《される王の語》親も親なら子も子ってね
バァンッ
「おはよう、シルフィオーネ。よく眠れたかしら」
朝からそうそうお出ましなのは、ピンクの髪にピンクの目をして、お腹のおが気になるラベンナ様。
私ににんじんを投げてくる。
「はい、優しい優しい#私__わたくし__#がわざわざ貴方のためにご飯を持ってきてあげたわ。」
今日はまだ朝ごはんが貰えるだけ、いい日だ。
「拾って食べなさい」
にんじんを拾い、水で洗う。持っていたナイフで皮を向き、スティック狀に切ると生でポリポリと食べ始めた。
それを見てラベンナ様は満足そうだ。
「くすくす…まるで家畜だわ」
流石に、にんじんに毒はないよね…
ラベンナ様は私のクローゼットを開ける。まぁ、素晴らしくらいにワンピース1著しかっていない。
「貴方、これだけなのぉ?噓でしょっ、の子として終わってるわねぇ~。わたくしはここからここまでいーっぱいドレスがってるのよっ!」
「まぁ、貴方みたいな不細工にドレスなんて無駄よねっ。こんなボロボロの服の方がよっぽどお似合いだわ」
「あーあ、可哀想。本當に貴方可哀想。こんな人な私の妹だなんて…私でくすんで見えないでしょうに…。聲だってブッサイクだものね…まだ黙っていた方が安心だわ!」
毎日毎日似たような事をして、飽きないのでしょうか、義姉様。
そろそろ、泣こうかな…
「…ちょっと、貴方いつも泣くか下を向くかするじゃない。何よ、生意気ねっお母様に言いつけてやるんだからっ!」
そう言ってラベンナ様は部屋から凄い勢いで出ていった。
あぁ、やってしまった。
もっと面倒臭い方が來てしまう…
【書籍化】傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん
「貴方との婚約は白紙に戻させて頂く」凍りつくような冷たい美貌のリューク・バルテリンク辺境伯は決斷を下した。顔だけは評判通りに美しいが高慢で殘酷な性格で、贅沢がなにより大好きという婚約者、ユスティネ王女……つまり私の振舞いに限界になったからだ。私はこれで王都に帰れると喜んだけれど、その後に悲慘な結末を迎えて死亡してしまう。気がつくと再び婚約破棄の場面に時間が巻き戻った私は、今度こそ身に覚えのない濡れ衣を晴らし前回の結末を回避するために婚約破棄を撤回させようと決意した。 ※ビーンズ文庫様より書籍版発売中です。応援ありがとうございました! ※誤字報告ありがとうございます!とても助かります。ひらがな多いのは作風ですのでご容赦下さい。※日間総合ランキング1位、月間総合ランキング2位、月間ジャンル別ランキング1位ありがとうございました!※タイトル変更しました。舊題「傲慢王女な私でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」
8 111視線が絡んで、熱になる
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8 107【連載版】落ちこぼれ令嬢は、公爵閣下からの溺愛に気付かない〜婚約者に指名されたのは才色兼備の姉ではなく、私でした〜
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8 104出來損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出來損ないを望む
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