《視線が絡んで、熱になる》episode8-1
何てことを言ってしまったのだろうか。
何度も柊のあの困ったような顔が浮かんできては恥でどうにかなりそうだった。
今日もこれから出社して柊と顔を合わせなくてはいけないことを思うと胃が痛む。
(もうこれで…終わりだよね)
好きです、そんな告白をけ面倒に思ったのだろう。だから困ったような顔をしていたのだと思った。柊のいなくなった部屋でしばらくボーっとテレビを見ていたらあっという間に時間が過ぎた。
――
…
出社をすると涼は13時出社だから営業一部には智恵だけがデスクに座っていた。
彼に挨拶をすると相変わらず妖艶な微笑を浮かべて挨拶を返してくれる。
今日はお団子ヘアでうなじが更に気を放っていた。
柊にチラッと視線を合わせて一応挨拶をした。
「おはようございます」
「おはよう」
今朝のことなど気にもしていないという態度でそれはそれで切ない。
琴葉のように唐突に好きです、と告白するようなは多いのだろう。“慣れている”のかもしれない。
今日も眼鏡ではなく、コンタクトレンズを裝用している。化粧はベースメイクだけはしてきた。
もうしちゃんとした方が良かったかもしれないが、フルメイクをする気にはなれなかった。
資料作りや企畫部や制作の人たちとのメールのやり取りで午前中は時間が過ぎていった。
あっという間にお晝休憩の時間になる。晝休憩の音楽がフロアに流れる。
柊が立ちあがってどこか外で晝食を取るようだ。
しかし、急に柊から名前を呼ばれた。
「藍沢、ちょっといいか」
「…あー、えっと…はい」
斷ろうにも斷る理由がなかった。席を立つとき一瞬智恵と目が合った。
含みのある笑みを浮かべる彼にすべてを見かされている気がして無意識に逸らしていた。
柊が「會議室へ行こう」というので、ただ彼の後をついていく。
お互い無言で同じ階の小さな會議室へ行く。
今日は誰も使用していなかったのだろう。った瞬間、むわっと熱い空気がに纏わりつく。すぐにエアコンをれて柊と向かい合うようにパイプ椅子に座る。
「…話とは、」
「業務中に個人的な話をしたくはないが」
今朝のことだろうか。合鍵を返せということだろうか。そう言われてもいいように、今ジャケットの中にそれを忍ばせてきた。
威圧的な視線から一気にらかいものへと変化し、琴葉を見つめる柊は珍しく言葉を詰まらせていた。
(迷だよね、やっぱり)
あのまま告白などせずにいたらよかったのに、出てしまった言葉を戻すことはできない。
「琴葉、俺は…―」
途端、會議室のドアが開いてがってきた。
「あ、すみません…」
琴葉と柊を見て気まずそうにしているは確か総務部の人だ。
もしかしたら晝休み休憩はいつもこの會議室を使用しているのかもしれない。柊も晝休憩だから會議室の予約はしていないだろう。
「じゃあ、その話はまた別で…」
「…」
とりあえずこの場をそのに譲り、琴葉と柊は會議室を出た。
無言で営業部のあるフロアへ戻るが廊下だというのに「琴葉」と下の名前で呼ばれた。
肩越しに返事をすると
「今日は俺の家で待ってる」
「…え」
「合鍵渡しただろう。遅くなってもいい。今日は制作部と一緒に立ち會いだろ」
「そうですが…」
「待ってる」
そう言われ頷くこともできずに立ち盡くしていた。
「不破マネージャー、いたいた!電話來てますよ」
「わかった。今行く」
ちょうど柊を探してウロウロしていた奏多が大きな聲で彼を呼ぶ。琴葉を一瞥してその場を去る柊の背中を見つめながらしばらくはその場からけなかった。
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