《異世界で始める人生改革 ~貴族編〜(公爵編→貴族編》第9話 楽をさせたいわけじゃない
「……」
しばらく放心していた。
別に無雙がしたくてこの世界に來たわけではないが、それでもやっぱり憧れはある。
しかし最初の一手で挫折に追い込まれた。
やっとの事で神を立て直して出た言葉が(正確には思った言葉だが)。
(Oh……I see……)だった。
(語訳 おお、なるほど)
その時ふと神様の言葉を思い出す。
「我は決してお前に楽をしてしいわけではない。」
怒っているわけでは決してない。決してないのだが、
(なんだ。この微妙な気持ち。
がっかりはしているのだがそれと同時にホッともしているこのなんとも言えない覚)
しばらくこの微妙な気持ちについて考えていると、急にひらめく。
(ああ、あれだな、前者は無雙できるかと思いきやできなかった事に対する落ち込み。
後者は歯止めが効くことに対する安堵だな)
攻撃魔法が使えないという事は、一人では戦えないという事である。
俺は公爵の長男であるらしい。
前線で指揮をとるならともかく剣で敵とぶつかり合うなんて以ての外だ。
即ち攻撃系魔法が使えないということは最低限仲間が必要であり、かつ仲間を大切にする必要がある。
(前世で友を失いボッチでいじめられっ子であった俺に他者と繋がる事を強要するわけだ……。
楽をしてしいわけではない、ね……。
なるほどこれは楽じゃないな)
普通の人なら大したことではない話でも俺にとっては違う。
(解決策は自分で見つけろということですかね)
一通り観終わった後の想としては、よく考えられていると思う。
前世でボッチだった俺がチートなスキルを手にれたらこの世でもボッチになる事は想像に難くない。
よしんば仮に友ができたとしよう。
最初はいい。だが俺は彼に対する価値、というか自分にとっての重要度を決して上げることは無いだろう。繰り返し言うが俺は調子に乗って前世で間違えた男だ。
そしてその関係にしでも傷がつこうものならきっとこう思うだろう。
「こんな奴いなくても何とかなる」
俺はきっと、いやほぼ間違いなくそう考える。
それではダメなのだ。そんな人生を送るために天國行きを蹴ってまでここに來たわけではない!
これを聞くと大抵こう思うだろう。
「じゃあ見下さなければいいんじゃないの?」と。
人の気持ちはそんな簡単なもんじゃない。
頭ではきっちりと見下してはいけないと理解しているのだ。
だが、心が勝手に人を見下すのである。頭で見下すなと言っているのにその人に対する心の評価が一向に上がる気配が無いのだ。
そういったことは、前世で何度もあった。
仮面をつけたまま一緒に居られるはずもなく、つい何かの拍子にボロが出てしまう。
神様は全知と言っていた。
恐らく俺のこの格を知っていたのだろう。
だからもう一度言う。
(なるほど。よく考えられている)と。
(まあ、とりあえずの目標が決まったのはいいことだな!
魔法のレベルを上げながら俺のレベルも同時進行で上げていくという事で決まりだろう!)
だが一つ疑問が殘る。
(お父様とお母様は何故このスキル群を見て落ち込んだんだ? 悪くはないよな?
前世でのゲームの知識がある人間として言うけど、まあなかなかいいスキルが揃ってると思う。
攻撃系魔法が使えないのは確かに痛いけどそんなもの些細な問題だ。
支援系と回復系でバンバン押して押して押しまくればそうそう負けない戦いができるはずだが?
実際お母様のステと比べてもレベル差を除けば俺の方が數段上だと思うし……。
意味わからん!
てか、昨日? 何話してたんだろうか……。
むちゃくちゃ気になるな)
攻撃系魔法が使えない事を除いても、それなりの好條件で産まれてきている自信があるだけにやはり緒話をされると、何か俺の能力に悪い事があったんじゃ……とか俺の能力がも宗教的なもの(あるかわからないが)に引っかかってるんじゃとか悪い事ばかり考えてしまう。
なんて言ったってレア度10と9を同時に持っている男だからな。
でも、「わ、我が子に神が生まれてきた!」っていうじでもなかった。
(明らかに落膽の聲が出てたからな。
ミスクリエイトとか言ってたし……。
創造間違いか……。
そら怒るわな。今更その程度で傷付くほどヤワな鍛え方はしていないがやはり思うところはあるぜ。
お母様だってせっかく産んだ我が子、しかも初の子供にそんな事言われたら落ち込むだろうしな……。
ふむ……。マジこれからどうしよう)
そして、俺はまだ見ぬ將來の面倒事に頭を悩ませるのだった。
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