《ボクの彼は頭がおかしい。》多忙を極める
恐ろしく忙しかったワンウィーク
月曜日。
朝、學校に著くと、校門で仙人くんが挨拶運を一人で行っていた。
選挙に出る人が付けてるアレ、「たすき?」を掛けていた。
『彼募集中』と達筆な字で書かれていた。
かわいそうに。
晝休み。
王とその取巻き専用のランチプレイスに雫さんが招待されたということで、心配になり五月と見に行った。
なぜか王が雫さんに、言葉遣いとか正しい姿勢を叩きこんでいた。
「何でこんなことしてるんですか?」って王に聞いてみたら、「あたしの後継者はこの子にしようと思って」と言われた。
マジでやめろって思った。(思っただけ)
放課後。
大雪くんに、この一週間で一曲完させるように言われた。
五月と僕のダブルボーカルで、簡単なやつでいいからお願いしますとのこと。
うん、作曲なんてやったことないのに。
バイト、疲れた。
火曜日。
朝、學校に著くと、昨日と同じように仙人くんが挨拶運を行っていた。
たすきには『彼できました』と書かれていた。
すげぇ。
晝休み。
五月とお壽司を食べるために學校を抜け出したら、ちょうどそこに先生も居てすごく怒られた。
放課後。
大量の反省文を書き、そのままバンド練習のためスタジオに直行。
バイト、なし。
水曜日。
朝、たすきには『文化祭でのライブ決定』と書かれていた。
そう、我々平開化は、來週行われる高校の文化祭においてなんとまぁ全校生徒の前で演奏することになったのです。
だから一週間で一曲作らないといけないんです、まだ全然出來てません。
授業、休み時間、晝休み。
ひたすら曲の構想を練る。
めっちゃ難しい。
放課後。
バンドの練習に直行。
牛くんが遅れてきた。
王となんかやってたらしい。
バイト、なし。
木曜日。
前田くん(五月に蹴り飛ばされて気持ちいいってんでたあの人)に遭遇して不愉快な思いをした。
何でも最近、五月にまとわりついているらしい。
王に頼んで抹消してもらおうかと本気で考えたけど、ギリギリ踏みとどまった。
僕は純粋なままでいたい。
この日の出來事はそれぐらい。
とにかく忙しかった、の一言に集約させてもらいます。
あ、そう言えばこの日はバイトに行きました。
雫さんと同じシフト。
王の指導のせいか、數日前よりもちょっとだけカッコよくなっていた雫さん。
バイト終わりに、王が雫さんを迎えに來た。
「トップに君臨するにはそれ相応の知識、威厳、強さが必要なのよ」みたいなことを王は言っていた。
「さ、さすがです」
雫さんは王の言葉を一つ殘らずメモに書きとめていた。
まぁ、王の権力は校において校長の次ぐらいに強いですからね。
そうとうな知識、威厳、強さが必要なんでしょうね。
…何で雫さんを後継者に選んだんですか。
(どう考えても不適任でしょう)
金曜日。
この日は月曜に行われる文化祭のため、授業は無しで準備のみ。
ちょっとだけ文化祭について説明しておくと、まず期間は二日間です。
一日目はステージ部門で、全校生徒が貸し切られた學校付近のホールに集められ、さまざまな出しの鑑賞。
出しの容は、まず文化系の部活(演劇部・吹奏楽部・ダンス部・アナウンス部など)の発表。
それから、出場希者による発表。
(僕たち平開化はこのときに出させてもらいます)
あとは、まぁ々あるけどカットします。
二日目に行われるのが、場所を校に移しての自由部門。
これはよくある文化祭のアレ、それぞれクラスごとに分かれて喫茶店やったり、焼き鳥屋さんやったり、まぁなんかそういうやつです。
大雑把に言うとこんなじです。
この日の夜、作曲に苦戦する僕に五月が浴剤をプレゼントしてくれた。
早速使ってみると、湯船がのに染まった。
土曜日、日曜日。
學校に出ました。
文化祭前の週末は強制登校ではないのですが、生徒の8割が準備に參加します。
そうでもしないと間に合わないからです。
で、僕たちバンドメンバーは、バンドの練習と各クラスの出店の準備に追われました。
ちなみに、ようやく曲が完。
ピアノメインの簡単な曲。
完できたのは、たぶん浴剤のおかげです。
ハッピーエンド以外は認めないっ!! ~死に戻り姫と最強王子は極甘溺愛ルートをご所望です~
