《ボクの彼は頭がおかしい。》20
「早瀬くーんっ」
「なに?」
「會いたかったー」
「…毎日會ってるじゃん」
お晝前の11時。
夏休みの宿題をしていると、五月が家にやってきた。
僕の様子を見て一言。
「わたし、晝ごはん買ってくる」
ありがたいけど……
宿題から逃げてるだけだよね。
彼に二千円を渡し、待つこと一時間。
ようやく帰ってきた。
不吉な包みを抱えて。
「これ、誰が食べるの?」
「もちろんわたしたち」
彼はハンバーガーを20個買ってきました。
黙々と食べ進め、飲んで食べて食べて食べて飲んで食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて食べて。
あれ、食べ終わらない。
僕、8個完食。
五月、4個完食。
バーガー殘り、8個。
すでに僕のお腹は満杯だ。
これ以上は厳しい。
「もう食べきれないよ」
「だめ。食べるの」
「いや、限界」
「…これを完食するかどうかに、わたしたちの未來がかかってるのよ」
何を言い出すんだ。
「意味が分かりません」
「とにかく食べきるの。そうしたらわたしたち、結婚できるんだから」
「ぶっ飛んでるなぁ」
「早瀬くん、わたしと結婚したくないの?」
「したいです」
「じゃあ殘さず食べて」
もっとこう…ロジカルにいこうよ。
それからさらに食べ進めること數時間。
午後五時。20個完食。
「五月」
名を呼んだ。
小さな窓からし込む夕暮れが、彼の橫顔をしく映えさせている。
「どうしたの、早瀬くん」
「えーっと」
「うん」
「……」
「……」
「いつか僕と結婚――ウッ、ダメだ我慢できなウオウェ」
「早瀬くん?……え、まさかええ!?」
「うぅっうっ」
「あぁぁあこっち來ないでぇぇええ!」
「うぅぅええええ!!ゲロゲロゲロゲロ」
●●まみれの五月。
僕の●●。
ちょっと興す――
「どう落とし前つけてもらおうか?」と、不気味に笑う五月様。
殺気の度合いが半端じゃない。
「本當にごめんなさい。この間しいって言ってたバッグ買ってあげるから許してください」
たまらず土下座する。
(半強制的に大量のバーガーを食べさせた彼も悪いような気がしないでもない)
「わかった。じゃあバッグ20個で許してあげる」
…いやいや。
何でそんな20にこだわるの?
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