空は暗く、無數の星が瞬いている。

夜になったのだ。

そして俺はどこにいるかと言うと、山の頂上、眠ったフェニックスの背後に來ている。

理ノ神によると、このまま毒霧を吐けば倒せるらしい。

本當かどうかは分からないが、きっとそれで倒せるのだろう。

そうでなければ困る。

試したいことも試せないしな。

「ファーーー」

毒霧を掛けてみたが、反応がない。

本當に倒せるのか？

毒霧が晴れた。

そこにあったのは、赤く燃え盛る同じく赤いだった。

なんかグロいな。

念のためステータス確認しとくか。

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ステータス

名 (無い)

種族 フェニックス

攻撃力 0

防力 0

耐久力 0

持久力 0

瞬発力 0

総合戦闘力評価 G

スキル

フェニックスの羽・一年環蘇生(保存スキル：火炎魔法・火炎魔・火炎魔道・神速・神速魔王の卵)

SP 0

蘇生まで1日3時間18分

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よし、問題ない。

それにしても後1日ちょっとで生き返るのか。

流石フェニックスだな。

それじゃ、あれを試すとするか。

「眷屬化発、対象こいつ。」

あえて聲に出して言ってみた。

ちなみに対象こいつは言わなくても大丈夫だ。

『フェニックスが眷屬とりました。』

お、出來た。

眷屬化と眷屬行使を取っといて良かった。

そう、俺の試したいこととはフェニックスを眷屬とすることだ。

ちなみに眷屬化と眷屬行使の能力はこうだ。

眷屬化 対象を眷屬にする。対象が自より弱いほど功しやすい。 進化不能

眷屬行使 眷屬に指示を出せる。これがないと眷屬は言うことを聞かない。 進化不能

フェニックスは決して弱い相手では無いのだが、一度殺したことにより蘇生待機時間ができる。

その間弱くなるから、眷屬化に功したのだ。

こうして俺はフェニックスを配下に加えることに功した。