婚約者の王子とお茶をしていた時、突然未來の記憶が流れ込んできたフローライト フローライトは內気で引き籠もりがちな王女。そんな彼女は未來で自身が持つ特殊かつ強力な魔力に目を付けた魔王に誘拐されてしまう。 それを助けてくれるのが心根の優しい、今目の前にいる婚約者の隣國の第二王子、カーネリアン。 剣を取り、最強と呼ばれるほど強くなっても人を傷つけることが嫌いな彼は、フローライトを助けたあと、心を壊して死んでしまう。 彼の亡骸に縋り、後を追った記憶が蘇ったフローライトは、死に際、自分がもっと強ければこんなことにならなかったのにと酷く後悔したことも同時に思い出す。 二度と彼を失いたくないし、王子と自分の將來はハッピーエンド以外あり得ないと一念発起したフローライトは、前回とは全く違う、前向きかつ、バリバリ前線で戦う強すぎる王女へと成長を遂げる。 魔王になんか誘拐されるものか。今度は私があなたを守ってあげます! ※基本、両想いカップルがイチャイチャしつつお互いの為に頑張る話で、鬱展開などはありません。 ※毎日20時に更新します。
8 123【書籍化】傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん
「貴方との婚約は白紙に戻させて頂く」凍りつくような冷たい美貌のリューク・バルテリンク辺境伯は決斷を下した。顔だけは評判通りに美しいが高慢で殘酷な性格で、贅沢がなにより大好きという婚約者、ユスティネ王女……つまり私の振舞いに限界になったからだ。私はこれで王都に帰れると喜んだけれど、その後に悲慘な結末を迎えて死亡してしまう。気がつくと再び婚約破棄の場面に時間が巻き戻った私は、今度こそ身に覚えのない濡れ衣を晴らし前回の結末を回避するために婚約破棄を撤回させようと決意した。 ※ビーンズ文庫様より書籍版発売中です。応援ありがとうございました! ※誤字報告ありがとうございます!とても助かります。ひらがな多いのは作風ですのでご容赦下さい。※日間総合ランキング1位、月間総合ランキング2位、月間ジャンル別ランキング1位ありがとうございました!※タイトル変更しました。舊題「傲慢王女な私でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」
8 111みんなは天才になりたいですか?僕は普通でいいです
「何? なんか言いたそうな顔してるけど。」 「んー?? そう見えるのはアンタが何か言って欲しいからじゃないのか?」 「…………はあ?」 時にはぶつかる事もある。ちょっぴり甘酸っぱい、全速全力バスケ部ラブコメ!! ※なるべくルールが分からなくても楽しめるように工夫していきます ※バスケシーンが読みたいんだよ! って方は2章から読まれることをお勧めします
8 76皇太子妃奮闘記~離縁計畫発動中!~
小さな國の姫、アリア。姫の中でも一番身分も低くく姉達に度々いじめにあっていたが、大國の皇太子、ルイス王子から求婚され、三才で婚約した。アリアはのる気でなかったが、毎年會いに來てくれて、「可愛い」「幸せにするよ。」「好きだよ」「君一人を愛する」と言葉に施されその気になっていた。12才でこっそりと皇太子のいる國へ行った····ら、既に側妃を二人娶っていた!しかも女好きで有名だった!現実を突きつけられてアリアは裏切られたと思い、婚約の破棄を父である國王にお願いをしたが、相手があまりに悪いのと、側妃くらい我慢しろ言われ、しぶしぶ嫁ぐことになった。いつまでもうじうじしていられない!でも嫌なものは嫌!こうなったら、円満離縁をしてみせましょう! そんな皇太子妃の離縁奮闘記の物語である!
8 150冷徹御曹司の無駄に甘すぎる豹変愛
無駄に淫らにいやらしく 世界で一番無駄な戀を改稿しました! 元ピアノ講師倉田ひかりは、ふらりと參加した會社説明會で、ブリザードなみにクールなCEO烏丸憐と出會う。 「君は無駄のテンプレートだな」 彼に指摘された言葉はあたっているだけにショックで。 ところが、ひょんなことから憐と再會したひかりは、彼と関係を深めていく。 感情のない男と目標のない女のロマンティックラブ。
8 147アナグマ姫の辺境領修復記
王都図書館の奧深く、《アナグマ姫》と揶揄されつつ、ひっそりと古書修復に勤しんでいた第十王女のアニエスは突如、父王の遺言で辺境領地を相続してしまう。 そこは數々の災難により無人の廃墟と化し、領內を魔物が闊歩し魔王が棲みつき、おまけに時々異界から何かが迷い込む、とんでもない土地だった。 たまにめげそうになりつつ、主人公が領地再興に向けてがんばる話。 (※本編完結済み)
8 172