《異世界戦國記》第四十一話・到著
萱津の戦いに勝利し信友軍を追い払った俺は信繫軍に清州城を包囲するように伝え俺が率いる千五百はそのまま北上した。目指すのはもちろん信康が籠る尾張北部の城だ。
萱津での戦いの後直ぐに忍びから土岐頼蕓が攻勢を強めてきたという報告が來た。今のところ問題なく対応できているらしいがこれが何度も続けば城は落ちるだろう。そうなれば南へと逃げることになるが俺はそれでもいいと思っている。現狀の兵力では土岐軍に勝てないからな。土岐軍との戦いは信友を倒してからだな。
そう言うわけなので俺はひたすら北上し二日後には城にたどり著くことが出來た。この二日間城が落ちたという報告はなかったため今も懸命に城を守っているのだろう。確かにあそこには信康を始めとした弾正忠家の家臣が守っている。那古野今川家や藤左衛門家の兵が混じっているわけではないのでうまく守ることが出來ているのだろう。
とは言えこのまま放っておくわけにはいかないので半包囲している土岐軍の背後へと回り込むように移すると俺は高らかにんだ。
「籠城している兵を助ける!全軍突撃!」
「「「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」」」」」
「籠城している兵を助ける!全軍突撃!」
「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
信安がその聲を聴いたのは偶然であった。
兄信秀の命に従い信友よりも優先して北部の城を落とすことに集中した。おかげで城を落とすことは出來直ぐに改修工事を行った。しかし、その途中で北部から侵攻してきた土岐軍の攻撃をけてしまった。迎え撃とうにも敵の數は五千。二千しかおらずここまでの行軍と城攻めで突かれている信康軍では話にならなかった。その為信康は籠城を決めた。
信秀からは最悪の場合は城を捨てて撤退してもいいと言われているので必死に守りつつも撤退用の道を確保しながらの籠城となった。當初土岐軍は城を囲むだけであったがそれが変わったのは二日前の事であった。
兄信秀が使っている忍びから萱津での戦いに勝利したことが伝えられていた。信康は當初兄の勝利に純粋に喜び土岐軍も撤退するかもしれないと考えていた。所が信康の予想は外れ土岐軍は積極的に城攻めを行ってきたのである。その攻めは苛烈を極めたった一日で負傷兵が三割近くまで出てしまっていた。そして翌日も激しい攻めが行われ兵の疲労もあり落城寸前まで追い込まれていた。
信康は城からの出を重臣の通安と考えて計畫を練っていた。そして次の日から撤退しようとしたがここで予想外の出來事が起こってしまう。負傷兵が半分を超えていたのである。特に歩くのも困難な者が多く全員で逃げだすのは不可能となっていた。
通安たち家臣は信康だけでも逃げるように言うが信康はかたくなに拒否して敵から兵士を守るように自ら前線に出て槍を振るっていた時にその聲が聞こえてきたのである。
慌てて塀の隙間から外を覗き込むと土岐軍の後方から奇襲をかける軍勢の姿が見えた。旗印は黃に織田木瓜。味方であった。更にたまたまであったが兵の中に自の兄である信秀の姿が見えた。信康はとっさに聲を上げる。
「援軍が到著したぞぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
信康の聲に一瞬靜寂が場を支配したがすぐに見方から地面を割らんばかりの歓聲が聞こえてきた。信康はこれを機に一気に城を出て土岐軍に切りかかろうと思ったがそうするには負傷兵は多くまた前線に出ているため全を見通すことが出來ていなかった。
とは言え信康は直ぐに近くの兵士の中で比較的負傷していない者を選ぶと城を出て信秀の軍と連攜する形で揺する土岐軍へと襲い掛かった。
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