑張ります。」

まぁ、こんなものでいいだろう。

その後、1時間ほど神崎家に居座って話をした。

まぁ、話の容は俺がれるものとれないものがあったのでそこまで詳しく分からなかった。

「それじゃ、そろそろお暇させてもらうよ。」

「もう帰るのか。また來てね。一君もまた顔を見せてね。」

「は、はい、またここに來た時は伺わせてもらいます。」

なんかすごいぎこちない挨拶だったけどまっいっか。

ってか、やっぱり初対面の人と話すのは張するもんだ。結構疲れた。

俺は、そんな疲労を抱えながら神崎さんの家を後にした。

「一君、ごめんね、急にあんな挨拶させちゃって。」

「い、いえ、大丈夫ですよ。無事に済みましたし。…………でも、やっぱり俺と靜香は、親戚には許嫁って紹介するんですか？」

「……うん、そのつもりだよ。まだほかの県にも親戚が大勢いるからまたいつか挨拶してしいんだけど……お願いできる？」

「………分かりました。」

正直に言うとものすごい斷りたい。俺も靜香もんでないのに結婚なんてしたくはない。だから、挨拶回りに行くのもゴメンだ。

だけど……やっぱり家の事があるんだろうからそう易々と斷ることは出來ない。

でも、いつかはちゃんと蹴りをつけときたい。本當に俺と靜香がお互い好きになれたら……まぁ、そんなことありえないよな。

…………だって俺は、ロリコンじゃないんだから！